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公開番号2025038646
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-19
出願番号2023145384
出願日2023-09-07
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/35 20210101AFI20250312BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制できる蓄電装置を提供する
【解決手段】第一方向に並ぶ第一蓄電素子100A及び第二蓄電素子100Bと、流路形成部材350と、を備え、第一蓄電素子は、第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁131Aを備え、第二蓄電素子は、第二方向に第二ガス排出131Bを備え、流路形成部材は、第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、ガスを外部に排出する出口358を備え、第一方向において、第一ガス排出弁の位置である第一位置P1と出口との距離は、第二ガス排出弁の位置である第二位置P2と出口との距離よりも短い。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向に並ぶ第一蓄電素子及び第二蓄電素子と、
流路形成部材と、を備え、
前記第一蓄電素子は、前記第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁を備え、
前記第二蓄電素子は、前記第二方向に第二ガス排出弁を備え、
前記流路形成部材は、
前記第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、
前記第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、
前記ガスを外部に排出する出口を備え、
前記第一方向において、前記第一ガス排出弁の位置である第一位置と前記出口との距離は、前記第二ガス排出弁の位置である第二位置と前記出口との距離よりも短く、
前記流路形成部材内の前記ガスの流路の、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向の幅を流路幅とした場合、前記第一位置における前記流路幅である第一幅は、前記第二位置における前記流路幅である第二幅よりも大きい、
蓄電装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記流路幅は、前記第二位置から前記第一位置に近づくに従って大きくなる、
請求項1記載の蓄電装置。
【請求項3】
前記第一方向において、前記ガスの流路の前記第二方向の幅は一定である、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項4】
前記ガスの流路の前記第二方向の幅は、前記第二位置から前記第一位置に近づくに従って大きくなる、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記流路形成部材は、前記第二方向で前記第一蓄電素子及び前記第二蓄電素子と対向する対向壁部を備え、
前記対向壁部は、第一開口部及び第二開口部を備え、
前記第一開口部は、前記第一ガス排出弁に対向する位置に配置されており、
前記第二開口部は、前記第二ガス排出弁に対向する位置に配置されている、
請求項1または2記載の蓄電装置。
【請求項6】
第一方向に並ぶ第一蓄電素子及び第二蓄電素子と、
流路形成部材と、を備え、
前記第一蓄電素子は、前記第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁を備え、
前記第二蓄電素子は、前記第二方向に第二ガス排出弁を備え、
前記流路形成部材は、
前記第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、
前記第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、
前記ガスを外部に排出する出口を備え、
前記第一方向において、前記第一ガス排出弁の位置である第一位置と前記出口との距離は、前記第二ガス排出弁の位置である第二位置と前記出口との距離よりも短く、
前記流路形成部材内の前記ガスの流路において、前記第一位置における断面積である第一断面積は、前記第二位置における断面積である第二断面積よりも大きく、かつ、前記出口における断面積である出口断面積は、前記第一断面積よりも大きく、
前記断面積は、前記ガスの流路の、前記第一方向に垂直な断面の面積である、
蓄電装置。
【請求項7】
前記出口断面積は、前記ガスの流路の最大の前記断面積である、
請求項6記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、排出ダクトを備える電源装置が開示されている。当該電源装置では、複数の電池セルを積層している電池ブロックの上面に、各電池セルのガス排出弁の開口部に流入開口部を連結するように排出ダクトを連結し、ガス排出弁の破断膜に破断ラインを設けて、破断膜が破断されたガス排出弁が開弁する状態で、破断して分離された破断縁を排出ダクトの下端縁よりも上方に配置して、排出ガスを排出ダクトに誘導する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-77932号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の電源装置が備える排出ダクトでは、排出ダクトの電池ブロックの上方に位置する部分における内部空間の断面が、排出ダクトの延びる方向において一定に形成されている。そのため、排出ダクトにおけるガスの出口から遠い位置に配置された電池セルから排出されたガスが、当該出口から排出され難くなるおそれがある。その結果、排出ダクトの内部のガスが、他の電池セル等の他の部材に悪影響を与えるおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ第一蓄電素子及び第二蓄電素子と、流路形成部材と、を備え、前記第一蓄電素子は、前記第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁を備え、前記第二蓄電素子は、前記第二方向に第二ガス排出弁を備え、前記流路形成部材は、前記第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、前記第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、前記ガスを外部に排出する出口を備え、前記第一方向において、前記第一ガス排出弁の位置である第一位置と前記出口との距離は、前記第二ガス排出弁の位置である第二位置と前記出口との距離よりも短く、前記流路形成部材内の前記ガスの流路の、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向の幅を流路幅とした場合、前記第一位置における前記流路幅である第一幅は、前記第二位置における前記流路幅である第二幅よりも大きい。
【0007】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ第一蓄電素子及び第二蓄電素子と、流路形成部材と、を備え、前記第一蓄電素子は、前記第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁を備え、前記第二蓄電素子は、前記第二方向に第二ガス排出弁を備え、前記流路形成部材は、前記第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、前記第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、前記ガスを外部に排出する出口を備え、前記第一方向において、前記第一ガス排出弁の位置である第一位置と前記出口との距離は、前記第二ガス排出弁の位置である第二位置と前記出口との距離よりも短く、前記流路形成部材内の前記流路において、前記第一位置における断面積である第一断面積は、前記第二位置における断面積である第二断面積よりも大きく、かつ、前記出口における断面積である出口断面積は、前記第一断面積よりも大きく、前記断面積は、前記ガスの流路の、前記第一方向に垂直な断面の面積である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る蓄電装置によれば、蓄電素子のガス排出弁が開いた場合における悪影響の波及を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電素子の外観を示す斜視図である。
図4は、実施の形態に係る蓄電装置におけるガス排出口が設けられた端部を示す斜視図である。
図5は、実施の形態に係る複数の蓄電素子及び流路形成部材の構造を示す分解斜視図である。
図6は、実施の形態に係る複数の蓄電素子及び流路形成部材の構造を模式的に示す平面図である。
図7は、実施の形態に係る流路形成部材の正面図である。
図8は、実施の形態に係る流路形成部材の第1の横断面図である。
図9は、実施の形態に係る流路形成部材の第2の横断面図である。
図10は、実施の形態に係る流路形成部材の断面図である。
図11は、実施の形態の変形例1に係る流路形成部材の断面図である。
図12は、実施の形態の変形例2に係る複数の蓄電素子及び流路形成部材の構造を模式的に示す平面図である。
図13は、実施の形態の変形例3に係る複数の蓄電素子及び流路形成部材の構造を模式的に示す平面図である。
図14は、実施の形態の変形例4に係る複数の蓄電素子及び流路形成部材の構造を模式的に示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、第一方向に並ぶ第一蓄電素子及び第二蓄電素子と、流路形成部材と、を備え、前記第一蓄電素子は、前記第一方向に直交する第二方向に第一ガス排出弁を備え、前記第二蓄電素子は、前記第二方向に第二ガス排出弁を備え、前記流路形成部材は、前記第二方向で第一ガス排出弁及び第二ガス排出弁と対向し、前記第一方向に延びるガスの流路を形成し、かつ、前記ガスを外部に排出する出口を備え、前記第一方向において、前記第一ガス排出弁の位置である第一位置と前記出口との距離は、前記第二ガス排出弁の位置である第二位置と前記出口との距離よりも短く、前記流路形成部材内の前記ガスの流路の、前記第一方向及び前記第二方向に直交する第三方向の幅を流路幅とした場合、前記第一位置における前記流路幅である第一幅は、前記第二位置における前記流路幅である第二幅よりも大きい。
(【0011】以降は省略されています)

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