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公開番号2025024378
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128445
出願日2023-08-07
発明の名称コネクタ
出願人日本航空電子工業株式会社
代理人個人
主分類H01R 12/59 20110101AFI20250213BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供する。
【解決手段】インナーコンタクト18は、それぞれプラグコンタクト13のフランジ13Bの裏面に対向し且つ嵌合軸Cに沿った方向に弾性変形可能な第1弾性部18Eおよび第2弾性部18Fを有し、シート状導電部材15の一部が、嵌合軸Cに沿った方向においてプラグコンタクト13のフランジ13Bの裏面の第1接触部分S1とインナーコンタクト18の第1弾性部18Eとの間に挟まれ、フランジ13Bの裏面の第1接触部分S1がシート状導電部材15の表面に接触し、第1弾性部18Eがシート状導電部材15の裏面に接触し、フランジ13Bの裏面の第1接触部分S1とは異なる位置における第2接触部分S2が第2弾性部18Fに接触する。
【選択図】図25
特許請求の範囲【請求項1】
嵌合軸に沿って延びる筒状部と、前記筒状部の端部から前記嵌合軸に直交する方向に延びるフランジとを有する導電性のプラグコンタクトと、
前記直交する方向または前記直交する方向に対して傾斜する方向に延びる支持面を有するボトムインシュレータと、
前記支持面上に配置された導電性のインナーコンタクトと
を備え、
前記インナーコンタクトは、前記支持面上に配置される平板状の基部と、それぞれ前記基部に連結されて前記フランジの裏面に対向し且つ前記嵌合軸に沿った方向に弾性変形可能な第1弾性部および第2弾性部とを有し、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、前記嵌合軸に沿った方向において前記プラグコンタクトの前記フランジの裏面の第1接触部分と前記インナーコンタクトの前記第1弾性部との間に挟まれ、前記フランジの裏面の前記第1接触部分が前記接続対象物の表面に接触し、前記第1弾性部が前記接続対象物の裏面に接触し、前記フランジの裏面の前記第1接触部分とは異なる位置における第2接触部分が前記第2弾性部に接触することにより、前記導体が前記接続対象物の表面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが直接前記導体に電気的に接続され、前記導体が前記接続対象物の裏面に露出する場合は、前記プラグコンタクトが前記インナーコンタクトを介して前記導体に電気的に接続されるコネクタ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
前記第1弾性部および前記第2弾性部は、前記嵌合軸の回りの互いに異なる位置において、それぞれ、前記基部よりも前記支持面から前記嵌合軸に沿った方向に突出するように湾曲する両持ち梁形状を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
前記第1弾性部および前記第2弾性部は、前記嵌合軸の回りの互いに異なる位置において、それぞれ、前記基部よりも前記支持面から前記嵌合軸に沿った方向に突出するように屈曲された片持ち梁形状を有する請求項1に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記第1弾性部および前記第2弾性部は、前記嵌合軸を挟んで互いに対向する位置に配置されている請求項1~3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記インナーコンタクトの前記基部は、前記第2弾性部が前記第1弾性部よりも前記フランジの裏面に近接するように、前記直交する方向に対して斜めに配置されている請求項4に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記支持面は、前記直交する方向に対して傾斜する方向に延び、
前記インナーコンタクトは、前記基部の全体が前記支持面上に接触するように配置されている請求項5に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記支持面は、前記直交する方向に延び、
前記ボトムインシュレータは、前記支持面に隣接し且つ前記フランジの裏面の前記第2接触部分が対向する位置に形成された段差部を有し、
前記インナーコンタクトは、前記第1弾性部側の部分が前記支持面上に接触し、前記第2弾性部側の部分が前記段差部上に接触するように配置されている請求項5に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記プラグコンタクトは、前記筒状部の内側に形成された凹部を有し、
前記ボトムインシュレータは、前記支持面から前記嵌合軸に沿って突出し且つ前記プラグコンタクトの前記凹部に挿入される凸部を有し、
前記凸部が前記凹部に圧入されることにより、前記プラグコンタクトは前記ボトムインシュレータに固定される請求項1~3のいずれか一項に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記インナーコンタクトの前記基部は、前記ボトムインシュレータの前記凸部が挿入される貫通孔と、前記貫通孔の縁部から前記嵌合軸に向かって突出する突起を有し、
前記貫通孔に前記ボトムインシュレータの前記凸部が挿入され且つ前記突起が前記ボトムインシュレータの前記突起収容部に収容されることにより、前記ボトムインシュレータに対する前記インナーコンタクトの位置が固定される請求項8に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記インナーコンタクトは、それぞれ前記基部に連結された複数の前記第1弾性部および複数の前記第2弾性部を有する請求項1~3のいずれか一項に記載のコネクタ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、コネクタに係り、特に、少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物に接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、着用するだけで心拍数、体温等のユーザの生体情報を取得することができる、いわゆるスマート衣料が注目を浴びている。このスマート衣料は、計測箇所に配置された電極を備え、電極に計測機器としてのウエアラブルデバイスを電気的に接続することで、生体情報をウエアラブルデバイスに伝送することが可能となる。
電極とウエアラブルデバイスとの接続は、例えば、電極から引き出された導体に接続されるコネクタを用いることにより行うことができる。
【0003】
この種のコネクタとして、例えば、特許文献1に、図47に示されるようなコネクタが開示されている。コネクタは、フレキシブル基板1を間に挟んでフレキシブル基板1の両側に配置されたハウジング2およびベース部材3を有し、コンタクト4の筒状部4Aがハウジング2のコンタクト用貫通孔2Aに通され、コンタクト4のフランジ4Bがハウジング2とフレキシブル基板1の表面に露出する導体1Aとの間に挟まれる。
【0004】
この状態で、ベース部材3をハウジング2に向けて押し込むことで、図48に示されるように、ベース部材3の突起3Aが、フレキシブル基板1を間に挟んでコンタクト4の突起収容部4Cに挿入され、突起収容部4Cの内面が導体1Aに所定の接触力で接触し、これによりコンタクト4が導体1Aに電気的に接続される。
また、図47に示されるように、ベース部材3に突出形成されたハウジング固定用ポスト3Bをハウジング2のポスト収容部2Bに圧入することで、ハウジング2とベース部材3が、互いに固定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-129244号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示されたコネクタにウエアラブルデバイスを嵌合することにより、導体からなる電極にウエアラブルデバイスを接続することができる。
しかしながら、導体1Aがフレキシブル基板1の裏面上に露出している場合には、特許文献1のコネクタでは、導体1Aをコンタクト4に電気的に接続することができないという問題がある。
【0007】
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、導体が接続対象物の表面および裏面のいずれに露出していても、コンタクトを接続対象物の導体に電気的に接続することができるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に係るコネクタは、
嵌合軸に沿って延びる筒状部と、筒状部の端部から嵌合軸に直交する方向に延びるフランジとを有する導電性のプラグコンタクトと、
直交する方向または直交する方向に対して傾斜する方向に延びる支持面を有するボトムインシュレータと、
支持面上に配置された導電性のインナーコンタクトと
を備え、
インナーコンタクトは、支持面上に配置される平板状の基部と、それぞれ基部に連結されてフランジの裏面に対向し且つ嵌合軸に沿った方向に弾性変形可能な第1弾性部および第2弾性部とを有し、
少なくとも一方の面に導体が露出しているシート状の接続対象物の一部が、嵌合軸に沿った方向においてプラグコンタクトのフランジの裏面の第1接触部分とインナーコンタクトの第1弾性部との間に挟まれ、フランジの裏面の第1接触部分が接続対象物の表面に接触し、第1弾性部が接続対象物の裏面に接触し、フランジの裏面の第1接触部分とは異なる位置における第2接触部分が第2弾性部に接触することにより、導体が接続対象物の表面に露出する場合は、プラグコンタクトが前記導体に電気的に接続され、導体が接続対象物の裏面に露出する場合は、プラグコンタクトがインナーコンタクトを介して導体に電気的に接続されるものである。
【0009】
インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
第1弾性部および第2弾性部は、嵌合軸の回りの互いに異なる位置において、それぞれ、基部よりも支持面から嵌合軸に沿った方向に突出するように湾曲する両持ち梁形状を有するように構成することができる。
【0010】
あるいは、インナーコンタクトは、屈曲された金属板からなり、
第1弾性部および第2弾性部は、嵌合軸の回りの互いに異なる位置において、それぞれ、基部よりも支持面から嵌合軸に沿った方向に突出するように屈曲された片持ち梁形状を有するように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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