TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025024613
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-20
出願番号2023128845
出願日2023-08-07
発明の名称接合装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02K 15/04 20250101AFI20250213BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータのコイル線に動力線端子を接合するときの位置ずれを抑制する。
【解決手段】接合装置は、コイル線の一端と接触する動力線端子に押し当てられる超音波ホーンと、超音波ホーンに対して反対側からコイル線の一端及び動力線端子を支持するアンビルとを備える。アンビルのコイル線に接触する接触面は、コイル線の第1の側面に接触する第1範囲と、第1範囲に対して立設されているとともにコイル線の第1の側面に隣接する第2の側面に接触する第2範囲とを有する。動力線端子のコイル線に接触する接触面は、コイル線の第1の側面の反対側に位置する第3の側面に接触する第3範囲と、第3範囲から立設されているとともにコイル線の第2の側面の反対側に位置する第4の側面に接触する第4範囲とを有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ステータに配置されたコイル線の一端に、動力線の一端に設けられた動力線端子を超音波接合する接合装置であって、
前記コイル線の一端と接触する前記動力線端子に押し当てられる超音波ホーンと、
前記超音波ホーンに対して反対側から前記コイル線の一端及び前記動力線端子を支持するアンビルと、
を備え、
前記アンビルの前記コイル線に接触する接触面は、前記コイル線の第1の側面に接触する第1範囲と、前記第1範囲に対して立設されているとともに前記コイル線の前記第1の側面に隣接する第2の側面に接触する第2範囲と、を有し、
前記動力線端子の前記コイル線に接触する接触面は、前記コイル線の前記第1の側面の反対側に位置する第3の側面に接触する第3範囲と、前記第3範囲から立設されているとともに前記コイル線の前記第2の側面の反対側に位置する第4の側面に接触する第4範囲と、を有する、
接合装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、回転電機の構成部品であるステータのコイル線と動力線端子を接合するための接合装置に関する。ここでいう回転電機とは、電力によって駆動するモータを広く意味し、例えば、DC(直流)モータ、AC(交流)モータ、ステッピングモータ、サーボモータが含まれる。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に、導体接合方法が記載されている。この導体接合方法は、モータのステータに配置されたコイル線の端部と動力線端子を接合するための接合方法であり、コイル線の絶縁被膜が剥離されていない部分と動力線とをクランプし、コイル線端部と動力線端子とをクランプした上で両者を溶接することによりコイル線端部と動力線端子の位置ずれの発生が抑制される。
【0003】
特許文献2に、超音波溶接装置が記載されている。この超音波溶接装置は、複数組の部材同士を同時に溶接する。この装置では、受け台に設けられた複数の支持部によって部材が支持され、受け台に対して反対側に位置する超音波ホーンが部材に押し当てられる。そして、超音波ホーンから部材へ超音波振動が付加されることで部材同士が超音波溶接される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-118200号公報
特開2005-219064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
モータのステータに設置されるコイル線の端部と動力線端子を接合させる接合装置として、アーク溶接装置や超音波接合装置などがある。超音波接合は高価な不活性ガスを使用するアーク溶接と比べて施工費用を安く抑えることができ、製品の原価低減が可能になる。
その一方で、コイル線の端部と動力線端子との間の接合面が、超音波ホーンの押し付け方向(荷重方向)に対して傾斜していると、コイル線と動力線端子との間で位置ずれが生じる恐れがある。この場合、例えば接合面の面積が減少することで、接合部における引張強度が低下してしまう恐れがある。
【0006】
上記を鑑みて、本明細書は、ステータのコイル線の端部と動力線端子との間を超音波接合する際の位置決めに関する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書が開示する技術は、接合装置に具現化される。この接合装置は、モータのステータに配置されたコイル線の一端に、動力線の一端に設けられた動力線端子を超音波接合する接合装置であって、前記コイル線の一端と接触する前記動力線端子に押し当てられる超音波ホーンと、前記超音波ホーンに対して反対側から前記コイル線の一端及び前記動力線端子を支持するアンビルとを備える。
【0008】
前記アンビルの前記コイル線に接触する接触面は、前記コイル線の第1の側面に接触する第1範囲と、前記第1範囲に対して立設されているとともに前記コイル線の前記第1の側面に隣接する第2の側面に接触する第2範囲とを有する。
【0009】
前記動力線端子の前記コイル線に接触する接触面は、前記コイル線の前記第1の側面の反対側に位置する第3の側面に接触する第3範囲と、前記第3範囲から立設されているとともに前記コイル線の前記第2の側面の反対側に位置する第4の側面に接触する第4範囲とを有する。
【0010】
上記した構成によると、コイル線の一端及び動力線端子が、超音波ホーンとアンビルとの間に挟持されたときに、アンビルがコイル線に対して二方向から接触するとともに、それに対向するように、動力線端子もコイル線に対して二方向から接触する。これにより、超音波ホーンの押し付け方向(荷重方向)だけでなく、それに対して垂直な方向に関しても、コイル線及び動力線端子の位置が拘束される。従って、それらの間の接合面が、超音波ホーンの押し付け方向(荷重方向)に対して傾斜する場合でも、両者の間における位置ずれが抑制される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
モータ
今日
株式会社東光高岳
開閉装置
21日前
株式会社デンソー
モータ
8日前
株式会社神戸製鋼所
電動機
1日前
住友ベークライト株式会社
ロータ
15日前
富士電機株式会社
電源装置
15日前
神保電器株式会社
配線器具取付枠
今日
スワン電器株式会社
電源装置
15日前
個人
路面走行車両を利用した発電システム
1日前
個人
太陽光発電電力活用プラットフォーム
今日
住友電装株式会社
電気接続箱
8日前
住友電装株式会社
電気接続箱
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
今日
ミネベアミツミ株式会社
モータ
7日前
東洋電装株式会社
駆動制御装置
15日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
15日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
15日前
矢崎総業株式会社
蓄電システム
1日前
株式会社ダイヘン
電力システム
今日
富士電機株式会社
電力変換装置
15日前
株式会社日立製作所
回転電機
16日前
株式会社デンソートリム
モータ制御装置
16日前
東芝ライテック株式会社
電源装置
4日前
キヤノン株式会社
受電装置および送電装置
8日前
愛知電機株式会社
電動シュレッダとその駆動方法
8日前
日新電機株式会社
ガス絶縁開閉装置
4日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
7日前
株式会社エフ・シー・シー
太陽光発電装置
7日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
今日
株式会社アイシン
車載充電装置
15日前
株式会社シマノ
発電装置
7日前
株式会社TMEIC
電力変換装置
7日前
株式会社デンソー
電力変換装置
8日前
木谷電器株式会社
監視システム及び監視方法
7日前
株式会社アイシン
車載充電装置
7日前
ニチコン株式会社
スイッチングレギュレータ
21日前
続きを見る