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公開番号2025045913
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153963
出願日2023-09-20
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人
主分類H01H 50/54 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】可動接触片が接合される伝送線路の高周波特性の悪化を抑制することができる電磁継電器の提供。
【解決手段】電磁継電器は、伝送線ベースと、可動接触片と、コイルブロックと、可動ブロックとを備える。伝送線ベースは、第1導体層と、第2導体層とを含む。第1導体層は、第1伝送線路と第2伝送線路とを含む。可動接触片は、第1伝送線路に接合される接合部を含む。可動接触片は、第1伝送線路と第2伝送線路とを接続する接続位置と、第1伝送線路と第2伝送線路とを遮断する遮断位置とに移動可能である。コイルブロックは、コイルを含む。可動ブロックは、コイルの電磁力によって動作することで、可動接触片を接続位置と遮断位置との間で移動させる。第1伝送線路は、幅広部を含む。幅広部は、可動接触片の接合部の幅よりも大きい幅を有し、接合部が接合される。第2導体層は、幅広部と向かい合って開かれた開口部を含む。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
第1伝送線路と第2伝送線路とを含む第1導体層と、前記第1導体層の下方に配置される第2導体層と、を含む伝送線ベースと、
前記第1伝送線路に接合される接合部を含み、前記第1導体層の上方に配置され、前記第1伝送線路と前記第2伝送線路とを接続する接続位置と、前記第1伝送線路と前記第2伝送線路とを遮断する遮断位置とに移動可能な可動接触片と、
コイルを含むコイルブロックと、
前記コイルの電磁力によって動作することで、前記可動接触片を前記接続位置と前記遮断位置との間で移動させる可動ブロックと、
を備え、
前記第1伝送線路は、前記可動接触片の前記接合部の幅よりも大きい幅を有し、前記可動接触片の前記接合部が接合される幅広部を含み、
前記第2導体層は、前記幅広部と向かい合って開かれた開口部を含む、
電磁継電器。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記第2導体層の前記開口部は、前記第1伝送線路の前記幅広部の幅よりも小さい幅を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記第2導体層の前記開口部は、前記可動接触片の前記接合部よりも小さい幅を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記伝送線ベースは、前記第1導体層と前記第2導体層の間に配置される誘電体層をさらに含み、
前記誘電体層は、前記第2導体層の前記開口部と、前記可動接触片の前記接合部との間においてキャビティ形状を有する、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記第2導体層の前記開口部は、R面形状又はC面形状を有する角部を含む、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記第1伝送線路の前記幅広部は、R面形状又はC面形状を有する角部を含む、
請求項1に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電磁継電器には、高周波信号を開閉するためのものがある。例えば、特許文献1の電磁継電器は、1対の可動接点を含む可動接触片と、第1固定接点を含む第1伝送線路と、第2固定接点を含む第2伝送線路と、可動ブロックと、電磁石ブロックとを備えている。電磁石ブロックは、可動ブロックを動作させる電磁力を発生させる。可動ブロックは、可動接触片を押圧して、1対の可動接点を第1固定接点と第2固定接点とに接触させる。これにより、第1伝送線路と第2伝送線路とが互いに接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-96410号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような電磁継電器において、例えば、可動接触片の一端を第1伝送線路に接合された固定端とし、可動接触片の他端を自由端として、可動ブロックの動作に応じて自由端を第2伝送線路に接触させる構成にすることが考えられる。この場合、可動接触片を第1伝送線路に接合するときに、第1伝送線路に対する可動接触片の接合位置が第1伝送線路の幅からはみ出すおそれがある。可動接触片の接合位置が第1伝送線路の幅からはみ出すと、接合部分における第1伝送線路の幅が大きくなるので、特性インピーダンスが低くなり、高周波特性が悪化する。
【0005】
本発明の目的は、可動接触片が接合される伝送線路の高周波特性の悪化を抑制することができる電磁継電器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、伝送線ベースと、可動接触片と、コイルブロックと、可動ブロックとを備える。伝送線ベースは、第1導体層と、第2導体層とを含む。第1導体層は、第1伝送線路と第2伝送線路とを含む。第2導体層は、第1導体層の下方に配置される。可動接触片は、第1導体層の上方に配置される。可動接触片は、第1伝送線路に接合される接合部を含む。可動接触片は、第1伝送線路と第2伝送線路とを接続する接続位置と、第1伝送線路と第2伝送線路とを遮断する遮断位置とに移動可能である。コイルブロックは、コイルを含む。可動ブロックは、コイルの電磁力によって動作することで、可動接触片を接続位置と遮断位置との間で移動させる。第1伝送線路は、幅広部を含む。幅広部は、可動接触片の接合部の幅よりも大きい幅を有し、接合部が接合される。第2導体層は、幅広部と向かい合って開かれた開口部を含む。
【0007】
本態様に係る電磁継電器では、可動接触片の接合部の幅よりも大きい第1伝送線路の幅広部に可動接触片の接合部が接合される。このため、可動接触片を第1伝送線路に接合するときに、第1伝送線路に対する可動接触片の接合位置が第1伝送線路の幅からはみ出すことを抑制できる。ここで、特性インピーダンスは、第1伝送線路におけるインダクタンス値と、第1伝送線路と第2導線層との間の静電容量値によって定まる。第2導体層の開口部は、幅広部と向かい合って開かれているので、開口部によって接合部分における第1伝送線路と第2導線層との間の静電容量を下げることができる。例えば、第1伝送線路において、幅広部とそれ以外の部分との特性インピーダンスが同程度になるように開口部の大きさを設定することで、第1伝送線路における高周波特性を安定させることができる。その結果、可動接触片が接合される第1伝送線路の高周波特性の悪化を抑制することができる。
【0008】
第2導体層の開口部は、第1伝送線路の幅広部の幅よりも小さい幅を有してもよい。この場合は、第1伝送線路において、幅広部の特性インピーダンスを幅広部以外の部分の特性インピーダンスと同程度に近づけることができるので、第1伝送線路における高周波特性が安定する。
【0009】
第2導体層の開口部は、可動接触片の接合部よりも小さい幅を有してもよい。この場合においても、幅広部の特性インピーダンスを幅広部以外の部分の特性インピーダンスと同程度に近づけることができるので、第1伝送線路における高周波特性が安定する。
【0010】
伝送線ベースは、第1導体層と第2導体層の間に配置される誘電体層をさらに含んでもよい。誘電体層は、第2導体層の開口部と、可動接触片の接合部との間においてキャビティ形状を有してもよい。この場合は、誘電体層を利用して幅広部の特性インピーダンスを調整することが可能になる。
(【0011】以降は省略されています)

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