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公開番号2025023706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-17
出願番号2023128076
出願日2023-08-04
発明の名称電子部品
出願人イリソ電子工業株式会社
代理人
主分類H01R 24/38 20110101AFI20250207BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】組付け時や組付け後におけるコネクタの傾きを許容することが可能な電子部品を提供する。
【解決手段】本開示に係る電子部品は、収容空間14を形成するハウジング11と、ハウジング11に支持されてX方向に沿って延びる導体部12と、収容空間14内に配置されて導体部12に接続されるコネクタ13と、を備え、導体部12は、X方向に沿って延びる筒状の外側導体20と、外側導体20の径方向の内側に配置されてX方向に沿って延びてX1側が同軸ケーブルに対して接続可能でありX2側が収容空間14のコネクタ13に対して接続される内側導体19と、を有し、外側導体20のX2側の端部の径方向の内側には、コネクタ13が挿入される受入空間25が区画され、コネクタ13は、X方向に延びる筒状に形成される筒状部32と、筒状部32のX1側の端部に配置されて径方向の外側へ突出した状態で周方向に延びる膨出部33と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
他の部品に組み付けられることで、当該他の部品と共に収容空間を形成するハウジングと、前記ハウジングに支持されて所定方向に沿って延びる導体部と、前記収容空間内に配置されて前記導体部に接続されるコネクタと、を備える電子部品であって、
前記導体部は、前記所定方向に沿って延びる筒状の外側導体と、前記外側導体の径方向の内側に配置されて前記所定方向に沿って延びて前記所定方向の一側が前記収容空間の外部の接続対象物に対して接続可能であり前記所定方向の他側が前記収容空間の前記コネクタに対して接続される内側導体と、を有し、
前記外側導体の前記他側の端部の径方向の内側には、前記コネクタが挿入される受入空間が区画され、
前記コネクタは、前記所定方向に延びる筒状に形成される筒状部と、前記筒状部の前記一側の端部に配置されて径方向の外側へ突出した状態で周方向に延びる膨出部と、を有する
ことを特徴とする電子部品。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記コネクタは、前記所定方向に延びる筒状のコネクタシェルと、前記コネクタシェルの径方向の内側に配置されて前記導体部の前記内側導体に接続されるコネクタ端子と、を有し、
前記コネクタシェルは、前記筒状部と前記膨出部とを含み、径方向の内側へ弾性変形可能に形成され、径方向の内側へ弾性変形した状態で前記導体部の前記外側導体の内周面に接触し、
前記コネクタシェルの前記膨出部は、前記コネクタシェルを最も小径に弾性変形させた状態でも、前記筒状部よりも径方向の外側へ突出する
ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品。
【請求項3】
前記導体部は、前記内側導体と前記外側導体との間に配置されて前記受入空間よりも前記一側に位置する誘電体を有し、
前記誘電体の前記他側の他側面は、前記収容空間の前記一側を区画する前記ハウジングの一側面よりも前記一側に位置し、
前記外側導体の前記受入空間のうち、前記ハウジングの前記一側面よりも前記一側かつ前記誘電体の前記他側面よりも前記他側の領域は、前記導体部に対して前記コネクタが傾倒した際に、前記コネクタの一部の進入を許容する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品。
【請求項4】
前記コネクタは、前記他側に位置する基板に接続される基板接続部を有し、
前記導体部の前記外側導体の前記他側の端部には、前記他側へ向かうほど拡径する拡径部が設けられ、
前記外側導体の前記拡径部の内周面は、前記コネクタを前記受入空間へ案内可能であり、
前記コネクタの前記基板接続部は、前記外側導体の前記拡径部よりも径方向の外側へ突出しない
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子部品に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カメラユニットに用いられるコネクタモジュールが開示されている。カメラユニットは、カメラモジュールと、コネクタモジュールとを有している。カメラモジュールの電子回路が形成された回路基板には、レセプタクルが実装されている。コネクタモジュールは、コネクタケースに内挿されるコネクタを備える。コネクタの端子モジュールは、中心導体と筒状シェルとを有している。コネクタモジュールとカメラモジュールとが電気的に接続された状態では、カメラモジュールのレセプタクルがコネクタモジュールの筒状シェルに挿入され、筒状シェルの軸芯とレセプタクルの導体の軸芯とが一致しており、コネクタモジュールのコネクタの中心導体とカメラモジュールのレセプタクルの導体の双方が電気的に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-166161号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載のカメラユニットでは、レセプタクル(コネクタ)が筒状シェル(外側導体)内に挿入される組付け時や、或いは組付けが完了した組付け後において、筒状シェルの軸芯に対してレセプタクルの軸芯が傾くと、筒状シェルやレセプタクルが破損してしまう可能性がある。
【0005】
そこで、本開示は、組付け時や組付け後におけるコネクタの傾きを許容することが可能な電子部品の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、他の部品に組み付けられることで、当該他の部品と共に収容空間を形成するハウジングと、前記ハウジングに支持されて所定方向に沿って延びる導体部と、前記収容空間内に配置されて前記導体部に接続されるコネクタと、を備える電子部品であって、前記導体部は、前記所定方向に沿って延びる筒状の外側導体と、前記外側導体の径方向の内側に配置されて前記所定方向に沿って延びて前記所定方向の一側が前記収容空間の外部の接続対象物に対して接続可能であり前記所定方向の他側が前記収容空間の前記コネクタに対して接続される内側導体と、を有し、前記外側導体の前記他側の端部の径方向の内側には、前記コネクタが挿入される受入空間が区画され、前記コネクタは、前記所定方向に延びる筒状に形成される筒状部と、前記筒状部の前記一側の端部に配置されて径方向の外側へ突出した状態で周方向に延びる膨出部と、を有する。
【0007】
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の電子部品であって、前記コネクタは、前記所定方向に延びる筒状のコネクタシェルと、前記コネクタシェルの径方向の内側に配置されて前記導体部の前記内側導体に接続されるコネクタ端子と、を有し、前記コネクタシェルは、前記筒状部と前記膨出部とを含み、径方向の内側へ弾性変形可能に形成され、径方向の内側へ弾性変形した状態で前記導体部の前記外側導体の内周面に接触し、前記コネクタシェルの前記膨出部は、前記コネクタシェルを最も小径に弾性変形させた状態でも、前記筒状部よりも径方向の外側へ突出する。
【0008】
本発明の第3の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の電子部品であって、前記導体部は、前記内側導体と前記外側導体との間に配置されて前記受入空間よりも前記一側に位置する誘電体を有し、前記誘電体の前記他側の他側面は、前記収容空間の前記一側を区画する前記ハウジングの一側面よりも前記一側に位置し、前記誘電体の前記外側導体の前記受入空間のうち、前記ハウジングの前記一側面よりも前記一側かつ前記誘電体の前記他側面よりも前記他側の領域は、前記導体部に対して前記コネクタが傾倒した際に、前記コネクタの一部の進入を許容する。
【0009】
本発明の第4の態様は、上記第1の態様又は上記第2の態様の電子部品であって、前記コネクタは、前記他側に位置する基板に接続される基板接続部を有し、前記導体部の前記外側導体の前記他側の端部には、前記他側へ向かうほど拡径する拡径部が設けられ、前記外側導体の前記拡径部の内周面は、前記コネクタを前記受入空間へ案内可能であり、前記コネクタの前記基板接続部は、前記外側導体の前記拡径部よりも径方向の外側へ突出しない。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、組付け時や組付け後におけるコネクタの傾きを許容することが可能な電子部品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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