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公開番号
2025026811
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-26
出願番号
2023131734
出願日
2023-08-13
発明の名称
放熱器
出願人
ナカムラマジック株式会社
代理人
個人
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20250218BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】比較的小型のフィンでありながらも、放熱効率を高めることと圧力損失を抑えることとをバランスよく両立した放熱器を提供する。
【解決手段】
放熱器1は基部10と基部10から連成された複数のフィン20とを備える。放熱器1には、所定ピッチpで配列されてなるフィン配列30が複数列形成されている。隣同士のフィン配列30は、所定間隔で互いに離間している。フィン20の幅方向に沿って複数のフィン20をみると、各フィン20が千鳥配置となるようにして配置されている。フィン20は、金属板材からなり、金属板材の表面を切削工具の刃部により削ぎ起こすことにより、板状の複数のフィン20が該金属板材の基部10と一体に起立形成されたものである。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
基部と、前記基部から連成された複数のフィンと、を備えた放熱器であって、
当該放熱器には、当該フィンの幅方向に直交する方向に沿って前記フィンが所定ピッチで配列されてなるフィン配列が、複数列形成されており、
隣同士の前記フィン配列は、所定間隔で互いに離間しており、
前記フィンの幅方向に沿って前記複数の前記フィンをみると、各前記フィンが千鳥配置となるようにして配置されており、
前記フィンは、金属板材からなり、前記金属板材の表面を切削工具の刃部により削ぎ起こすことにより、板状の複数の前記フィンが該金属板材の基部と一体に起立形成されたものである、
ことを特徴とする放熱器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記フィンは、断面がカール形状をなしていることを特徴とする請求項1に記載の放熱器。
【請求項3】
前記フィンは、先端における厚みが基端における厚みよりも小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の放熱器。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の放熱器において、
前記フィンの表面が荒らされていることを特徴とする放熱器。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の放熱器において、
前記金属板材がアルミニウムを含む材料であるとき、前記フィンの表面はアルマイト処理されたものであることを特徴とする放熱器。
【請求項6】
基部と、前記基部から連成された複数のフィンと、を備えた放熱器であって、
当該放熱器には、当該フィンの幅方向に直交する方向に沿って前記フィンが所定ピッチで配列されたフィン配列が、複数列形成されており、
隣同士の前記フィン配列は、所定間隔で互いに離間しており、
前記フィンの幅方向に沿って前記複数の前記フィンをみると、各前記フィンが千鳥配置となるようにして配置されており、
前記フィンの基端における厚みが0.1~1.0mmの範囲内であり、
前記複数のフィンは、前記基端における前記ピッチが0.2mm~2.0mmの範囲内の所定の値をもって配置されている、
ことを特徴とする放熱器。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載された放熱器において、
一の前記フィン配列における前記フィンの幅と、前記一のフィン配列の隣に配置された他の前記フィン配列における前記フィンの幅と、で比較したときに大きさが異なっていることを特徴とする放熱器。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載された放熱器において、
一の前記フィン配列における前記フィンの厚みと、前記一のフィン配列の隣に配置された他の前記フィン配列における前記フィンの厚みと、で比較したときに大きさが異なっていることを特徴とする放熱器。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の放熱器において、
一の前記フィン配列における前記ピッチと、前記一のフィン配列の隣に配置された他の前記フィン配列における前記ピッチと、で比較したときに大きさが異なっていることを特徴とする放熱器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、放熱器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、基部より立ち上がるようにして取り付けられた長尺平板状のフィンが複数配列されてなる放熱器が知られている。隣り合うフィンの間を空気等の冷媒を流通させて、フィンの表面から冷媒に熱を転嫁して放熱を行う。また、長尺平板状のフィンにスリットを入れてフィンを分割することで、冷媒の乱流が生まれ、放熱効率が向上できることも知られている(特許文献1参照。平板状のフィンは図10,図11を参照。分割フィンは図4,図9を参照。乱流発生の説明は[0050]~[0052]段落を参照)。
【0003】
さらに、分割フィンを千鳥配置とする構造も提案されている(特許文献2の図2参照)。フィンをいわゆる千鳥配置にすることで乱流効果を促進することができ、放熱効率を一層向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-204606号公報
特開2009-260013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2に記載された放熱器はインバータの冷却を意図しており、比較的大きなフィンで放熱を行う技術のものである。このような大きな放熱フィンは、一般に、押出成形で実現される。
【0006】
一方、小さく薄いフィンが狭ピッチに配列された小型の放熱器については、特許文献1及び2に記載された技術で実現することは一般に困難である(特許文献2の[0005]段落等を参照)。ましてや、千鳥配置の実現は更に困難が増す。
【0007】
また、無理に押出成形で小型の放熱器を実現しようとすると、薄いフィンの押出は難しいため、設計する上でフィンの厚みを大きくせざるを得ず、その分、隣り合うフィンの間の隙間(冷媒が流動する隙間)を小さくせざるを得ない。このようなトレードオフもあって、一般に放熱器の小型化が進むと冷媒の圧力損失が顕著になってくる。
【0008】
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、比較的小型のフィンでありながらも、放熱効率を高めることと圧力損失を抑えることとをバランスよく両立できる放熱器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様によれば、基部と、基部から連成された複数のフィンと、を備えた放熱器が提供される。
当該放熱器には、当該フィンの幅方向に直交する方向に沿ってフィンが所定ピッチで配列されてなる「フィン配列」が、複数列形成されている。隣同士のフィン配列は、所定間隔で互いに離間している。フィンの幅方向に沿って複数のフィンをみると、各フィンが千鳥配置となるようにして配置されている。ここで、フィンは、金属板材からなり、金属板材の表面を切削工具の刃部により削ぎ起こすことにより、板状の複数のフィンが該金属板材の基部と一体に起立形成されたものである。
【0010】
また、別の一態様によれば、同様に基部と、基部から連成された複数のフィンと、を備えた放熱器が提供される。
当該放熱器には、当該フィンの幅方向に直交する方向に沿ってフィンが所定ピッチで配列されたフィン配列が、複数列形成されている。隣同士のフィン配列は、所定間隔で互いに離間している。フィンの幅方向に沿って複数のフィンをみると、各フィンが千鳥配置となるようにして配置されている。ここで、フィンの基端における厚みが0.1~1.0mmの範囲内である。また、複数のフィンは、基端におけるピッチが0.2mm~2.0mmの範囲内の所定の値をもって配置されている。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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