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公開番号
2025028621
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-03
出願番号
2023133544
出願日
2023-08-18
発明の名称
電力供給回路
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
H02J
50/10 20160101AFI20250221BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】変換回路の出力電圧が変動した場合に、変換回路の出力電圧を検出することなく外部負荷への電力供給を遮断することができる電力供給回路を提供することを目的とする。
【解決手段】電力供給回路は、電磁波として受けた交流電力を直流電力に変換する変換回路と、前記直流電力を外部負荷へ供給する供給端子と、前記直流電力を降圧する降圧回路と、前記変換回路の出力電圧と前記降圧回路の出力に応じた電圧との間の電位差に基づいて、前記変換回路の出力と前記供給端子との間の接続を遮断する遮断回路と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
電磁波として受けた交流電力を直流電力に変換する変換回路と、
前記直流電力を外部負荷へ供給する供給端子と、
前記直流電力を降圧する降圧回路と、
前記変換回路の出力電圧と前記降圧回路の出力に応じた電圧との間の電位差に基づいて、前記変換回路の出力と前記供給端子との間の接続を遮断する遮断回路と、
を備える、
電力供給回路。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記遮断回路は、前記変換回路の出力電圧が前記降圧回路の出力電圧に対して閾値より高いという条件を満たさない場合に、前記変換回路の出力と前記供給端子との間の接続を遮断する、
請求項1に記載の電力供給回路。
【請求項3】
前記遮断回路は、第1主端子が前記変換回路の出力に接続され、第2主端子が前記供給端子に接続され、制御端子が前記降圧回路の出力に接続されたPMOSスイッチである、請求項2に記載の電力供給回路。
【請求項4】
前記遮断回路は、前記変換回路の出力電圧が前記降圧回路の出力電圧を分圧した分圧電圧に対して閾値より高いという条件を満たさない場合に、前記変換回路の出力と前記供給端子との間の接続を遮断する、
請求項1に記載の電力供給回路。
【請求項5】
前記降圧回路は、リニアレギュレータであり、
前記遮断回路は、第1主端子が前記変換回路の出力に接続され、第2主端子が前記供給端子に接続され、制御端子が前記リニアレギュレータの分圧ノードに接続されたPMOSスイッチである、
請求項4に記載の電力供給回路。
【請求項6】
前記降圧回路の出力電圧により動作する内部回路を更に備える、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給回路。
【請求項7】
前記内部回路は、前記電磁波を放出する機器と通信するための回路である、
請求項6に記載の電力供給回路。
【請求項8】
前記電磁波を受けるアンテナを更に備える、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給回路。
【請求項9】
前記変換回路は、前記アンテナに直接接続された整流ダイオードである、
請求項8に記載の電力供給回路。
【請求項10】
前記外部負荷は、発光素子又はセンサである、
請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
開示の技術は、電力供給回路に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、無接点送電回路の近接電磁界に結合する受電部と、前記受電部の出力電圧を整流する整流部と、前記整流部の出力電圧を変圧して受電負荷に出力するDCDCコンバータと、前記無接点送電回路への信号送信時に、負荷変調することで回路全体のインピーダンスを変化させる負荷変調部と、前記信号送信時に高いインピーダンスとなり前記負荷変調を行わない電力伝送時に低いインピーダンスとなるインピーダンス可変部、および、前記インピーダンス可変部を介して前記整流部-DCDCコンバータ間に接続される第1の容量部、を備え、前記整流部からの出力電圧を平滑化する平滑容量部と、を備える無接点受電回路が開示されている。
【0003】
特許文献2には、無線電力送信装置から無線で電力を受信して負荷に伝達する無線電力受信装置であって、電力供給装置から電力の供給を受ける前記無線電力送信装置から交流電力を受信する受信部と、前記受信した交流電力を直流電力に整流する整流部と、前記整流された直流電力に基づいて前記負荷に伝えられる電力を管理する電力管理部と、を含むことを特徴とする無線電力受信装置が開示されている。
【0004】
特許文献3には、送電装置から無接点電力伝送で電力を受電する受電装置に使用される制御装置であって、電力供給スイッチを含み、前記送電装置からの電力を受電する受電部が受電した電力に基づいて、前記電力供給スイッチをオンにしてバッテリーに対して電力を供給して、前記バッテリーを充電する電力供給部と、前記電力供給部を制御する制御部と、を含み、前記制御部は、前記受電部の出力電圧が、動作下限電圧よりも高い所定電圧以下である場合に、前記電力供給スイッチをオフにすることで、前記バッテリーから前記電力供給部への電流の逆流を防止することを特徴とする制御装置が開示されている。
【0005】
特許文献4には、複数の電装部品に対して無線で電力を供給する無線給電システムであって、磁力が変動する磁場を発する送電用コイルと、複数の前記電装部品各々に対応して設けられ、前記送電用コイルに対し磁場の共鳴により磁気的に結合することによって1つの前記送電用コイルから並行して電力を受電する複数の受電用コイルと、複数組の前記受電用コイル及び前記電装部品の組合せのうちの1組以上の組合せ各々に対応して設けられ、前記受電用コイルで受電された電力を蓄電するとともに前記電装部品に電力を供給する1つ又は複数の蓄電部と、前記蓄電部から電力が供給される前記電装部品に対応して設けられ、該電装部品に対する前記受電用コイルからの給電ラインを遮断するか接続するかを切り替える給電切替部と、を備えることを特徴とする無線給電システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-088143号公報
特開2013-172641号公報
特開2017-099152号公報
特開2011-244606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
電磁波として受けた交流電力を変換回路により直流電力に変換して、直流電力を外部負荷へ供給する電力供給装置において、電磁波の強度や外部負荷の消費電力に応じて変換回路の出力電圧が変動するという問題があった。このような問題に対して、従来、検出回路により変換回路の出力電圧を検出し、検出した電圧を閾値と比較した結果に基づいて、外部負荷への電力供給を遮断する技術が知られている。しかしながら、従来の技術では、検出回路によっても電力が消費されることとなるが、無線給電のように得られる電力が比較的小さい電力供給回路においては、このような検出回路による電力の消費すら無視することができない場合があった。
【0008】
そこで、本開示では、変換回路の出力電圧が変動した場合に、変換回路の出力電圧を検出することなく外部負荷への電力供給を遮断することができる電力供給回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の電力供給回路は、電磁波として受けた交流電力を直流電力に変換する変換回路と、前記直流電力を外部負荷へ供給する供給端子と、前記直流電力を降圧する降圧回路と、前記変換回路の出力電圧と前記降圧回路の出力に応じた電圧との間の電位差に基づいて、前記変換回路の出力と前記供給端子との間の接続を遮断する遮断回路と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、変換回路の出力電圧が変動した場合に、変換回路の出力電圧を検出することなく外部負荷への電力供給を遮断することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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