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公開番号
2025030525
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135891
出願日
2023-08-23
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01L
25/00 20060101AFI20250228BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】半導体装置の絶縁耐圧の向上を図ること。
【解決手段】半導体装置10は、第1チップ50と、X方向において第1チップ50と離隔して配置された第2チップ60と、第1チップ50および第2チップ60とは別に設けられたサブマウントチップ120と、サブマウントチップ120の上に配置され、トランス40を含むトランスチップ70と、を含む。トランスチップ70は、第3半導体基板71と、第3半導体基板71上に形成された第3素子絶縁層72と、を含む。トランス40は、第3素子絶縁層72に埋め込まれている。サブマウントチップ120は、第4半導体基板121と、第4半導体基板121上に形成された絶縁層122と、を含む。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
第1半導体基板と、前記第1半導体基板に形成された第1回路と、前記第1半導体基板上に形成された第1素子絶縁層と、を含む第1チップと、
第2半導体基板と、前記第2半導体基板に形成された第2回路と、前記第2半導体基板上に形成された第2素子絶縁層と、を含み、第1方向において前記第1チップと離隔して配置された第2チップと、
前記第1チップおよび前記第2チップとは別に設けられたサブマウントチップと、
前記サブマウントチップの上に配置され、トランスを含むトランスチップと、
を含み、前記第1回路と前記第2回路とは、前記トランスを介して信号または電力を伝達するように構成され、
前記トランスチップは、
第3半導体基板と、
前記第3半導体基板上に形成された第3素子絶縁層と、
を含み、
前記トランスは、前記第3素子絶縁層に埋め込まれており、
前記サブマウントチップは、
第4半導体基板と、
前記第4半導体基板上に形成された絶縁層と、
を含む
半導体装置。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記トランスチップの前記第3素子絶縁層は、窒化シリコンを含む第1絶縁膜と、酸化シリコンを含む第2絶縁膜とが交互に複数積層された構造を含む
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記サブマウントチップの前記絶縁層は、窒化シリコンを含む第1絶縁膜と、酸化シリコンを含む第2絶縁膜とが交互に複数積層された構造を含む
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記サブマウントチップの前記絶縁層は、酸化シリコンを含む絶縁膜が複数積層された構造を含む
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記サブマウントチップの厚さは、前記トランスチップの厚さよりも薄い
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記サブマウントチップの厚さは、前記トランスチップの厚さ以上である
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記第1方向における前記サブマウントチップの寸法は、前記第1方向における前記トランスチップの寸法よりも小さい
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1方向における前記サブマウントチップの寸法は、前記第1方向における前記トランスチップの寸法と等しい
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1方向における前記サブマウントチップの寸法は、前記第1方向における前記トランスチップの寸法よりも大きい
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記サブマウントチップの厚さは、前記第1チップの厚さまたは前記第2チップの厚さ以上である
請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 3,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、半導体基板と、この基板に形成された絶縁層積層構造と、絶縁層積層構造内に形成された上コイルおよび下コイルとを含むトランスチップが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-78169号公報
【0004】
[概要]
ところで、トランスチップの絶縁耐圧の向上が求められる場合がある。
【0005】
本開示の一態様の半導体装置は、第1半導体基板と、前記第1半導体基板に形成された第1回路と、前記第1半導体基板上に形成された第1素子絶縁層と、を含む第1チップと、第2半導体基板と、前記第2半導体基板に形成された第2回路と、前記第2半導体基板上に形成された第2素子絶縁層と、を含み、第1方向において前記第1チップと離隔して配置された第2チップと、前記第1チップおよび前記第2チップとは別に設けられたサブマウントチップと、前記サブマウントチップの上に配置され、トランスを含むトランスチップと、を含み、前記第1回路と前記第2回路とは、前記トランスを介して信号または電力を伝達するように構成され、前記トランスチップは、第3半導体基板と、前記第3半導体基板上に形成された第3素子絶縁層と、を含み、前記トランスは、前記第3素子絶縁層に埋め込まれており、前記サブマウントチップは、第4半導体基板と、前記第4半導体基板上に形成された絶縁層と、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態の半導体装置の概略回路図である。
図2は、図1の半導体装置の概略平面図である。
図3は、図2のF3-F3線で半導体装置を切断した概略断面図である。
図4は、図2の半導体装置におけるトランスチップの概略平面図である。
図5は、図4のF5-F5線でトランスチップを切断した概略断面図である。
図6は、図4のF6-F6線でトランスチップを切断した概略断面図である。
図7は、図3の半導体装置におけるサブマウントチップの概略断面図である。
図8は、図3の半導体装置において、第1チップ、第2チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺を拡大した概略断面図である。
図9は、第2実施形態の半導体装置におけるトランスチップの概略断面図である。
図10は、第3実施形態の半導体装置の概略回路図である。
図11は、図10の半導体装置の概略平面図である。
図12は、図11の半導体装置におけるトランスチップの概略平面図である。
図13は、図12のF13-F13線でトランスチップおよびサブマウントチップを切断した概略断面図である。
図14は、図12のF14-F14線でトランスチップおよびサブマウントチップを切断した概略断面図である。
図15は、第1実施形態の半導体装置の第1変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図16は、第1実施形態の半導体装置の第2変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図17は、第1実施形態の半導体装置の第2変更例において、トランスチップの一部の分解斜視図である。
図18は、第1実施形態の半導体装置の第3変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図19は、第1実施形態の半導体装置の第4変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図20は、第2実施形態の半導体装置の変更例において、トランスチップの一部の概略断面図である。
図21は、第3実施形態の半導体装置の第1変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図22は、第3実施形態の半導体装置の第2変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図23は、第3実施形態の半導体装置の第2変更例において、トランスチップの一部の分解斜視図である。
図24は、第3実施形態の半導体装置の第3変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図25は、第3実施形態の半導体装置の第4変更例において、トランスチップの概略断面図である。
図26は、第3実施形態の半導体装置の第5変更例において、トランスチップの概略平面図である。
図27は、第3実施形態の半導体装置の第5変更例において、トランスチップの概略平面図である。
図28は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、トランスチップの一部の概略断面図である。
図29は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、トランスチップの一部の概略断面図である。
図30は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、トランスチップの一部の概略断面図である。
図31は、第3実施形態の半導体装置の変更例において、トランスチップの一部の概略断面図である。
図32は、変更例の半導体装置において、第1チップ、第2チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図33は、変更例の半導体装置において、第1チップ、第2チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図34は、変更例の半導体装置において、第1チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図35は、変更例の半導体装置において、第1チップの一部、第2チップの一部、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図36は、変更例の半導体装置において、第1チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図37は、変更例の半導体装置において、第1チップ、第2チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図38は、変更例の半導体装置において、第1チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図39は、変更例の半導体装置の概略回路図である。
図40は、図39の半導体装置において、第1チップ、第2チップ、サブマウントチップ、トランスチップ、およびその周辺の概略断面図である。
図41は、変更例の半導体装置の概略回路図である。
【0007】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して本開示の半導体装置のいくつかの実施形態について説明する。なお、説明を簡単かつ明確にするため、図面に示される構成要素は必ずしも一定の縮尺で描かれていない。また、理解を容易にするため、断面図では、ハッチング線が省略されている場合がある。添付の図面は、本開示の実施形態を例示するに過ぎず、本開示を制限するものとみなされるべきではない。本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単に対象物を区別するために用いられており、対象物の順位付けするものではない。
【0008】
以下の詳細な記載は、本開示の例示的な実施形態を具体化する装置、システム、および方法を含む。この詳細な記載は本来説明のためのものに過ぎず、本開示の実施形態またはこのような実施形態の適用および使用を限定することを意図しない。
【0009】
本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、所望の選択肢の「1つ以上」を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が2つであれば「1つの選択肢のみ」または「2つの選択肢の双方」を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも1つ」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば「1つの選択肢のみ」または「2つ以上の任意の選択肢の組み合わせ」を意味する。
【0010】
本明細書において使用される「Aの長さ(寸法)がBの長さ(寸法)と等しい」または「Aの長さ(寸法)とBの長さ(寸法)とが互いに等しい」とは、Aの長さ(寸法)とBの長さ(寸法)との差が例えばAの長さ(寸法)の10%以内の関係も含む。
(【0011】以降は省略されています)
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