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公開番号
2025033339
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138997
出願日
2023-08-29
発明の名称
蓄電セル
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】電解液の含浸時間を短縮すること。
【解決手段】蓄電セルは、次の構成を含む。蓄電セルは、ケース、電極体および電解液を含む。ケースは、電極体および電解液を収納している。電極体は、第1電極、第2電極およびセパレータを含む。セパレータは、山折り部および谷折り部を含む。セパレータの長さ方向において、山折り部および谷折り部は、交互に配置されている。山折り部において、セパレータは、電極体の外側に向かって山折りになるように折れ曲がっている。谷折り部において、セパレータは、電極体の外側に向かって谷折りになるように折れ曲がっている。山折り部の内側に第1電極が配置されている。谷折り部の内側に第2電極が配置されている。山折り部および谷折り部の少なくとも一方の先端に、貫通孔が形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ケース、電極体および電解液を含み、
前記ケースは、前記電極体および前記電解液を収納しており、
前記電極体は、第1電極、第2電極およびセパレータを含み、
前記セパレータは、山折り部および谷折り部を含み、
前記セパレータの長さ方向において、前記山折り部および前記谷折り部は、交互に配置されており、
前記山折り部において、前記セパレータは、前記電極体の外側に向かって山折りになるように折れ曲がっており、
前記谷折り部において、前記セパレータは、前記電極体の外側に向かって谷折りになるように折れ曲がっており、
前記山折り部の内側に前記第1電極が配置されており、
前記谷折り部の内側に前記第2電極が配置されており、かつ、
前記山折り部および前記谷折り部の少なくとも一方の先端に、貫通孔が形成されている、
蓄電セル。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記貫通孔が形成されている前記先端は、前記電極体の内側に向かって後退している、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項3】
高さ方向、幅方向、および、厚さ方向を有し、
前記高さ方向、前記幅方向および前記厚さ方向は、互いに直交しており、かつ、
前記山折り部の前記先端、および前記谷折り部の前記先端は、それぞれ、前記高さ方向の両端に配置されている、
請求項1に記載の蓄電セル。
【請求項4】
前記第1電極は、第1電極タブを含み、
前記第2電極は、第2電極タブを含み、
前記幅方向において、前記電極体は、第1側端部および第2側端部を含み、
前記幅方向において、前記第2側端部は、前記第1側端部の反対側に位置しており、
前記第1側端部に前記第1電極タブが配置されており、かつ、
前記第2側端部に前記第2電極タブが配置されている、
請求項3に記載の蓄電セル。
【請求項5】
ケース、電極体および電解液を含み、
前記ケースは、前記電極体および前記電解液を収納しており、
前記電極体は、第1電極、第2電極およびセパレータを含み、
前記セパレータは、山折り部および谷折り部を含み、
前記セパレータの長さ方向において、前記山折り部および前記谷折り部は、交互に配置されており、
前記山折り部において、前記セパレータは、前記電極体の外側に向かって山折りになるように折れ曲がっており、
前記谷折り部において、前記セパレータは、前記電極体の外側に向かって谷折りになるように折れ曲がっており、
前記山折り部の内側に前記第1電極が配置されており、
前記谷折り部の内側に前記第2電極が配置されており、
前記山折り部および前記谷折り部の少なくとも一方の先端に、貫通孔が形成されており、
前記貫通孔が形成されている前記先端は、前記電極体の内側に向かって後退しており、
高さ方向、幅方向、および、厚さ方向を有し、
前記高さ方向、前記幅方向および前記厚さ方向は、互いに直交しており、
前記高さ方向、前記幅方向および前記厚さ方向は、互いに直交しており、
前記山折り部の前記先端、および前記谷折り部の前記先端は、それぞれ、前記高さ方向の両端に配置されており、
前記第1電極は、第1電極タブを含み、
前記第2電極は、第2電極タブを含み、
前記幅方向において、前記電極体は、第1側端部および第2側端部を含み、
前記幅方向において、前記第2側端部は、前記第1側端部の反対側に位置しており、
前記第1側端部に前記第1電極タブが配置されており、かつ、
前記第2側端部に前記第2電極タブが配置されている、
蓄電セル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電セルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2021-044133号公報は、折返セパレータを開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-044133号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電セルは、電極体および電解液を含む。電極体は、例えば、つづら折り構造を有する。つづら折り構造においては、セパレータがつづら折り状に折り畳まれる。セパレータは、多孔質フィルムである。電解液がセパレータを透過することにより、電極体に電解液が含浸される。つづら折り構造においては、セパレータが折り曲げ部を有する。折り曲げ部を電解液が透過し難いために、電解液の含浸に長時間を要する可能性がある。
【0005】
本開示の目的は、電解液の含浸時間を短縮することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
1.本開示の一局面において、蓄電セルは、次の構成を含む。蓄電セルは、ケース、電極体および電解液を含む。ケースは、電極体および電解液を収納している。電極体は、第1電極、第2電極およびセパレータを含む。セパレータは、山折り部および谷折り部を含む。セパレータの長さ方向において、山折り部および谷折り部は、交互に配置されている。山折り部において、セパレータは、電極体の外側に向かって山折りになるように折れ曲がっている。谷折り部において、セパレータは、電極体の外側に向かって谷折りになるように折れ曲がっている。山折り部の内側に第1電極が配置されている。谷折り部の内側に第2電極が配置されている。山折り部および谷折り部の少なくとも一方の先端に、貫通孔が形成されている。
【0007】
セパレータの折り曲げ部(山折り部、谷折り部)の先端に貫通孔が形成されていることにより、電解液が折り曲げ部を透過しやすくなることが期待される。すなわち、電解液の含浸時間の短縮が期待される。
【0008】
2.上記「1」に記載の蓄電セルは、例えば、次の構成を含んでいてもよい。貫通孔が形成されている先端は、電極体の内側に向かって後退している。
【0009】
先端が内側に後退していることにより、電解液の流通経路が形成され得る。流通経路の形成により、含浸時間の短縮が期待される。
【0010】
3.上記「1」または「2」に記載の蓄電セルは、例えば、次の構成を含んでいてもよい。蓄電セルは、高さ方向、幅方向、および、厚さ方向を有する。高さ方向、幅方向および厚さ方向は、互いに直交している。山折り部の先端、および谷折り部の先端は、それぞれ、高さ方向の両端に配置されている。
(【0011】以降は省略されています)
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