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公開番号2025035728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2023142962
出願日2023-09-04
発明の名称制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H02J 3/14 20060101AFI20250307BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】温度上昇に起因する車載部品の劣化を抑制しながら、電力伝送の効率が低下するのを抑制することが可能な制御装置を提供する。
【解決手段】サーバ100は、電力系統PG(電力網)からの電力需給調整要求に応じた電力伝送を電動車両20が実施するか否かに関する情報を取得する通信部103(取得部)と、電動車両20に搭載される冷却装置22を制御するための指令信号(信号)を生成するプロセッサ101(指令部)と、を備える。プロセッサ101は、電動車両20が電力需給調整要求に応じない電力伝送を実行する場合における冷却装置22の冷却性能よりも、電動車両20が電力需給調整要求に応じた電力伝送を実行する場合における冷却装置22の冷却性能が高くなるように、上記指令信号を生成する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電力網からの充電および前記電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送が可能な電動車両を制御する制御装置であって、
前記電力網からの電力需給調整要求に応じた前記電力伝送を前記電動車両が実施するか否かに関する情報を取得する取得部と、
前記電動車両に搭載される冷却装置を制御するための信号を生成する指令部と、を備え、
前記指令部は、前記電動車両が前記電力需給調整要求に応じない前記電力伝送を実行する場合における前記冷却装置の冷却性能よりも、前記電動車両が前記電力需給調整要求に応じた前記電力伝送を実行する場合における前記冷却装置の冷却性能が高くなるように、前記信号を生成する、制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2021-087261号公報(特許文献1)には、デマンドレスポンスに応じて電気自動車等が行う充電等を管理する管理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-087261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、電力需給調整要求(デマンドレスポンス)に応じた電力伝送は、通常の車両利用用途での電力伝送に比べて頻繁に実行される。したがって、電力需給調整要求に応じた電力伝送を実行する車両における温度上昇に起因した車載部品の劣化を抑制するために、車両の冷却装置による冷却能力を比較的高くすることが考えられる。この場合、電力需給調整要求に応じない車両(すなわち電力伝送の機会が比較的少ない車両)においても、冷却能力が高められる。具体的には、ポンプによる冷却液の流量等が増加される。これに起因してポンプ損失が増大し、冷却装置の消費電力が増加する。その結果、電力需給調整要求に応じない車両における電力伝送の効率が低下する場合がある。
【0005】
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、温度上昇に起因する車載部品の劣化を抑制しながら、電力伝送の効率が低下するのを抑制することが可能な制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一の局面に係る制御装置は、電力網からの充電および電力網への放電の少なくとも一方を含む電力伝送が可能な電動車両を制御する制御装置であって、電力網からの電力需給調整要求に応じた電力伝送を電動車両が実施するか否かに関する情報を取得する取得部と、電動車両に搭載される冷却装置を制御するための信号を生成する指令部と、を備える。指令部は、電動車両が電力需給調整要求に応じない電力伝送を実行する場合における冷却装置の冷却性能よりも、電動車両が電力需給調整要求に応じた電力伝送を実行する場合における冷却装置の冷却性能が高くなるように、上記信号を生成する。
【0007】
本開示の一の局面に係る制御装置では、上記のように、電動車両が電力需給調整要求に応じない電力伝送を実行する場合における冷却装置の冷却性能よりも、電動車両が電力需給調整要求に応じた電力伝送を実行する場合における冷却装置の冷却性能が高められる。これにより、電力需給調整要求に応じた電力伝送を実行する際に車載部品の温度が上昇するのをより抑制することができるので、車載部品の劣化を効果的に抑制することができる。また、電力需給調整要求に応じない電力伝送を実行する際に冷却装置による冷却能力が過度に高くなるのを抑制することができるので、冷却効率が過度に低下するのを抑制することができる。これらの結果、温度上昇に起因する車載部品の劣化を抑制しながら、電力伝送の効率が低下するのを抑制することができる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、温度上昇に起因する車載部品の劣化を抑制しながら、電力伝送の効率が低下するのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態によるシステムの構成を示す図である。
一実施形態による電動車両の冷却装置の構成を示す図である。
一実施形態によるVPP電力伝送用のマップを示す図である。
一実施形態による非VPP電力伝送用のマップを示す図である。
一実施形態による電動車両の温度および電力伝送の効率の各々と時間との関係を示す図である。
一実施形態によるサーバと電動車両との制御を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図中、同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)

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