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公開番号2025018631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023122513
出願日2023-07-27
発明の名称二次電池
出願人トヨタバッテリー株式会社
代理人個人
主分類H01M 10/04 20060101AFI20250130BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】振動を受けた場合でも複数の電極体がケース内で動くことを抑制できる二次電池を提供する。
【解決手段】二次電池11は、セパレータを挟んで積層された正負の電極シートを捲回してなる複数の電極体12と、複数の電極体12を収容するケース13とを備える。複数の電極体12は、電極体12の捲回軸がケース13の底面28に沿う方向に延在するとともに底面28と直交する方向に並んだ状態でケース13に収容される。ケース13における電極体12の捲回軸方向と直交する方向において互いに対向する一対の第2側壁38の内面には、複数の電極体12と嵌合するとともに複数の電極体12を挟持する複数の溝39がそれぞれ形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
セパレータを挟んで積層された正負の電極シートを捲回してなる複数の電極体と、
複数の前記電極体を収容するケースと、を備え、
前記各電極シートは、シート状の集電体と、前記集電体上に積層された電極活物質層と、を有し、
複数の前記電極体は、前記電極体の捲回軸が前記ケースの底面に沿う方向に延在するとともに前記底面と直交する方向に並んだ状態で前記ケースに収容され、
前記ケースにおける前記電極体の捲回軸方向において互いに対向する一対の第1側壁は、内面に前記電極体の前記集電体と接触する板状の集電端子がそれぞれ配置されるとともに、外面に前記集電端子と電気的に接続された外部端子がそれぞれ配置され、
前記ケースにおける前記捲回軸方向と直交する方向において互いに対向する一対の第2側壁の内面には、複数の前記電極体と嵌合するとともに複数の前記電極体を挟持する複数の溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする二次電池。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
前記集電端子の内面には、複数の前記電極体と対向する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記集電端子と前記外部端子とは、一体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の二次電池として、例えば、特許文献1に示すものが知られている。こうした二次電池は、セパレータを挟んで積層された正負の電極シートを捲回してなる複数の電極体をケース内に収容した構成になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/204137号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のような二次電池は、例えば自動車などに搭載した場合、走行中に振動を受ける。これにより、ケース内で複数の電極体が動くので、電極体と集電体(集電端子)との接合部などがダメージを受けるおそれがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
以下、上記課題を解決するための二次電池の各態様を記載する。
[態様1]セパレータを挟んで積層された正負の電極シートを捲回してなる複数の電極体と、複数の前記電極体を収容するケースと、を備え、前記各電極シートは、シート状の集電体と、前記集電体上に積層された電極活物質層と、を有し、複数の前記電極体は、前記電極体の捲回軸が前記ケースの底面に沿う方向に延在するとともに前記底面と直交する方向に並んだ状態で前記ケースに収容され、前記ケースにおける前記電極体の捲回軸方向において互いに対向する一対の第1側壁は、内面に前記電極体の前記集電体と接触する板状の集電端子がそれぞれ配置されるとともに、外面に前記集電端子と電気的に接続された外部端子がそれぞれ配置され、前記ケースにおける前記捲回軸方向と直交する方向において互いに対向する一対の第2側壁の内面には、複数の前記電極体と嵌合するとともに複数の前記電極体を挟持する複数の溝がそれぞれ形成されていることを特徴とする二次電池。
【0006】
上記構成によれば、一対の第2側壁の内面にそれぞれ形成された複数の溝が複数の電極体と嵌合した状態で複数の電極体を挟持する。このため、振動を受けた場合でも複数の電極体がケース内で動くことを抑制できる。
【0007】
[態様2]前記集電端子の内面には、複数の前記電極体と対向する凹部が形成されていることを特徴とする[態様1]に記載の二次電池。
上記構成によれば、複数の電極体が過熱した場合に発生する煙を凹部によって収容することができる。
【0008】
[態様3]前記集電端子と前記外部端子とは、一体に形成されていることを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載の二次電池。
上記構成によれば、集電端子と外部端子とを別々に形成する場合に比べて、部品点数を低減できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、振動を受けた場合でも複数の電極体がケース内で動くことを抑制できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態の二次電池の斜視図である。
二次電池の分解斜視図である。
電極体の分解図である。
二次電池の断面図である。
図2において電極体を省略したときの状態を示す分解斜視図である。
図5を反対側から見たときの分解斜視図である。
端子形成部材を示す斜視図である。
二次電池において複数の電極体と凹部との位置関係を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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