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公開番号2025020947
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-13
出願番号2023124592
出願日2023-07-31
発明の名称電気接続箱
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 3/16 20060101AFI20250205BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】放熱用ギャップフィラーの使用量を低減可能とした電気接続箱を提供すること。
【解決手段】電気接続箱11は、下方Z2に貫通する貫通孔12aを有する樹脂製のベース部材12と、貫通孔12aと対応した位置でベース部材12の上方Z1に配置される第1バスバー13と、第1バスバー13の上方Z1に重ねて配置される第2バスバー14と、貫通孔12aと対応した位置で第1バスバー13と第2バスバー14とを締結するボルト15及びナット16とを備え、放熱部材21の上方Z1に配置されるとともに、貫通孔12aから露出した第1バスバー13の下面13bが放熱用ギャップフィラー22を介して放熱部材21に接続される。第1バスバー13は、ボルト15の頭部15aを収容する収容部15cを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
下方に貫通する貫通孔を有する樹脂製のベース部材と、
前記貫通孔と対応した位置で前記ベース部材の上方に配置される第1バスバーと、
前記第1バスバーの上方に重ねて配置される第2バスバーと、
前記貫通孔と対応した位置で前記第1バスバーと前記第2バスバーとを締結するボルト及びナットと、
を備え、放熱部材の上方に配置されるとともに、前記貫通孔から露出した前記第1バスバーの下面が放熱用ギャップフィラーを介して前記放熱部材に接続される、電気接続箱であって、
前記第1バスバーは、前記ボルトの頭部の少なくとも一部、または前記ナットの少なくとも一部を収容する収容部を有する、
電気接続箱。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記収容部は、前記頭部の少なくとも一部を収容する、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項3】
前記収容部は、前記頭部の下面または前記ナットの下面が前記第1バスバーの下面と同一平面となるように、前記頭部または前記ナットを全て収容する、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項4】
前記収容部は、前記頭部または前記ナットと隙間無く密着するように構成されている、
請求項1に記載の電気接続箱。
【請求項5】
前記第1バスバーは、前記第2バスバーよりも厚い、
請求項1に記載の電気接続箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続箱に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気接続箱としては、樹脂製のベース部材と、第1バスバーと、第2バスバーと、ボルト及びナットとを備えたものがある。ベース部材は、下方に貫通する貫通孔を有する。第1バスバーは、貫通孔と対応した位置でベース部材の上方に配置される。第2バスバーは、第1バスバーの上方に重ねて配置される。ボルト及びナットは、貫通孔と対応した位置で第1バスバーと第2バスバーとを締結する。そして、大電流が流れる電気接続箱は、発熱し易いため、例えば、アルミニウム等から構成される放熱部材と接続することで放熱性を向上させることがある。このような場合、例えば、貫通孔から露出した第1バスバーの下面を、特許文献1に記載のシリコーングリス等の放熱用ギャップフィラーを介して放熱部材に接続させることが考えられている。このようにすると、第1バスバーと放熱部材との絶縁性を確保しながら、放熱性を良好とすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-101493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような電気接続箱では、第1バスバーの下面からボルトの頭部またはナットが大きく突出してしまう。よって、第1バスバーと放熱部材との絶縁性を確保するために第1バスバーの下面と放熱部材との間隔を大きく確保する必要がある。このため、第1バスバーの下面と放熱部材との間に介在される放熱用ギャップフィラーの使用量が増大してしまうという問題がある。
【0005】
本開示の目的は、放熱用ギャップフィラーの使用量を低減可能とした電気接続箱を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電気接続箱は、下方に貫通する貫通孔を有する樹脂製のベース部材と、前記貫通孔と対応した位置で前記ベース部材の上方に配置される第1バスバーと、前記第1バスバーの上方に重ねて配置される第2バスバーと、前記貫通孔と対応した位置で前記第1バスバーと前記第2バスバーとを締結するボルト及びナットと、を備え、放熱部材の上方に配置されるとともに、前記貫通孔から露出した前記第1バスバーの下面が放熱用ギャップフィラーを介して前記放熱部材に接続される、電気接続箱であって、前記第1バスバーは、前記ボルトの頭部の少なくとも一部、または前記ナットの少なくとも一部を収容する収容部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示の電気接続箱によれば、放熱用ギャップフィラーの使用量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態における電気接続箱の搭載構造を示す模式断面図である。
図2は、一実施形態における電気接続箱の分解模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電気接続箱は、
[1]下方に貫通する貫通孔を有する樹脂製のベース部材と、前記貫通孔と対応した位置で前記ベース部材の上方に配置される第1バスバーと、前記第1バスバーの上方に重ねて配置される第2バスバーと、前記貫通孔と対応した位置で前記第1バスバーと前記第2バスバーとを締結するボルト及びナットと、を備え、放熱部材の上方に配置されるとともに、前記貫通孔から露出した前記第1バスバーの下面が放熱用ギャップフィラーを介して前記放熱部材に接続される、電気接続箱であって、前記第1バスバーは、前記ボルトの頭部の少なくとも一部、または前記ナットの少なくとも一部を収容する収容部を有する。
【0010】
同構成によれば、第1バスバーは、ボルトの頭部の少なくとも一部、またはナットの少なくとも一部を収容する収容部を有するため、ボルトの頭部またはナットが第1バスバーの下面から大きく突出することを抑制できる。よって、第1バスバーの下面と放熱部材との間隔を小さくすることができる。よって、第1バスバーの下面と放熱部材との間に介在される放熱用ギャップフィラーの使用量を低減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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