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公開番号2025065926
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-22
出願番号2023175465
出願日2023-10-10
発明の名称画像測定機
出願人株式会社ミツトヨ
代理人個人
主分類G01B 11/02 20060101AFI20250415BHJP(測定;試験)
要約【課題】測定の実行を開始するための操作を要さず作業の効率化を図ることができる画像測定機を提供する。
【解決手段】画像測定機1は、測定対象物を載置する載置台2と、載置台2と対向して設けられ測定対象物の画像を撮像する撮像手段3と、画像測定機を制御する制御手段4と、少なくとも測定対象物の形状と当該測定対象物に対応する測定方法とを対応付けて記憶する記憶手段5と、を備える。制御手段4は、撮像手段3により撮像された画像に基づいて載置台2に測定対象物が測定可能な状態で載置されたか否かを判定する載置判定部41と、測定対象物が測定可能な状態で載置されたと載置判定部41が判定した場合、画像に写る測定対象物の形状に基づき当該測定対象物に対応した測定方法を選択し測定を実行する測定実行部42と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象物を載置する載置台と、前記載置台と対向して設けられ測定対象物の画像を撮像する撮像手段と、少なくとも測定対象物の形状と当該測定対象物に対応する測定方法とを対応付けて記憶する記憶手段と、を備える画像測定機であって、
前記画像測定機を制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、
前記撮像手段により撮像された画像に基づいて前記載置台に前記測定対象物が測定可能な状態で載置されたか否かを判定する載置判定部と、
測定対象物が測定可能な状態で載置されたと前記載置判定部が判定した場合、画像に写る前記測定対象物の形状に基づき当該測定対象物に対応した測定方法を選択し測定を実行する測定実行部と、を備えることを特徴とする画像測定機。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記載置判定部は、前記撮像手段より取得した画像の変化を常時監視し、前記撮像手段より取得した画像が変動状態である場合、前記測定実行部による測定を終了させる割込み終了イベントを発行し、
前記測定実行部は、
測定を複数の測定プロセスに分割して順次実行し、
一つの前記測定プロセスを実行する都度、前記割込み終了イベントを受け取ったか否かを判定し、
割込み終了イベントを受け取った場合、実行中の測定を終了する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像測定機。
【請求項3】
前記測定実行部は、前記撮像手段より取得した画像に複数個の測定対象物が写っている場合、それぞれの測定対象物について測定を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像測定機。
【請求項4】
前記記憶手段は、複数種類の測定対象物について、形状と測定方法とを対応付けて記憶し、
前記測定実行部は、前記撮像手段より取得した画像に複数種類の測定対象物が写っている場合、それぞれの測定対象物の形状に基づきそれぞれの測定対象物に対応した測定方法を選択し測定を実行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像測定機。
【請求項5】
前記載置判定部は、
前記撮像手段より取得した画像の変化を常時監視し、当該画像が変動状態から静止状態になったか否かを検出し、静止状態の画像内に測定対象物が測定可能な状態で写っている場合、測定対象物が測定可能な状態で載置されたと判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像測定機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像測定機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、測定対象物の寸法を測定する装置として画像測定機が知られている(例えば特許文献1参照)。画像測定機は、載置台に載置され照明装置により照明される測定対象物を撮像装置で撮像し、撮像装置から得られた測定対象物の状態の画像を用いて各部の寸法を測定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-169584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の画像測定機では、測定を開始し撮像装置による撮像を実行するために画像測定機を使用者自身の手により、例えば測定開始ボタンを押下する等の操作をしなければならない。また、使用者は、測定を開始する前に、測定対象物が正確に測定されるように測定対象物の配置を調整する必要が生じることがある。このため、従来の画像測定機では、測定の実行を開始するまでに手間と時間を要することがあるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、測定の実行を開始するための操作を要さず作業の効率化を図ることができる画像測定機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の画像測定機は、測定対象物を載置する載置台と、載置台と対向して設けられ測定対象物の画像を撮像する撮像手段と、少なくとも測定対象物の形状と当該測定対象物に対応する測定方法とを対応付けて記憶する記憶手段と、画像測定機を制御する制御手段とを備える。制御手段は、撮像手段により撮像された画像に基づいて載置台に測定対象物が測定可能な状態で載置されたか否かを判定する載置判定部と、測定対象物が測定可能な状態で載置されたと載置判定部が判定した場合、画像に写る測定対象物の形状に基づき当該測定対象物に対応した測定方法を選択し測定を実行する測定実行部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、載置台の上に測定対象物を適切に載置するだけで測定の実行を開始することができる。したがって、画像測定機は、測定の実行を開始するための別途の操作を要さず作業の効率化を図ることができる。
【0008】
載置判定部は、撮像手段より取得した画像の変化を常時監視し、撮像手段より取得した画像が変動状態である場合、測定実行部による測定を終了させる割込み終了イベントを発行するとよい。そして、測定実行部は、測定を複数の測定プロセスに分割して順次実行し、一つの測定プロセスを実行する都度、割込み終了イベントを受け取ったか否かを判定し、割込み終了イベントを受け取った場合、実行中の測定を終了するとよい。
【0009】
このような構成によれば、測定の実行中に撮像手段より取得した画像に変化があった場合に、素早く測定を終了させることができる。その結果、新たな静止状態の画像が得られたときに、次の測定を即座に開始することができる。
【0010】
本発明において、測定実行部は、撮像手段より取得した画像に複数個の測定対象物が写っている場合、それぞれの測定対象物について測定を実行するとよい。また、記憶手段は、複数種類の測定対象物について、形状と測定方法とを対応付けて記憶するとよい。そして、測定実行部は、撮像手段より取得した画像に複数種類の測定対象物が撮像されている場合、それぞれの測定対象物の形状に基づきそれぞれの測定対象物に対応した測定方法を選択し測定を実行するとよい。また、測定実行部は、画像に写る複数種類の測定対象物の検知を、測定実行部を実現するプロセッサ(演算処理装置)の複数のコアやスレッドで並列処理して、さらに同時測定の応答性を向上させてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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