TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025035145
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141994
出願日
2023-09-01
発明の名称
情報通知システム、情報通知装置、移動体、方法およびデータ構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
G08G
1/00 20060101AFI20250306BHJP(信号)
要約
【課題】移動体の購入者の愛着を高める。
【解決手段】情報通知システムは、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、搬送情報を移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
情報通知システムであって、
無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、
前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、
を備える、
情報通知システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報通知システムであって、
前記情報取得部は、前記搬送情報として、前記移動体の無人運転に利用される情報を取得するために設置された撮像装置により撮影された前記移動体の映像を取得する、
情報通知システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報通知システムであって、
前記搬送情報は、
前記無人運転により搬送されている前記移動体の映像と、
前記映像が取得された日時と、
前記映像が取得された工程を示す情報と、
のうちの少なくともいずれかひとつを含む、
情報通知システム。
【請求項4】
請求項2に記載の情報通知システムであって、
前記映像に写る予め定められた対象をマスクするマスク処理を実行するマスク処理部をさらに備え、
前記情報送信部は、前記搬送情報として、前記マスク処理がなされた前記映像を前記情報通信端末に送信する、
情報通知システム。
【請求項5】
無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知する方法であって、
前記搬送情報を取得するステップと、
前記搬送情報を記録媒体に記録するステップと、
を備える、
方法。
【請求項6】
無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知するために用いられるデータ構造であって、
前記移動体の購入者と前記移動体とのうちの少なくとも一方を特定する情報と、前記搬送情報と、を互いに対応付けて記録する、
データ構造。
【請求項7】
情報通知装置であって、
無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、
前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、
を備える、
情報通知装置。
【請求項8】
無人運転により走行可能な移動体であって、
前記移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、
前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、
を備える、
移動体。
【請求項9】
無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知する方法であって、
前記搬送情報を取得するステップと、
前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信するステップと、
を備える、
方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報通知システム、情報通知装置、移動体、方法およびデータ構造に関する。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
車両の製造工程において、遠隔制御により車両を走行させる技術が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-538619号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、製造された車両の購入者が、購入した車両に対する愛着を高める手段について検討されていない。かかる問題は、車両に限らず、任意の種類の移動体においても共通する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、情報通知システムが提供される。この情報通知システムは、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、を備える。
この形態の情報通知システムによれば、取得した搬送情報を移動体の購入者に送信するので、移動体の購入者は、自らが購入した移動体の搬送情報を確認することができ、購入した移動体に対する愛着を高めることができる。加えて、購入者は、移動体が完成するまでの時間を楽しむことができ、移動体の完成を待つ間の購入者の精神的苦痛を緩和させることができる。
(2)上記実施形態において、前記情報取得部は、前記搬送情報として、前記移動体の無人運転に利用される情報を取得するために設置された撮像装置により撮影された前記移動体の映像を取得してもよい。
この形態の情報通知システムによれば、移動体の無人運転に利用される情報を取得するために設置された撮像装置により撮影された移動体の映像を取得するので、移動体の映像を取得するための構成を追加することなく移動体の映像を取得でき、搬送情報を取得するための設備コストを抑制できる。
(3)上記実施形態において、前記搬送情報は、前記無人運転により搬送されている前記移動体の映像と、前記映像が取得された日時と、前記映像が取得された工程を示す情報と、のうちの少なくともいずれかひとつを含んでもよい。
この形態の情報通知システムによれば、搬送情報として、移動体が無人運転により搬送されている映像と、映像が取得された日時と、映像が取得された工程を示す情報と、のうちの少なくともいずれかひとつを含む情報を移動体の購入者に送信できる。
(4)上記実施形態において、前記映像に写る予め定められた対象をマスクするマスク処理を実行するマスク処理部をさらに備え、前記情報送信部は、前記搬送情報として、前記マスク処理がなされた前記映像を前記購入者に送信してもよい。
この形態の情報通知システムによれば、映像に写る予め定められた対象をマスクするマスク処理を実行するので、公開されることが好ましくない対象が公開されることを抑制できる。
(5)本開示の他の形態によれば、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知する方法が提供される。この方法は、前記搬送情報を取得するステップと、前記搬送情報を記録媒体に記録するステップと、を備える。
この形態の方法によれば、搬送情報を記録媒体に記録するステップを備えるので、搬送情報が記録された記録媒体を購入者に渡すことができる。このため、移動体の購入者は、自らが購入した移動体の搬送情報を確認することができ、購入した移動体に対する愛着を高めることができる。
(6)本開示の他の形態によれば、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知するために用いられるデータ構造が提供される。このデータ構造は、前記移動体の購入者と前記移動体とのうちの少なくとも一方を特定する情報と、前記搬送情報と、を互いに対応付けて記録する。
この形態のデータ構造によれば、移動体の購入者と移動体とのうちの少なくとも一方を特定する情報と、搬送情報と、を互いに対応付けて記録するので、移動体の購入者と移動体とのうちの少なくとも一方に対して対応付けられた搬送情報を容易に特定できる。このため、特定された搬送情報を移動体の購入者に提供することができ、移動体の購入者の移動体に対する愛着を高めることができる。
(7)本開示の他の形態によれば、情報通知装置が提供される。この情報通知装置は、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、を備える。
この形態の情報通知装置によれば、取得した搬送情報を移動体の購入者に送信するので、移動体の購入者は、自らが購入した移動体の搬送情報を確認することができ、購入した移動体に対する愛着を高めることができる。加えて、購入者は、移動体が完成するまでの時間を楽しむことができ、移動体の完成を待つ間の購入者の精神的苦痛を緩和させることができる。
(8)本開示の他の形態によれば、無人運転により走行可能な移動体が提供される。この移動体は、前記移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を取得する情報取得部と、前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信する情報送信部と、を備える。
この形態の移動体によれば、できる。
(9)本開示の他の形態によれば、無人運転により走行可能な移動体の製造工程において搬送される前記移動体に関する情報である搬送情報を通知する方法が提供される。この方法は、前記搬送情報を取得するステップと、前記搬送情報を前記移動体の購入者が有する情報通信端末に送信するステップと、を備える。
この形態の移動体によれば、取得した搬送情報を移動体の購入者に送信するので、移動体の購入者は、自らが購入した移動体の搬送情報を確認することができ、購入した移動体に対する愛着を高めることができる。加えて、購入者は、移動体が完成するまでの時間を楽しむことができ、移動体の完成を待つ間の購入者の精神的苦痛を緩和させることができる。
本開示は、情報通知システム、情報通知装置、移動体、方法およびデータ構造以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、遠隔制御装置、搬送システム、移動体の搬送方法、搬送システムの制御方法、これらの制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態の搬送システムの概略構成を示す説明図である。
第1実施形態の搬送システムの概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態の搬送システムによって実現される車両の走行方法を示すフローチャートである。
本実施形態の情報通信端末の概略構成を示すブロック図である。
第1実施形態の搬送情報通知処理の手順を示すフローチャートである。
第2実施形態の搬送システムが備える遠隔制御装置の概略構成を示すブロック図である。
第2実施形態の搬送情報通知処理の手順を示すフローチャートである。
第3実施形態の搬送システムの概略構成を示すブロック図である。
第3実施形態の搬送システムによって実現される車両の走行方法を示すフローチャートである。
他の実施形態の搬送情報通知処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.第1実施形態:
A-1.システム構成:
図1は、第1実施形態の情報通知システムとしての搬送システム10の概略構成を示す説明図である。搬送システム10は、移動体としての車両100と、車両100を遠隔制御するための制御指令を生成して車両100に送信する遠隔制御装置200と、車両100を検出する複数の車両検出器300と、車両100の製造工程の管理を行う工程管理装置400と、を備える。
【0009】
搬送システム10の搬送対象は、遠隔制御によって走行可能な車両100である。本実施形態では、搬送システム10は、車両100を製造する工場において、車両100を自動走行させる遠隔制御を実行する。工場は、第1場所PL1と第2場所PL2とを備えている。第1場所PL1は、例えば、車両100の組み立てが実施される場所であり、第2場所PL2は、例えば、車両100の検査が実施される場所である。第1場所PL1と第2場所PL2とは、車両100が走行可能な走行路SRによって接続されている。走行路SRの周辺には、車両100を測定対象とする複数の車両検出器300が設置されている。車両検出器300は、遠隔制御に利用される情報を取得する。本実施形態では、車両検出器300は、撮像装置として構成され、車両100の映像を取得する。車両検出器300により取得された映像は、後述するように、車両100の遠隔制御に利用される。
【0010】
図2は、第1実施形態の搬送システム10の概略構成を示すブロック図である。車両100は、例えば、乗用車、トラック、バス、ならびに工事用車両などである。本実施形態では、車両100は、無人運転により走行可能な電気自動車(BEV:Battery Electric Vehicle)である。「無人運転」とは、搭乗者の運転操作によらない運転を意味する。運転操作とは、車両100の「走る」、「曲がる」、「止まる」の少なくともいずれかに関する操作を意味する。無人運転は、車両100の外部に設けられた装置を用いた自動・手動の遠隔制御、または、車両100の自律制御によって実現される。無人運転によって走行している車両100には、運転操作を行わない搭乗者が搭乗していてもよい。運転操作を行わない搭乗者には、例えば、単に車両100の座席に着座している者や、組み付け、検査、スイッチ類の操作といった運転操作とは異なる作業を車両100に乗りながら行っている人が含まれる。なお、搭乗者の運転操作による運転は、「有人運転」と呼ばれることがある。本実施形態では、後述するように遠隔制御装置200により生成・送信される制御指令に従って車両100が遠隔制御されることにより、車両100の無人運転が実現される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
トヨタ自動車株式会社
方法
20日前
トヨタ自動車株式会社
方法
20日前
トヨタ自動車株式会社
車両
7日前
トヨタ自動車株式会社
方法
13日前
トヨタ自動車株式会社
車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
車両
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池
14日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
6日前
トヨタ自動車株式会社
サーバ
6日前
トヨタ自動車株式会社
自動車
13日前
トヨタ自動車株式会社
電動車
今日
トヨタ自動車株式会社
電動車
7日前
トヨタ自動車株式会社
燃焼器
1日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
1日前
トヨタ自動車株式会社
ロータ
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
今日
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
20日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
1日前
トヨタ自動車株式会社
触媒装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
今日
トヨタ自動車株式会社
接着方法
13日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
今日
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
今日
トヨタ自動車株式会社
充電方法
20日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
成膜装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
6日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
6日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電装置
1日前
トヨタ自動車株式会社
接合装置
21日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
1日前
トヨタ自動車株式会社
蓄電セル
1日前
トヨタ自動車株式会社
射出装置
6日前
続きを見る
他の特許を見る