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公開番号
2025033240
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023138815
出願日
2023-08-29
発明の名称
収容ケース
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
F16H
57/04 20100101AFI20250306BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】動力伝達装置を収容する収容ケースにおいて、一時的な油面高さの変動によるオイルの移動を抑制する。
【解決手段】モータと、モータから供給される動力を伝達するギヤと、を有する動力伝達装置を収容する収容ケースであって、モータを収容するモータ室と、ギヤを収容するギヤ室と、モータ室とギヤ室とを隔てる隔壁と、モータ室およびギヤ室に貯留されるオイルが流れる流路であって、隔壁からモータ室とギヤ室とのいずれか一方に向かって延びる延伸方向に沿って設けられ、隔壁に位置する第1の開口部と、隔壁から離れた端部に位置する第2の開口部と、を有する流路と、を備え、第2の開口部は、収容ケース内に対向部材が収容される収容状態において対向部材と対向する位置に、設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
モータと、前記モータから供給される動力を伝達するギヤと、を有する動力伝達装置を収容する収容ケースであって、
前記モータを収容するモータ室と、
前記ギヤを収容するギヤ室と、
前記モータ室と前記ギヤ室とを隔てる隔壁と、
前記モータ室および前記ギヤ室に貯留されるオイルが流れる流路であって、前記隔壁から前記モータ室と前記ギヤ室とのいずれか一方に向かって延びる延伸方向に沿って設けられ、前記隔壁に位置する第1の開口部と、前記隔壁から離れた端部に位置する第2の開口部と、を有する流路と、
を備え、
前記第2の開口部は、前記収容ケース内に対向部材が収容される収容状態において前記対向部材と対向する位置に、設けられている、
収容ケース。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の収容ケースであって、
前記流路は、前記対向部材と前記第2の開口部との間に形成される空間の前記延伸方向に沿った断面積の最小値が、前記流路の流路断面積の最小値未満となるように位置する、
収容ケース。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の収容ケースであって、
前記対向部材は、前記オイルを循環させるオイルポンプとして構成されている、
収容ケース。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、収容ケースに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、モータと、モータから供給される動力を伝達するギヤと、を有する動力伝達装置を収容する収容ケースが知られている。収容ケースは、モータを収容するモータ室と、ギヤを収容するギヤ室とを有しており、モータ室とギヤ室とは、隔壁により互いに隔てられている。特許文献1に記載の動力伝達装置では、隔壁は、モータ室とギヤ室とを連通する開口を有し、開口を介してモータ室とギヤ室とに貯留されたオイルが移動することにより、各室に貯留されたオイルの油面高さを適正に保っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-032456号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の動力伝達装置では、車両の旋回等によって各室に貯留されたオイルの油面高さの一時的な変動が生じ、モータ室とギヤ室との間で過剰にオイルが移動するおそれがある。オイルの油面高さが過剰になると、ギヤの駆動抵抗が増大し、例えば、モータ出力の低減等の問題が生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、モータと、前記モータから供給される動力を伝達するギヤと、を有する動力伝達装置を収容する収容ケースが提供される。この収容ケースは、前記モータを収容するモータ室と、前記ギヤを収容するギヤ室と、前記モータ室と前記ギヤ室とを隔てる隔壁と、前記モータ室および前記ギヤ室に貯留されるオイルが流れる流路であって、前記隔壁から前記モータ室と前記ギヤ室とのいずれか一方に向かって延びる延伸方向に沿って設けられ、前記隔壁に位置する第1の開口部と、前記隔壁から離れた端部に位置する第2の開口部と、を有する流路と、を備え、前記第2の開口部は、前記収容ケース内に対向部材が収容される収容状態において前記対向部材と対向する位置に、設けられている。
この形態の収容ケースによれば、隔壁からモータ室とギヤ室とのいずれか一方に向かって延びる延伸方向に沿って設けられ隔壁に位置する第1の開口部と隔壁から離れた端部に位置する第2の開口部とを有する流路を備え、第2の開口部は、収容ケース内に対向部材が収容される収容状態において対向部材と対向する位置に、設けられているので、一時的な油面高さの変動により第2の開口部から流入するオイルを対向部材により抑制でき、モータ室とギヤ室との間において過剰にオイルが移動することを抑制できる。
(2)上記実施形態において、前記流路は、前記対向部材と前記第2の開口部との間に形成される空間の前記延伸方向に沿った断面積の最小値が、前記流路の流路断面積の最小値未満となるように位置してもよい。
この形態の収容ケースによれば、対向部材と第2の開口部との間に形成される空間の延伸方向に沿った断面積が、流路の流路断面積の最小値未満となるようにするので、対向部材と第2の開口部との間に形成される空間を小さくできる。このため、一時的な油面高さの変動により第2の開口部から流入するオイルを対向部材により抑制しやすくでき、モータ室とギヤ室との間において過剰にオイルが移動することをより抑制できる。
(3)上記実施形態において、前記対向部材は、前記オイルを循環させるオイルポンプとして構成されてもよい。
この形態の収容ケースによれば、オイルを循環させるために必要となるオイルポンプにより対向部材を構成するので、対向部材として他の部材をさらに備える構成と比較して、部品点数の増加による収容ケースの質量および製造コストの増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態の収容ケースに収容された動力伝達装置の概略構成を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.実施形態:
図1は、本実施形態の収容ケース200に収容された動力伝達装置100の概略構成を示す説明図である。動力伝達装置100は、モータ10と、ギヤ20とを備える。動力伝達装置100は、モータ10を駆動源とする車両、例えば、ハイブリッド自動車(HEV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(BEV)等に搭載される。
【0009】
収容ケース200は、動力伝達装置100とオイルポンプ300とを収容する。動力伝達装置100とオイルポンプ300とが収容ケース200に収容された状態は、本開示における「収容状態」に相当する。収容ケース200は、モータ10を収容するモータ室210と、ギヤ20を収容するギヤ室220と、モータ室210とギヤ室220とを隔てる隔壁230と、流路240とを備える。
【0010】
モータ10は、ロータ11とステータ12とシャフト13とを有する。ステータ12は、モータ室210の内面に固定されている。ロータ11は、ステータ12の内周面に対して径方向に隙間を空けて設置されている。シャフト13は、一方の端部をモータ室210の内面に回転可能に設置され、他方の端部を隔壁230に挿通されて、ロータ11と一体的に回転可能に設置されている。ギヤ室220に位置するシャフト13の端部には後述する第1ギヤ211が固定されており、モータ10のトルクは、ギヤ20に伝達される。
(【0011】以降は省略されています)
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