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公開番号2025021061
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124761
出願日2023-07-31
発明の名称耐熱電線
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人
主分類H01B 7/29 20060101AFI20250205BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】フッ素系の樹脂の使用量を抑制しつつ、電線としての優れた特性を有する耐熱電線を提供する。
【解決手段】導体と、
前記導体を被覆する絶縁体と、を有しており、
前記絶縁体の外径に対する、前記導体の外径の割合が、0.45以上0.55以下であり、
前記導体は、複数本の導体素線を撚り合わせた撚線を圧縮した圧縮導体であり、
前記絶縁体は、樹脂材料としてフッ素樹脂およびフッ素ゴムから選択された1種類以上を含み、かつ空隙を含んでおり、
前記絶縁体の空隙率が10%以上60%以下である、耐熱電線。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
導体と、
前記導体を被覆する絶縁体と、を有しており、
前記絶縁体の外径に対する、前記導体の外径の割合が、０．４５以上０．５５以下であり、
前記導体は、複数本の導体素線を撚り合わせた撚線を圧縮した圧縮導体であり、
前記絶縁体は、樹脂材料としてフッ素樹脂およびフッ素ゴムから選択された１種類以上を含み、かつ空隙を含んでおり、
前記絶縁体の空隙率が１０％以上６０％以下である、耐熱電線。
続きを表示（約 53 文字）【請求項２】
前記絶縁体の空隙率が４０％以上６０％以下である、請求項１に記載の耐熱電線。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、耐熱電線に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、絶縁層に架橋したフッ素ゴムを用いた電気絶縁ケーブルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１０６１３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
耐熱性等の向上を目的として、絶縁体にフッ素ゴム等のフッ素系の樹脂を用いた電線が従来から用いられている。しかし、近年ではＳＤＧｓ（ＳｕｓｔａｉｎａｂｌｅＤｅｖｅｌｏｐｍｅｎｔＧｏａｌｓ）等の観点から、耐電圧特性や、伸び抗張力等の特性について、電線としての優れた特性を有しながら、フッ素系の樹脂の使用量を抑制した電線が求められている。
【０００５】
そこで、本開示は、フッ素系の樹脂の使用量を抑制しつつ、電線としての優れた特性を有する耐熱電線を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の耐熱電線は、導体と、
前記導体を被覆する絶縁体と、を有しており、
前記絶縁体の外径に対する、前記導体の外径の割合が、０．４５以上０．５５以下であり、
前記導体は、複数本の導体素線を撚り合わせた撚線を圧縮した圧縮導体であり、
前記絶縁体は、樹脂材料としてフッ素樹脂およびフッ素ゴムから選択された１種類以上を含み、かつ空隙を含んでおり、
前記絶縁体の空隙率が１０％以上６０％以下である。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、フッ素系の樹脂の使用量を抑制しつつ、電線としての優れた特性を有する耐熱電線を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本開示の一態様に係る耐熱電線の長手と垂直な面での断面図である。
図２Ａは、空隙率を算出する際に用いるＤｍａｘの説明図である。
図２Ｂは、空隙率を算出する際に用いるＤｍｉｎの説明図である。
図３は、本開示の一態様に係る耐熱電線を製造する際に使用できる押出機の部分斜視図である。
図４は、実験例２で作製した耐熱電線の長手と垂直な面での断面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
実施するための形態について、以下に説明する。
【００１０】
［本開示の実施形態の説明］
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。以下の説明では、同一または対応する要素には同一の符号を付し、それらについて同じ説明は繰り返さない。
（【００１１】以降は省略されています）

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