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公開番号2025040302
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023147133
出願日2023-09-11
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 50/44 20060101AFI20250314BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コイル端子の絡げ部の強度を維持しながら、コイルの引き出し線の絡げ部への半田付けの品質を向上させる。
【解決手段】電磁継電器は、固定端子と、固定接点と、可動接点と、可動片と、コイルと、コイル端子と、半田とを備える。固定接点は、固定端子に接続される。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動接点は、可動片に接続される。可動片は、閉位置と開位置とに移動可能である。可動片が閉位置において、可動接点は、固定接点と接触する。可動片が開位置において、可動接点は、固定接点から離れる。コイルは、開位置と閉位置との間で、可動片を移動させる電磁力を発生させる。コイルは、引き出し線を含む。コイル端子は、絡げ部を含む。絡げ部には、引き出し線が巻回される。絡げ部は、凹形状を含む。半田は、凹形状において絡げ部に付けられることで、引き出し線を絡げ部に固定する。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項1】
固定端子と、
前記固定端子に接続された固定接点と、
前記固定接点と向かい合って配置される可動接点と、
前記可動接点が接続され、前記可動接点が前記固定接点と接触する閉位置と前記可動接点が前記固定接点から離れる開位置とに移動可能な可動片と、
引き出し線を含み、前記開位置と前記閉位置との間で、前記可動片を移動させる電磁力を発生させるコイルと、
前記引き出し線が巻回される絡げ部を含み、前記絡げ部は凹形状を含むコイル端子と、
前記凹形状において前記絡げ部に付けられることで、前記引き出し線を前記絡げ部に固定する半田と、
を備える電磁継電器。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記絡げ部は、板状の形状を有し、
前記凹形状は、前記絡げ部の表面から板厚方向に凹んでいる、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記絡げ部は、板状の形状を有し、
前記絡げ部は、板厚方向に延びる端面を含み、
前記凹形状は、前記端面に設けられている、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記凹形状は、複数の窪みを含む、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記凹形状は、多角形の形状を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記凹形状は、円形の形状を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記凹形状は、溝状の形状を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項8】
前記凹形状は、前記絡げ部を貫通している、
請求項1に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
電磁継電器は、コイルと、コイルに電力を供給するためのコイル端子とを備えている。例えば、特許文献1の電磁継電器では、コイルの引き出し線が、コイル端子の絡げ部に巻回され、半田付けによって絡げ部に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-10055号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように、コイルの引き出し線がコイル端子に半田付けされる場合、コイル端子の形状によっては、コイル端子に熱が伝わり難く、半田付けが不十分になることがある。コイル端子を薄くすれば、熱が伝わりやすくなるが、引き出し線の巻き付けに対するコイル端子の強度が低下してしまう。本発明の目的は、コイル端子の絡げ部の強度を維持しながら、コイルの引き出し線の絡げ部への半田付けの品質を向上させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、固定端子と、固定接点と、可動接点と、可動片と、コイルと、コイル端子と、半田とを備える。固定接点は、固定端子に接続される。可動接点は、固定接点と向かい合って配置される。可動接点は、可動片に接続される。可動片は、閉位置と開位置とに移動可能である。可動片が閉位置において、可動接点は、固定接点と接触する。可動片が開位置において、可動接点は、固定接点から離れる。コイルは、開位置と閉位置との間で、可動片を移動させる電磁力を発生させる。コイルは、引き出し線を含む。コイル端子は、絡げ部を含む。絡げ部には、引き出し線が巻回される。絡げ部は、凹形状を含む。半田は、凹形状において絡げ部に付けられることで、引き出し線を絡げ部に固定する。
【0006】
本態様に係る電磁継電器では、絡げ部が凹形状を含むことで、絡げ部の板厚を維持しながら、絡げ部の体積が小さくなる。そのため、絡げ部に熱が伝わりやすくなることで、コイルの引き出し線の絡げ部への半田付けの品質が向上する。また、絡げ部の板厚が維持されるため、絡げ部の強度が維持される。
【0007】
絡げ部は、板状の形状を有してもよい。凹形状は、絡げ部の表面から板厚方向に凹んでいてもよい。この場合、絡げ部の広い範囲に、凹形状を設けることができる。絡げ部は、板状の形状を有してもよい。絡げ部は、板厚方向に延びる端面を含んでもよい。凹形状は、端面に設けられてもよい。凹形状は、複数の窪みを含んでもよい。この場合、1つの大きな窪みが設けられる場合と比べて、絡げ部の強度が向上する。
【0008】
凹形状は、多角形の形状を有してもよい。凹形状は、円形の形状を有してもよい。凹形状は、溝状の形状を有してもよい。凹形状は、絡げ部を貫通していてもよい。これらのような凹形状によって、絡げ部における伝熱性が向上すると共に、絡げ部の強度が維持される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コイル端子の絡げ部の強度を維持しながら、コイルの引き出し線の絡げ部への半田付けの品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る電磁継電器の斜視図である。
電磁継電器の断面図である。
電磁継電器の断面図である。
カバーが省略された電磁継電器の正面図である。
図4におけるV-V断面図である。
第1コイル端子の斜視図である。
第1コイル端子の拡大斜視図である。
第1コイル端子の拡大正面図である。
図8におけるIX-IX断面図である。
第1引き出し線が巻回され半田によって固定された第1絡げ部を示す第1コイル端子の拡大正面図である。
第1変形例に係る第1コイル端子の拡大正面図である。
第2変形例に係る第1コイル端子の拡大正面図である。
第3変形例に係る第1コイル端子の拡大正面図である。
第4変形例に係る第1コイル端子の拡大正面図である。
第5変形例に係る第1コイル端子の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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