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公開番号
2025083806
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-02
出願番号
2023197401
出願日
2023-11-21
発明の名称
雨滴検出装置およびこれを備えた気象センサ
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G01W
1/14 20060101AFI20250526BHJP(測定;試験)
要約
【課題】開口部を通過する雨滴を検出する装置において、雨滴の検出精度を確保しつつ、開口から侵入した異物を効果的に外部へ排出することが可能な雨滴検出装置およびこれを備えた気象センサを提供する。
【解決手段】雨滴検出装置20は、筐体部21、開口部21a、光源部22a、受光部22b、マイコン25、ベース24、排出部26を備える。開口部21aは、筐体部21の天井面21cに形成されている。光源部22aは、開口部21aを通過する雨滴に向かって光を照射する。受光部22bは、筐体部21の光源部22aに対向配置され光源部22aから照射された光を受光する。マイコン25は、受光部22bにおける受光量の変化に応じて雨滴を検出する。ベース24は、筐体部21を下方から支持する。排出部26は、筐体部21の外周面21dとベース24との間に形成された隙間であって、開口部21aから侵入する虫の全高と同等の高さを有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の外周面と天井面とを有する筐体部と、
前記筐体部の前記天井面に形成された開口部と、
前記筐体部に設けられており、前記開口部を通過する雨滴に向かって光を照射する光源部と、
前記筐体部における前記光源部に対向する位置に配置されており、前記光源部から照射された光を受光する受光部と、
前記受光部において受光した前記光の受光量の変化に応じて、前記光源部と前記受光部との間を通過した雨滴を検出する雨滴検出部と、
前記筐体部を下方から支持する土台部と、
前記筐体部の外周面と前記土台部との間に形成された隙間であって、前記開口部から侵入する虫の全高と同等の高さを有する排出部と、
を備えている雨滴検出装置。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記排出部は、5~15mmの範囲の隙間を有している、
請求項1に記載の雨滴検出装置。
【請求項3】
前記受光部は、前記土台部の表面から30mm以上の高さ位置に配置されている、
請求項1または2に記載の雨滴検出装置。
【請求項4】
前記筐体部は、前記開口部から前記土台部の表面までを連通させる内壁面をさらに有しており、
前記光源部および前記受光部は、前記内壁面における互いに対向する位置に設けられている、
請求項1または2に記載の雨滴検出装置。
【請求項5】
前記内壁面の内側であって、前記光源部と前記受光部との間に設けられた雨滴検知エリアを、さらに備えている、
請求項4に記載の雨滴検出装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載の雨滴検出装置と、
前記土台部の下方に配置されており、所定の測定領域を通過する風の速度および方向を検出する風計測装置と、
を備えている気象センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨量を計測する雨滴検出装置およびこれを備えた気象センサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、雨量の測定を行うために、落下する雨水を受水する受水器、受水器で受水された雨水を滴下するろ水器と、ろ水器から滴下する雨水を溜めて転倒する転倒ますを備える転倒ます形雨量計が用いられている。
例えば、特許文献1には、降雨の状態をより詳細にまたできるだけ即時的に把握することができ、降雨によりもたらされる様々な災害の発生予測や予防に活かすことができる雨量等変化率計測システムについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-2684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の雨量等変化率計測システムでは、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された雨量等変化率計測システムでは、転倒枡によって所定水量の降雨等を定量する水量定量部によって雨量を検出している。このため、このような構成では、リアルタイムでの雨量を検出することが困難であった。
【0005】
そこで、所定の検出エリアを通過する雨滴を検出してリアルタイムで雨量の検出を行う雨滴検出装置が用いられている。
しかし、このような構成では、雨滴が通過する開口部から落ち葉、虫等の異物が侵入して正確な雨量検出を行うことが難しくなってしまうおそれがある。
一方、虫等の異物の排出を考慮して、筐体部と土台部分との間の隙間を大きくすると、その隙間から風が侵入して雨滴検出を行う部分に吹き上がりが発生し、雨滴の検出精度が低下してしまうおそれがある。
【0006】
本発明の課題は、開口部を通過する雨滴を検出する装置において、雨滴の検出精度を確保しつつ、開口部から侵入した異物を効果的に外部へ排出することが可能な雨滴検出装置およびこれを備えた気象センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の発明に係る雨滴検出装置は、筐体部と、開口部と、光源部と、受光部と、雨滴検出部と、土台部と、排出部と、を備えている。筐体部は、筒状の外周面と天井面とを有する。開口部は、筐体部の天井面に形成されている。光源部は、筐体部に設けられており、開口部を通過する雨滴に向かって光を照射する。受光部は、筐体部における光源部に対向する位置に配置されており、光源部から照射された光を受光する。雨滴検出部は、受光部において受光した光の受光量の変化に応じて、光源部と受光部との間を通過した雨滴を検出する。土台部は、筐体部を下方から支持する。排出部は、筐体部の外周面と土台部との間に形成された隙間であって、開口部から侵入する虫の全高と同等の高さを有する。
【0008】
ここでは、筐体部の天井面に設けられた開口部から筐体部の内部を通過する雨滴を検出して雨量を検出する装置において、開口部から侵入した虫や落ち葉等の異物を、筐体部の外周面と土台部との間に形成され開口部から侵入した虫の全高と同等の高さの隙間(排出部)から排出する。
ここで、虫の全高とは、例えば、カナブン等の虫が土台部上に落下した状態における虫の土台部の上面からの高さを意味している。落ち葉等の異物は、虫の全高よりも土台部の上面からの高さが低いことが想定されるため、虫の全高を基準として排出部の隙間の大きさが設定される。
【0009】
筐体部の天井面に雨滴が通過する開口部を有する雨滴検出装置では、雨滴を通過させるためにある程度の面積の開口部が必要となるため、雨滴以外にも、カナブン等の虫や落ち葉等の異物が開口部から侵入してしまう場合がある。
このため、開口部から侵入した異物を、筐体部と土台部との間の隙間から速やかに筐体部の外部へ排出する必要がある。しかし、筐体部と土台部との間の隙間を大きくすると、側面から侵入する風の影響を受けて、開口部内に吹き上がりが生じ、雨滴検出の精度が低下してしまうおそれがある。
【0010】
そこで、本発明の雨滴検出装置では、開口部から侵入するおそれがある異物の内、最も高さがあると想定されるカナブン等の虫の全高と同等の高さを有する隙間から、虫等の異物を排出する。
これにより、開口部から誤って侵入した虫や落ち葉等の異物を筐体部の外周面と土台部との間の隙間からスムーズに排出することができるとともに、側方からの風の影響を最小限に抑制して開口部における吹き上がり等に起因する雨滴の検出精度の低下を防止することができる。
この結果、開口部を通過する雨滴を検出する装置において、雨滴の検出精度を確保しつつ、開口部から侵入した異物を効果的に外部へ排出することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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