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公開番号2025035190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142076
出願日2023-09-01
発明の名称バッテリパック
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類H01M 50/289 20210101AFI20250306BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】複数の電池セルが収容されるバッテリパックに関して、高い空間利用率と安全性の高い拘束力とを実現する。
【解決手段】バッテリパック100は、複数の電池セル20と、複数の電池セル20が並べて載置されるロワーケース10と、ロワーケース10のフレームを横架する複数のクロス部材41と、を備える。複数のクロス部材41は、複数の電池セル20を両側面から締着するように配置される。複数の電池セル20の各々は、複数のクロス部材41のうちの両側面に位置するクロス部材41a、41bに接着剤51a、51bを介して接着される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の電池セルと、
前記複数の電池セルが並べて載置されるロワーケースと、
前記ロワーケースのフレームを横架する複数のクロス部材と、
を備え、
前記複数のクロス部材は、前記複数の電池セルを両側面から締着するように配置されており、
前記複数の電池セルの各々は、前記複数のクロス部材のうちの両側面に位置するクロス部材に接着剤を介して接着されている
バッテリパック。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
請求項1に記載のバッテリパックであって、
前記複数のクロス部材の各々は、前記ロワーケースに締結部品により締結されている
バッテリパック。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のバッテリパックであって、
前記ロワーケースの下側に取り付けられ、前記ロワーケースを挟んで前記複数の電池セルを冷却する冷却装置をさらに備え、
前記複数の電池セルの各々は、その下面が前記ロワーケースに熱伝導性接着剤を介して接着されている
バッテリパック。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のバッテリパックであって、
前記複数の電池セルを覆うアッパーケースと、
前記アッパーケースの上側に取り付けられ、前記アッパーケースを挟んで前記複数の電池セルを冷却する冷却装置と、
をさらに備え、
前記複数の電池セルの各々は、その上面が前記アッパーケースに熱伝導性接着剤を介して接着されている
バッテリパック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の電池セルが収容されるバッテリパックに関する。特に車両に搭載されるバッテリパックに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるバッテリパックでは、車両の走行中の衝撃や路面干渉により、少なくない外力の入力が想定される。このため、バッテリパックの安全性を確保するためには、バッテリパックに収容された複数の電池セルをバッテリパック内で十分に拘束しておくことが求められる。特許文献1には、複数の電池セルを拘束するための1つの従来技術が開示されている。この従来技術では、複数の電池セルからなる電池積層体を、積層方向の両端部に配置される一対のエンドプレートと、一対のエンドプレートを固定するバインドバーと、により拘束することが開示されている。
【0003】
その他、本技術分野の技術レベルを示す文献として以下の特許文献2又は3がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-026875号公報
特開2022-079016号公報
特開2023-046945号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1で開示される技術では、複数の電池セルの拘束にバインドバーが用いられる。バインドバーは、機械的強度を確保するために、十分な厚みが必要となる。このため、特許文献1で開示される技術を用いる場合、バインドバーの厚みの分だけバッテリパック内のスペースが圧迫されることとなる。このことは、バッテリパックの空間利用率を低下させる要因となる。延いては、バッテリパックのエネルギー密度が低下する。
【0006】
本開示の1つの目的は、上記の課題を鑑みたものであり、バッテリパックに関して、高い空間利用率と安全性の高い拘束力とを実現可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係るバッテリパックは、複数の電池セルと、複数の電池セルが並べて載置されるロワーケースと、ロワーケースのフレームを横架する複数のクロス部材と、を備える。複数のクロス部材は、複数の電池セルを両側面から締着するように配置される。複数の電池セルの各々は、複数のクロス部材のうちの両側面に位置するクロス部材に接着剤を介して接着される。
【発明の効果】
【0008】
複数のクロス部材は、ケースを補強する補強部材として機能する。本開示によれば、各電池セルが複数のクロス部材により拘束される。つまり、複数のクロス部材は、複数の電池セルの拘束構造としても用いられる。また各電池セルは、その両側面に位置するクロス部材に接着剤を介して接着している。このように本開示によれば、高い空間利用率と安全性の高い拘束力とを備えたバッテリパックを実現することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態に係るバッテリパックの全体構成を示す図である。
実施形態に係るバッテリパックのロワーケースに関連する部分を示す図である。
実施形態に係るバッテリパックの左右方向から見た部分的な断面図を示す図である。
実施形態の変形例に係るバッテリパックの左右方向から見た部分的な断面図を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本開示の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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