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公開番号
2025035879
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-14
出願番号
2023143197
出願日
2023-09-04
発明の名称
リレー
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H01H
50/30 20060101AFI20250307BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】リレーの振動を抑制し得る技術を提供すること。
【解決手段】リレーは、固定接点と、前記固定接点に対して下方に配置されており、前記固定接点に対して上下方向に進退する可動接触子と、前記可動接触子を挟んで前記上下方向に対向配置されているとともに、前記可動接触子の左右方向における両側では、所定の隙間を介して互いに隣接する一対のヨークと、前記一対のヨークを挟んで前記左右方向に対向配置された一対の永久磁石と、前記一対のヨークに対して下方に配置されており、前記可動接触子を進退させるための励磁用巻線と、を備え、前記上下方向に関して、前記一対の永久磁石のそれぞれの中心位置は、前記一対のヨークの間に形成された前記所定の隙間の位置に略一致している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定接点と、
前記固定接点に対して下方に配置されており、前記固定接点に対して上下方向に進退する可動接触子と、
前記可動接触子を挟んで前記上下方向に対向配置されているとともに、前記可動接触子の左右方向における両側では、所定の隙間を介して互いに隣接する一対のヨークと、
前記一対のヨークを挟んで前記左右方向に対向配置された一対の永久磁石と、
前記一対のヨークに対して下方に配置されており、前記可動接触子を進退させるための励磁用巻線と、
を備え、
前記上下方向に関して、前記一対の永久磁石のそれぞれの中心位置は、前記一対のヨークの間に形成された前記所定の隙間の位置に略一致している、リレー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、電流経路を遮断するリレーに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、固定接点と、可動接点と、一対の磁石と、を備えるリレーが開示されている。一対の磁石は、一方の磁石のN極と他方の磁石のS極とが互いに対向して配置される。このような構成では、可動接点に電流が流れると、可動接点側から固定接点側への方向の電磁力が発生することによって、リレーで発生する振動が抑制される。
【0003】
また、特許文献2には、固定接点と、可動接点を有する可動接触子と、可動接触子を挟むように設けられた一対のヨークと、を備えるリレーが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-162710号公報
特開2012-199112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、リレーを開閉するために(例えばリレーを閉じるために)リレー開閉用のコイルに電流が流れると、当該電流によって磁界(以下「コイル磁界」と呼ぶことがある)が形成される。一対のヨークの間に生じる電磁力は、一対の磁石によって形成される磁界だけでなく、上記のコイル磁界にも依存する。一対のヨークの間に生じる電磁力によって、リレーに振動等が生じる。
【0006】
特許文献1、2では、一対のヨークの間に生じる電磁力に関して、一対の磁石の磁界と、当該一対の磁石の磁界以外の磁界(例えば上記のコイル磁界)と、が相互に影響し得ることについて考慮されていない。本明細書では、リレーの振動を抑制し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示するリレーは、固定接点と、前記固定接点に対して下方に配置されており、前記固定接点に対して上下方向に進退する可動接触子と、前記可動接触子を挟んで前記上下方向に対向配置されているとともに、前記可動接触子の左右方向における両側では、所定の隙間を介して互いに隣接する一対のヨークと、前記一対のヨークを挟んで前記左右方向に対向配置された一対の永久磁石と、前記一対のヨークに対して下方に配置されており、前記可動接触子を進退させるための励磁用巻線と、を備え、前記上下方向に関して、前記一対の永久磁石のそれぞれの中心位置は、前記一対のヨークの間に形成された前記所定の隙間の位置に略一致している。
【0008】
なお、本明細書における「上方」、「下方」、「上下方向」といった用語は、リレー内における相対的な位置関係を示すための便宜的な表現であり、リレーの使用時や製造時における向きや姿勢を限定するものではない。同様に、「左方」、「右方」、「左右方向」といった用語も、前記した上下方向に対して垂直な一方向を便宜的に示すものであり、リレーの使用時や製造時における向きや姿勢を限定するものではない。
【0009】
一対のヨークの間に生じる電磁力は、水平方向の磁界の影響を受けにくく、上下方向の磁界の影響を受けやすい。上記の構成によると、上下方向に関して、一対の永久磁石のそれぞれの上下方向に関する中心位置は、一対のヨークの間に形成された所定の隙間の位置に略一致している。このため、一対のヨークの間において、一対の永久磁石によって形成される磁界の上下方向の成分が小さくなる。従って、一対のヨークの間の位置において形成される磁界の上下方向の成分が過度に大きくなることが抑制される。即ち、一対のヨークの間の電磁力が過度に大きくなることが抑制される。従って、リレーの振動が抑制される。
【0010】
本技術の一実施形態では、上記の構成に加えて、一対の永久磁石の磁極の配置は、上下方向に関する一対の永久磁石の中心位置と、一対のヨークの間に形成された所定の隙間の位置と、の位置関係、及び、励磁用巻線によって形成される磁界の向きと、に応じて決定されてもよい。このような構成によると、リレーの振動をより効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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