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公開番号
2025026070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023131423
出願日
2023-08-10
発明の名称
コイル部品
出願人
株式会社村田製作所
代理人
個人
,
個人
主分類
H01F
17/04 20060101AFI20250214BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コイル部品の向きを判別可能とする。
【解決手段】コイル部品10は、巻芯部及び第1鍔部21、第2鍔部22を有するドラムコア10C、第1外部電極31、第2外部電極32、第3外部電極33、第4外部電極34、第1ワイヤ41、及び第2ワイヤ42を備えている。第2ワイヤ42は、第1巻回部51及び第2巻回部52を備えている。第1巻回部51は、複数のターンに亘って第1ワイヤ41に対して外周側に巻回される部分である。第2巻回部52は、第1巻回部51よりも第2線端42B側に位置し、第1ワイヤ41の外周側に連続して巻回されている範囲が1.0ターン未満の部分である。第1巻回部51のうち最も第2線端側42Aの位置を、当該第1巻回部51の終了箇所としたとき、第1巻回部51は、終了箇所から1ターン前までの箇所の区間において第1ワイヤ41の同一の層に至ることなく第1ワイヤ41を跨ぐ第1横断箇所61を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
柱状の巻芯部、及び前記巻芯部の中心軸に沿う方向の第1端に接続している第1鍔部、前記巻芯部における前記第1端とは反対側の第2端に接続している第2鍔部を有するドラムコアと、
前記第1鍔部の表面に位置する第1外部電極及び第2外部電極と、
前記第2鍔部の表面に位置する第3外部電極及び第4外部電極と、
前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第1外部電極に接続し、第2線端が前記第3外部電極に接続する第1ワイヤと、
前記第1ワイヤと同一方向に前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第2外部電極に接続し、第2線端が前記第4外部電極に接続する第2ワイヤと、
を備え、
前記第1ワイヤの前記第1線端から前記第2線端側に向かって前記中心軸を中心として1周する毎にターン数が1ずつ増加するものとし、
前記第2ワイヤの前記第1線端から前記第2線端側に向かって前記中心軸を中心として1周する毎にターン数が1ずつ増加するものとし、
前記第2ワイヤは、
複数のターンに亘って前記第1ワイヤに対して外周側に巻回される第1巻回部と、
前記第1巻回部よりも前記第2線端側に位置し、少なくとも一部が前記巻芯部の外周面に巻回されており、且つ前記第1ワイヤの外周側に連続して巻回されている範囲が1.0ターン未満である第2巻回部と、
を備え、
前記第1巻回部において前記第2ワイヤを前記第1線端から前記第2線端へと辿っていったときに前記第1巻回部のうち最も前記第2線端側の位置を、当該第1巻回部の終了箇所としたとき、前記第1巻回部は、前記終了箇所から1ターン前までの箇所の区間において、前記第1ワイヤの同一の層に至ることなく前記第1ワイヤを跨ぐ第1横断箇所を有している
コイル部品。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第1巻回部は、前記中心軸に沿う方向において、前記巻芯部の中央に対して前記第1鍔部側に位置する
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項3】
前記第1巻回部は、前記第1ワイヤに対して外周側で、前記第2ワイヤが2層以上に亘って巻回される部分を含んでいる
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項4】
前記第1線端から前記第2線端へと辿っていったときに最後に前記巻芯部の外周面と接触する箇所を含むターンを最終ターンとしたとき、
前記第2巻回部は、前記第2ワイヤの前記最終ターンを含み、
前記第1ワイヤの前記最終ターンの1つ前のターンと、前記第2ワイヤの前記最終ターンの1つ前のターンとは、互いに交差する第1交差箇所を有している
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項5】
前記中心軸に直交する特定の方向を正方向としたとき、
前記第1外部電極及び前記第2外部電極は、前記中心軸に対して前記第1鍔部の前記正方向側の表面に位置しており、
前記第3外部電極及び前記第4外部電極は、前記中心軸に対して前記第2鍔部の前記正方向側の表面に位置しており、
前記第1交差箇所は、前記中心軸に対して前記巻芯部の前記正方向側の外周面上に位置している
請求項4に記載のコイル部品。
【請求項6】
前記第2ワイヤを前記第1線端から前記第2線端へと辿っていったときに、前記第1横断箇所で前記中心軸に沿う方向において前記第2ワイヤが前記第1ワイヤを跨ぐ方向と、前記第1交差箇所で前記中心軸に沿う方向において前記第2ワイヤが前記第1ワイヤを跨ぐ方向とが反対方向である
請求項4に記載のコイル部品。
【請求項7】
前記第2巻回部は、前記中心軸に沿う方向の少なくとも一方側において隣り合うワイヤに対して離れて配置された部分を有する
請求項1に記載のコイル部品。
【請求項8】
前記巻芯部を前記中心軸に沿う方向で3つの領域に等分したとき、前記第2ワイヤを前記第1線端から前記第2線端へと辿っていったときに最後に前記巻芯部の外周面と接触する箇所は、前記3つの領域のうちの最も前記第2鍔部側の領域に位置する
請求項1に記載のコイル部品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、コイル部品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のコイル部品は、コアと、4つの外部電極と、第1ワイヤと、第2ワイヤと、を備えている。コアは、巻芯部と、第1鍔部と、第2鍔部と、を備えている。巻芯部は四角柱状である。第1鍔部は、巻芯部の第1端に接続している。第2鍔部は、巻芯部の第2端に接続している。4つの外部電極のうちの2つは、第1鍔部の表面に位置している。残りの2つの外部電極は、第2鍔部の表面に位置している。
【0003】
第1ワイヤは、巻芯部に巻回されている。第1ワイヤの第1端は、第1鍔部上の外部電極に接続している。第1ワイヤの第2端は、第2鍔部側上の外部電極に接続している。第2ワイヤは、巻芯部に巻回されている。第2ワイヤの第1端は、第1鍔部上の外部電極に接続している。第2ワイヤの第2端は、第2鍔部上の外部電極に接続している。第2ワイヤは、第1ワイヤと同一方向に巻回されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-195290号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のようなコイル部品では、各ワイヤに流れる電流の向きに応じて電気的、磁気的な特性に変化が生じ得る。したがって、コイル部品に対して想定される特性を得るためには、予め定められた向きで、コイル部品を基板に実装する必要がある。例えば、コイル部品のコアに、光学的に観察できる目印を付すことで、コイル部品の向きを判別可能にすることが考えられる。しかし、この場合は、当該目印を付すことのみを目的として製造工程を追加せざるを得ないので、製造工程の複雑化は避けられない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明は、柱状の巻芯部、及び前記巻芯部の中心軸に沿う方向の第1端に接続している第1鍔部、前記巻芯部における前記第1端とは反対側の第2端に接続している第2鍔部を有するドラムコアと、前記第1鍔部の表面に位置する第1外部電極及び第2外部電極と、前記第2鍔部の表面に位置する第3外部電極及び第4外部電極と、前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第1外部電極に接続し、第2線端が前記第3外部電極に接続する第1ワイヤと、前記第1ワイヤと同一方向に前記巻芯部に巻回され、第1線端が前記第2外部電極に接続し、第2線端が前記第4外部電極に接続する第2ワイヤと、を備え、前記第1ワイヤの前記第1線端から前記第2線端側に向かって前記中心軸を中心として1周する毎にターン数が1ずつ増加するものとし、前記第2ワイヤの前記第1線端から前記第2線端側に向かって前記中心軸を中心として1周する毎にターン数が1ずつ増加するものとし、前記第2ワイヤは、複数のターンに亘って前記第1ワイヤに対して外周側に巻回される第1巻回部と、前記第1巻回部よりも前記第2線端側に位置し、少なくとも一部が前記巻芯部の外周面に巻回されており、且つ前記第1ワイヤの外周側に連続して巻回されている範囲が1.0ターン未満である第2巻回部と、を備え、前記第1巻回部において前記第2ワイヤを前記第1線端から前記第2線端へと辿っていったときに前記第1巻回部のうち最も前記第2線端側の位置を、当該第1巻回部の終了箇所としたとき、前記第1巻回部は、前記終了箇所から1ターン前までの箇所の区間において、前記第1ワイヤの同一の層に至ることなく前記第1ワイヤを跨ぐ第1横断箇所を有しているコイル部品である。
【発明の効果】
【0007】
コアに目印を付すことなくコイル部品の向きを判別可能である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、コイル部品の斜視図である。
図2は、コイル部品の平面図である。
図3は、第3負方向を向いてコイル部品を視たときの、ワイヤの巻回の様態を説明する図である。
図4は、第2正方向を向いてコイル部品を視たときの、ワイヤの巻回の様態を説明する図である。
図5は、第2正方向を向いて変更例のコイル部品を視たときの、ワイヤの巻回の様態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<全体構成について>
図1に示すように、コイル部品10は、ドラムコア10Cと、天板10Fと、を備えている。
【0010】
ドラムコア10Cは、巻芯部11、第1鍔部21、第2鍔部22を有している。
巻芯部11は、四角柱状である。巻芯部11の中心軸11Cに直交する断面は長方形状である。なお、ここでいう「長方形状」は、4つの辺を有していて全体として長方形状であればよく、長方形の角が面取りされた形状も含む。巻芯部11の材質は、本実施形態では、Ni-Zn系フェライトである。また、巻芯部11の材質は、例えば、アルミナ、Ni-Zn系フェライト、合成樹脂、及びこれらの混合物等とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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