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公開番号
2025064850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023182875
出願日
2023-10-06
発明の名称
浸透探傷用濃縮液
出願人
栄進化学株式会社
代理人
主分類
G01N
21/91 20060101AFI20250410BHJP(測定;試験)
要約
【課題】 水ベース浸透液を調整する為の浸透探傷用濃縮液であり、目的の表面開口欠陥の大きさ・種類に応じて水への希釈率を変え浸透探傷試験を行うことが出来る。また、水ベース浸透液は水が揮発する事で濃度管理が必要になるが、浸透液濃度が薄まる場合も濃くなる場合も容易に濃度調整が出来るように、水への混和・溶解が容易な濃縮液を提供する。
【解決手段】濃縮液中に界面活性剤と有機溶剤と油溶性染料を含有する。前記界面活性剤は5重量%以上50重量%以下でHLBが10~14かつ有機溶剤は10重量%以上70重量%以下で水への溶解性が∞であることを特徴とする浸透探傷用濃縮液。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
油溶性染料、有機溶剤、界面活性剤を含有する水洗性水ベース浸透液に用いる水で希釈し使用するタイプの浸透探傷用濃縮液。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
当該浸透探傷用濃縮液に占める油溶性染料の割合は、0.01重量%以上3.0重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の浸透探傷用濃縮液。
【請求項3】
当該浸透探傷用濃縮液に占める界面活性剤の割合は、5重量%以上50重量%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の浸透探傷用濃縮液。
【請求項4】
当該浸透探傷用濃縮液に占める有機溶剤が、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテルから選択される1種又は2種以上で10重量%以上70重量%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の浸透探傷用濃縮液。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の浸透探傷用濃縮液を水に10重量%以上80%重量以下の濃度にて調整し、水洗性水ベース浸透液とした上で探傷が可能な浸透探傷試験方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、材料表面に生じた割れやきずを検出するために用いる浸透探傷用濃縮液及び浸透探傷試験方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
浸透探傷検査とは、検査対象の材料表面に浸透液を塗布し、代表的な産業として自動車、航空機、電力、プラント等の各種製品の材料表面に生じている表面割れやきずを検出する方法となっている。浸透探傷用浸透液として、例えば染色浸透液又は蛍光浸透液が挙げられ、前記染色浸透液については赤色の染料を溶剤に溶解させた液体、後記蛍光浸透液は中心波長365nmのブラックライトを照射させる事で蛍光染料を溶解させた液体が黄緑色に発光し、視認可能になることできずの有無を確認出来るようになっている。
【0003】
浸透探傷試験の代表的な態様を示せば、試験体表面に付着している異物又は汚れを洗浄するための前処理、表面開口部に浸透液を浸透させる浸透処理、余剰浸透液を取り除く除去処理、表面開口部内の浸透液を吸い出し、拡大滲ませる現像処理、表面開口部の観察処理、の工程から実施される。
余剰浸透液を除去する除去処理工程として、水洗処理と称し水洗いまたは水中に浸漬処理をして水洗除去を行う方法が取られており、例えば表面粗さが粗い試験体や凹凸があり複雑な形状をした試験体又は小型量産部品には効果的である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水洗性浸透探傷試験として、引火性がなくまた安価な水溶性の水ベース浸透液を用いて検査を行う機会が多い。しかしながら、溶媒として水を主とした浸透液の場合、例えば夏場の高温での作業環境時に浸透液中の水が揮発してしまい、浸透液中の組成が変わってしまうことできず指示模様の検出性が変わってしまうことが課題としてあった。
従来であれば、糖度計(例えば、株式会社アタゴ社製の屈折計MASTERシリーズ)を用いて浸透液濃度を管理、またはJIS Z 2343―3にて規定されるタイプ3対比試験片を用いてきず指示模様の検出性の確認を行うなどして、水ベース浸透液の健全性を確認している。その為、多くの場合水が揮発する事で浸透液が濃縮されてしまっているが、水を追加で足すなどして既定の濃度に調整をしている。万が一、濃度調整の際に追加分の水の量を誤って足してしまった場合、規定よりも薄まった浸透液を濃くするために、大量の水ベース浸透液原液が必要になってしまっていた。
もう1つの課題として、水ベース浸透液は元来検出感度が高くなく、大きい表面開口割れなどを検出することを目的として使用されていた。その為、検査対象が微細きずである場合は検出感度が高い油溶性の水洗性蛍光浸透液を使用しなければならない課題があった。
そこで、これら2つの課題を払拭するために水を含まない油溶性染料及び溶剤から成る濃縮型なおかつ水添加が容易な特徴をもつ浸透探傷用濃縮液を提供する事を課題とする。
【0005】
本発明の目的は、水を含まない油溶性染料及び界面活性剤及び有機溶剤から成る水ベース浸透液を調整する際に使用する濃縮液で、水に容易に溶解・混和する特徴をもつ濃縮液を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の形態は、以下の通りである。
【0007】
油溶性染料、有機溶剤、界面活性剤を含有する水洗性水ベース浸透液に用いる水で希釈し使用するタイプの浸透探傷用濃縮液。
【0008】
当該浸透探傷用濃縮液に占める油溶性染料の割合は、0.01重量%以上3.0重量%以下であることを特徴とする請求項1に記載の浸透探傷用濃縮液。
【0009】
当該浸透探傷用濃縮液に占める界面活性剤の割合は、5重量%以上50重量%以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の浸透探傷用濃縮液。
【0010】
当該浸透探傷用濃縮液に占める有機溶剤が、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテルから選択される1種又は2種以上が10重量%以上70重量%以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の浸透探傷用濃縮液。
(【0011】以降は省略されています)
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