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公開番号2025045911
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023153961
出願日2023-09-20
発明の名称電磁継電器
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H01H 50/54 20060101AFI20250326BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高周波信号のアイソレーション特性を低下させることなく、高周波信号及び低周波信号を安定的に伝送することができる電磁継電器が、提供される。
【解決手段】電磁継電器1では、プリント基板3は、第1及び第3伝送線路24A,24Bと、第2及び第4伝送線路25A,25Bと、第1グランド板23と、を有する。第1及び第2可動接触片6A,6Bは、第1伝送線路24A及び第3伝送線路24Bに各別に接続される。第1及び第2可動接触片6A,6Bは接続位置と遮断位置との間で移動する。シールド板7は、第1グランド板23から第2及び第4伝送線路25A,25Bの上方に延びる。絶縁層107は、第1グランド板23及び第1及び第2可動接触片6A,6Bの間に設けられる。
【選択図】図7B
特許請求の範囲【請求項1】
第1伝送線路、第2伝送線路、及びグランド板を含むベースブロックと、
前記第1伝送線路に接続され、前記第1伝送線路から前記第2伝送線路に向けて延び、前記第2伝送線路に接続される接続位置と、前記第2伝送線路から上方に離れた離脱位置との間で移動する可動接触片と、
前記グランド板に配置され、前記グランド板から前記第2伝送線路の上方に延びるシールド板と、
前記グランド板及び前記可動接触片の間に設けられる絶縁層と、
を備え、
前記可動接触片が前記離脱位置に位置する状態で、前記可動接触片は前記絶縁層又は前記シールド板に接触する、
電磁継電器。
続きを表示(約 670 文字)【請求項2】
前記絶縁層は、前記可動接触片及び前記シールド板とは別部材として、前記可動接触片及び前記シールド板の前記いずれか一方に装着される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項3】
前記絶縁層は、前記可動接触片及び前記シールド板の前記いずれか一方をコーティングすることによって、前記可動接触片及び前記シールド板の前記いずれか一方に形成される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項4】
前記絶縁層は、前記グランド板及び前記シールド板の間に配置される、
請求項1に記載の電磁継電器。
【請求項5】
前記シールド板に接続され前記グランド板及び前記シールド板の間に配置される導体、
をさらに備え、
前記絶縁層は、前記導体及び前記グランド板の間に配置される、
請求項4に記載の電磁継電器。
【請求項6】
前記ベースブロックは、前記グランド板と、前記シールド板及び前記グランド板の間に配置される複数の導体層と、を含み、
前記絶縁層は、前記複数の導体層のいずれか1つに設けられる、
請求項4に記載の電磁継電器。
【請求項7】
前記絶縁層は、3μm以上且つ80μm以下の厚みを有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁継電器。
【請求項8】
前記絶縁層は、高誘電材料及び高誘電正接材料の少なくともいずれか一方によって、形成される、
請求項1に記載の電磁継電器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電磁継電器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
電磁継電器には、高周波信号の伝送を開閉するためのものがある。例えば、特許文献1の電磁継電器は、可動接触片と、複数の固定端子と、シールド板と、を備えている。可動接触片が電磁石ブロックによって押圧された場合、可動接触片の両端部が複数の固定端子に接触する。これにより、高周波信号の伝送が許可される。一方で、可動接触片が復帰バネによって付勢された場合、可動接触片の両端部は、複数の固定端子から離脱し、シールド板に接触する。これにより、高周波信号の伝送が遮断される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-51234号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の電磁継電器では、可動接触片の両端部を固定端子に接触させたり、可動接触片の両端部を固定端子から離脱させたりすることによって、高周波信号の伝送が開閉される。
【0005】
この場合、可動接触片の全体を固定端子に接近させたり、可動接触片の全体を固定端子から離脱させたりする必要がある。この構成を実現するためには、電磁継電器の構成が複雑になるという問題がある。また、可動接触片を全体的に可動させるためには、電磁石ブロックの押圧力、すなわち、電磁石のパワーが要求されるという問題もある。
【0006】
この問題を解決するために、可動接触片が全体的に可動するのではなく可動接触片が部分的に可動する電磁継電器の開発が、試みられている。このタイプの電磁継電器は、以下のように構成されうる。可動接触片の一端が第1伝送線路の固定端子に接続される。この状態で、可動接触片が押圧部材によって押圧され、可動接触片の他端が第2伝送線路の固定端子に接触する。これにより、高周波信号の伝送が許可される。
【0007】
この状態で、可動接触片に対する押圧部材の押圧が解除されると、可動接触片の他端が第2伝送線路の固定端子から離脱しシールド板に接触する。これにより、高周波信号の伝送が遮断される。
【0008】
一方で、高周波信号の伝送だけでなく低周波信号も伝送することができる電磁継電器の開発も、同時に試みられている。この場合、高周波信号の伝送が遮断され可動接触片の他端がシールド板に接触した状態で低周波信号が伝送されると、低周波信号が短絡するおそれがある。この問題を解決するために、この電磁継電器からシールド板が取り除かれた場合、低周波信号の短絡を防ぐことはできるものの、高周波信号のアイソレーション特性が低下するおそれがある。
【0009】
本発明の目的は、高周波信号のアイソレーション特性を低下させることなく、高周波信号及び低周波信号を安定的に伝送することができる電磁継電器を、提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様に係る電磁継電器は、ベースブロックと、可動接触片と、シールド板と、絶縁層と、を備える。ベースブロックは、第1伝送線路、第2伝送線路、及びグランド板を含む。可動接触片は、第1伝送線路に接続される。可動接触片は、第1伝送線路から第2伝送線路に向けて延びる。可動接触片は、第2伝送線路に接続される接続位置と、第2伝送線路から上方に離れた離脱位置との間で、移動する。シールド板は、グランド板に配置される。シールド板は、グランド板から第2伝送線路の上方に延びる。絶縁層は、グランド板及び可動接触片の間に設けられる。可動接触片が離脱位置に位置する状態で、可動接触片は絶縁層又はシールド板に接触する。
(【0011】以降は省略されています)

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