TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025029262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-06
出願番号2023133793
出願日2023-08-21
発明の名称回転装置のハルバッハ磁石配列
出願人個人
代理人
主分類H02K 21/12 20060101AFI20250227BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転装置において、電磁石から多くの吸引力あるいは斥力を得るために、電磁石の形状あるいは磁力の最も強い場所の両端側に、複数の永久磁石をどのように設置すれば、電磁石からより多くの吸引力あるいは斥力を得た回転装置とできるかが、課題であった。
【解決手段】電磁石の設置角度の工夫と、電磁石の両端側の最も強い磁力の場所に、複数の永久磁石を組み合わせ、磁力を集中できるようにハルバッハ配列を応用して設置して、その磁力が電磁石から最も効果的に得られるようにした。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回転装置に於いて、円盤の中心線と電磁石の磁力の中心線が一致するように設置された前記電磁石の両端側に、
永久磁石の磁力の中心線が前記電磁石の磁力の中心線と一致するするように、それぞれ1個の永久磁石を前記電磁石の両端側で、永久磁石のいずれかの極性を円盤の中心側か外側のいずれかに、それぞれの極性を揃えて近接して設置して、
前記電磁石の両端側に、前記それぞれ2個の永久磁石とは別の新たなそれぞれの2個の永久磁石を、永久磁石の磁力の中心線が一直線となるようにして、
前記直線が、前記電磁石の両端側で電磁石の磁力の中心線と直角に交差して、
それぞれの交点を成して設置され、
前記それぞれの別の新たな2個の永久磁石は、前記電磁石の両端側のそれぞれの交点から垂直の上下に、それぞれに電磁石に接触することなく等距離に近接設置され、
前記電磁石の極性の異なる両端側のそれぞれの交点で、それぞれの交点に向き合う永久磁石の磁力の極性は、それぞれの交点で同じ極性で向き合い、
かつ前記それぞれの交点は、電磁石の両端側で電磁石に可能な限り近接して設置され
た、磁力、重量、体積、共に均等な永久磁石と電磁石とからなる回転装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
回転装置に於いて、円盤の中心線と電磁石の磁力の中心線が直角に交差するように設置された前記電磁石の両端側の上下で、
永久磁石の磁力の中心線が前記電磁石の磁力の中心線と一致するするように、それぞれ1個の永久磁石が設置されて、前記永久磁石の極性は、電磁石の上下のいずれかに、それぞれの極性を揃えて近接して設置して、
前記電磁石の両端側に、前記それぞれ2個の永久磁石とは別の新たなそれぞれの2個の永久磁石を、永久磁石の磁力の中心線が一直線となるようにして、
前記直線が、前記電磁石の両端側の上下で、電磁石の磁力の中心線と直角に交差して、
それぞれの交点を成して設置され、
前記新たなそれぞれの2個の永久磁石は、それぞれの交点から円盤の中心線と水平に、それぞれに電磁石に接触することなく電磁石に等距離に近接設置され、
前記電磁石の極性の異なる両端側のそれぞれの交点で、それぞれに向き合う永久磁石の磁力の極性は、それぞれの交点で同じ極性で向き合い、
かつ前記それぞれの交点は、電磁石の両端側で電磁石に可能な限り近接して設置され
た、磁力、重量、体積、共に均等な永久磁石と電磁石とからなる回転装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本考案は、電磁石と回転する永久磁石との吸引力あるいは斥力を用いた回転装置に於いて、永久磁石の設置方法にハルバッハ配列を用いることで、電磁石と永久磁石の間の吸引力あるいは斥力を、より効果的に得ることのできる回転装置に関するものである。なを、ここで言うハルバッハ配列とは、複数の永久磁石を近接設置して、一定の位置で磁力を分散又は集約する目的で配列することを意味する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
電磁石と永久磁石の吸引力と斥力を用いた回転装置において、回転する円板に設置した永久磁石と、その外周に固定設置した電磁石で永久磁石の斥力と吸引力から回転動力を引き出すための設置方法において、文献1の様に1個の電磁石に向き合う1個の永久磁石が設置されていた。
【0003】
文献1では、電磁石の磁力は電磁石の両端側で発生するにも関わらず、文献1の様に片側のみで1個の永久磁石との吸引力あるいは斥を利用していたので、電磁石の片側の磁力が利用されずにいた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特願2022-206778
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電磁石に複数の永久磁石を向き合わせて設置し、いかに多くの吸引力と斥力を効果的に取り出すかが求められた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
文献1では、電磁石に向き合う永久磁石は、1個の電磁石に対し1個の永久磁石で吸引力あるいは斥力を得ていたが、電磁石から最大限の磁力を得るために、複数個の永久磁石を電磁石の両端側に対置させ、永久磁石の磁力を無駄なく利用するために、永久磁石の磁力に指向性を持たせ、つまりハルバッハ配列とすることで、より効果的に吸引力あるいは斥力を得ることを求めた。
【発明の効果】
【0007】
図2に示すように、文献1では1個の電磁石Mに対し1個の永久磁石1を、電磁石の片側のみに設置していたが、永久磁石2を電磁石Mの背後に設置することで、電磁石の両端側に永久磁石を設置することで、文献1に倍増する吸引力あるいは斥力を得ることができる。
【0008】
図3に示すように、永久磁石2に加えて、永久磁石1と2の上下に、さらに2個のハルバッハ配列した永久磁石7、8、9、10を、電磁石の前後に設置することで、電磁石との吸引力あるいは斥力が増加されて、回転装置はより大きな回転動力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は円盤を下から見た電磁石と永久磁石の設置図である。
図2は回転装置の断面図である。(実施例1)
電磁石を水平に設置した場合の永久磁石の設置図である。(実施例3)
電磁石を垂直に設置した場合の永久磁石の設置図である。(実施例4)
【発明を実施するための形態】
【0010】
文献1の様に、円盤を分割した直線上に、永久磁石と電磁石が一直線上に並ぶ様に設置するのであるが、文献1では電磁石から見て円盤の中心側の片側にのみ、すなわち電磁石Mから見て円盤の内側に、磁力の中心線に対して向き合う永久磁石1個の永久磁石1を設置していたが、電磁石から見て円盤の外側にも、永久磁石2を設置した。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
モータ
14日前
個人
総反回転復動発電器
3日前
個人
回転装置のハルバッハ磁石配列
1日前
神保電器株式会社
配線器具取付枠
14日前
株式会社神戸製鋼所
電動機
15日前
個人
太陽光発電電力活用プラットフォーム
14日前
住友電装株式会社
電気接続箱
14日前
富士電機株式会社
電力変換装置
14日前
株式会社ダイヘン
電力システム
14日前
株式会社ミツバ
電動モータ
7日前
システムカワバタ有限会社
コード収納装置
8日前
株式会社デンソー
電力制御装置
1日前
株式会社デンソー
電力変換装置
14日前
大阪瓦斯株式会社
電力調達装置
14日前
大和ハウス工業株式会社
電力融通システム
14日前
富士電機機器制御株式会社
過負荷保護装置
14日前
テルモ株式会社
保護回路及び電子機器
1日前
株式会社デンソー
モータ
8日前
株式会社デンソー
モータ
14日前
個人
省電力電源装置
3日前
本田技研工業株式会社
駆動ユニット
15日前
本田技研工業株式会社
駆動ユニット
15日前
トライス株式会社
回転電機用のブラシモジュール
14日前
日本碍子株式会社
機器制御システム
7日前
ファミリーファンド株式会社
カセット式燃焼装置
14日前
ローム株式会社
電力供給回路
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
14日前
トヨタ自動車株式会社
ソーラー充電システム
14日前
三菱電機株式会社
電力変換装置
8日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
8日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
14日前
ニデック株式会社
モータ及び電気製品
14日前
矢崎総業株式会社
電気接続箱
14日前
愛三工業株式会社
電源システム
15日前
株式会社日立製作所
回転電機及びその回転子
14日前
三菱重工業株式会社
電力変換装置
14日前
続きを見る