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公開番号2025045917
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153967
出願日2023-09-20
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 50/54 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】スルーホールにおいて高周波信号のインピーダンスの安定性を向上することができる電磁継電器が、提供される。
【解決手段】電磁継電器1は、第1導体層11と、第2~第4導体層12-14と、スルーホール26A,27A,26B,27Bと、を備える。第1導体層11には、高周波信号を伝送するための伝送路が接続される。第2~第4導体層12-14は、第1導体層11を含む平面と直交する直交方向において、第1導体層11と間隔を隔てて配置される。スルーホール26A,27A,26B,27Bは、第1導体層11の端面において伝送路に接続され、直交方向に向けて延びる。第2~第4導体層12-14は、第2~第4導体層12-14を含む平面上においてスルーホール26A,27A,26B,27Bと間隔を隔てて配置される窓部12a,13a,14a、を有する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
高周波信号を伝送するための伝送路が接続される表面層と、
前記表面層を含む平面と直交する直交方向において、前記表面層と間隔を隔てて配置される少なくとも1つのグランド層と、
前記表面層の端面において前記伝送路に接続され、前記直交方向に向けて延びるスルーホールと、
を備え、
前記グランド層は、前記グランド層を含む平面上において前記スルーホールと間隔を隔てて配置される窓部、を有する、
電磁継電器。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記スルーホールは、円弧状に形成され、
前記窓部は、円弧状に形成される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記少なくとも1つのグランド層は、複数のグランド層を含み、
前記複数のグランド層のそれぞれは、前記スルーホールと間隔を隔てて配置される前記窓部、を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記複数のグランド層は、第1から第3のグランド層を含み、
前記表面層及び前記第1グランド層の間、前記第1グランド層及び前記第2グランド層の間、及び前記第2グランド層及び前記第3グランド層の間には、誘電体層が配置される、
請求項3に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記スルーホールは、円弧状に形成され、
前記窓部は、円弧状に形成される、
請求項3又は4に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記複数のグランド層のそれぞれの前記窓部の半径は、同じである、
請求項5に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記複数のグランド層の少なくとも1つの前記窓部の半径は、異なる、
請求項5に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電磁継電器には、高周波信号の伝送を開閉するためのものがある。例えば、特許文献1の電磁継電器は、可動接触片と、複数の固定端子と、シールド板と、を備えている。電磁石ブロックがオンになり可動接触片が電磁石ブロックによって押圧された場合、可動接触片の両端部が複数の固定端子に接触する。これにより、高周波信号の伝送が許可される。一方で、電磁石ブロックがオフになり可動接触片が復帰バネによって付勢された場合、可動接触片の両端部は、複数の固定端子から離脱し、シールド板に接触する。これにより、高周波信号の伝送が遮断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-51234号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電磁継電器では、可動接触片の両端部を固定端子に接触させたり、可動接触片の両端部を固定端子から離脱させたりすることによって、高周波信号の伝送が開閉される。この場合、可動接触片の全体を固定端子に接近させたり、可動接触片の全体を固定端子から離脱させたりする必要がある。この構成を実現するためには、電磁継電器の構成が複雑になるという問題がある。また、可動接触片を全体的に可動させるためには、電磁石ブロックの押圧力、すなわち、電磁石のパワーが要求されるという問題もある。
【0005】
この問題を解決するために、可動接触片が全体的に可動するのではなく可動接触片が部分的に可動する電磁継電器の開発が、試みられている。このタイプの電磁継電器は、以下のように構成されうる。可動接触片の一端が第1伝送線路の固定端子に接続される。この状態で、可動接触片が押圧部材によって押圧され、可動接触片の他端が第2伝送線路の固定端子に接触する。これにより、高周波信号の伝送が許可される。
【0006】
この状態で、可動接触片に対する押圧部材の押圧が解除されると、可動接触片の他端が第2伝送線路の固定端子から離脱しシールド板に接触する。これにより、高周波信号の伝送が遮断される。
【0007】
このタイプの電磁継電器において、スルーホールをプリント基板の端面に形成する試みがなされている。この場合、スルーホールは、プリント基板の端面において上下方向(垂直方向)に延びる。ここで、スルーホールがグランド層に接触している状態で高周波信号がスルーホールに流されると、高周波信号のインピーダンスが上下方向(垂直方向)において局所的に安定しないおそれがある。本発明の目的は、スルーホールにおいて高周波信号のインピーダンスの安定性を向上することができる電磁継電器を、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、表面層と、少なくとも1つのグランド層と、スルーホールと、を備える。表面層は、高周波信号を伝送するための伝送路が接続される。少なくとも1つのグランド層は、表面層を含む平面と直交する直交方向において、表面層と間隔を隔てて配置される。スルーホールは、表面層の端面において伝送路に接続され、直交方向に向けて延びる。グランド層は、グランド層を含む平面上においてスルーホールと間隔を隔てて配置される窓部、を有する。
【0009】
本態様に係る電磁継電器では、グランド層に窓部が設けられる。グランド層の窓部は、グランド層を含む平面上において、スルーホールと間隔を隔てて配置される。この構成によって、高周波信号がスルーホールに流されたとしても、高周波信号のインピーダンスを安定させることができる。すなわち、本電磁継電器では、従来技術と比較して、スルーホールにおいて高周波信号のインピーダンスの安定性を向上することができる。
【0010】
スルーホールは、円弧状に形成されてもよい。この場合、窓部は、円弧状に形成される。この構成によって、スルーホールにおいて高周波信号のインピーダンスの安定性を好適に向上することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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