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公開番号
2025018473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122195
出願日
2023-07-27
発明の名称
ロータ
出願人
住友ベークライト株式会社
代理人
個人
主分類
H02K
9/19 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】回転電機に用いられるロータを効果的に冷却するとともに、適切に絶縁性を確保する技術を提供する。
【解決手段】複数の電磁鋼板を積層してなるロータコア20と、前記ロータコア20を冷却する冷媒CLTが流れるロータ冷却流路30と、を有し、ロータ冷却流路30は、前記ロータコア20の一方の端部である第1端部21から他方の端部である第2端部22に連通しているロータ内冷却流路31を有し、前記ロータ内冷却流路31は前記第1端部21から前記第2端部22の間の流路において閉鎖流路を構成している、ロータ2が提供される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電磁鋼板を積層してなるロータ本体と、
前記ロータ本体を冷却する冷却媒体が流れる冷却流路と、
を有し、
前記冷却流路は、前記ロータ本体の一方の端部である第1端部から他方の端部である第2端部に連通しているロータ内冷却流路を有し、
前記ロータ内冷却流路は前記第1端部から前記第2端部の間の流路において閉鎖流路を構成している、ロータ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ロータ内冷却流路は、外周面に前記冷却媒体の出入口を有さない、請求項1に記載のロータ。
【請求項3】
前記ロータ本体は、外径が50mm以上500mm以下である、請求項1または2に記載のロータ。
【請求項4】
前記ロータ内冷却流路の流路壁面は樹脂からなる、請求項1または2に記載のロータ。
【請求項5】
前記ロータ内冷却流路は、前記ロータ本体の前記第1端部と前記第2端部とを貫通するパイプ部材を有してなる、請求項1または2に記載のロータ。
【請求項6】
前記ロータ内冷却流路は、前記ロータ本体の前記第1端部と前記第2端部とを貫通する複数のサブ流路を備えてなり、
前記サブ流路のそれぞれが閉鎖流路を構成している、請求項1に記載のロータ。
【請求項7】
前記ロータの回転軸方向の一方の端部に設けられた第1サイドプレートと、
前記ロータの回転軸方向の他方の端部に設けられた第2サイドプレートと、
を有し、
前記冷却流路は、
前記第1サイドプレートに設けられ、前記ロータ内冷却流路の一端に連結される第1サイドプレート冷却流路と、
前記第2サイドプレートに設けられ、前記ロータ内冷却流路の他端に連結される第2サイドプレート冷却流路と、
を有する、請求項1または2に記載のロータ。
【請求項8】
前記ロータ本体に回転軸に取り付けられたシャフトを有し、
前記シャフトは、
前記ロータ本体の第1端部から外に延出した第1シャフト延出部と、
前記第2端部から外に延出した第2シャフト延出部と、
前記第1シャフト延出部に設けられ、前記第1サイドプレート冷却流路へ連結される第1シャフト内冷却流路と、
前記第2シャフト延出部に設けられ、前記第2サイドプレート冷却流路へ連結される第2シャフト内冷却流路と、
を有する、請求項7に記載のロータ。
【請求項9】
前記第1シャフト内冷却流路は、
回転軸中心に設けられた第1シャフト中心部流路と、
前記第1シャフト中心部流路から放射状に延在する第1シャフト放射状流路と、
を有し、
前記第1サイドプレート冷却流路は、
前記第1シャフト放射状流路と前記ロータ内冷却流路とを連結する放射状に延在する第1サイドプレート放射状流路を有する、
請求項8に記載のロータ。
【請求項10】
前記第1シャフト内冷却流路は、
回転軸中心に設けられた第1シャフト中心部流路と、
前記第1シャフト中心部流路から放射状に延在する第1シャフト放射状流路と、
を有し、
前記第1サイドプレート冷却流路は、
外周側に環状に設けられ、かつ前記ロータ内冷却流路と連結する第1環状流路と、
前記第1シャフト放射状流路と前記第1環状流路とを連結する、放射状に延在する第1サイドプレート放射状流路を有する、請求項8に記載のロータ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロータに関し、例えば、冷却流路を有するロータに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、モータ等の回転電機において、ロータを冷却用流体により冷却する技術が知られている。例えば、ロータコアとして積層する方向に隣接する電磁鋼板の間に、冷却用流体通路から磁石挿入孔に挿入された磁石に向かって冷却用流体を流すことが可能な隙間を有するようにした技術が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-148746号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、モータ等の回転電機への需要が大きくなっており、また、高出力のモータへの市場要請も強くなっている。高出力のモータは発熱が大きくなる傾向があることから、効果的に冷却する技術についても求められていた。また、高い製品品質や安全性の確保の観点から冷却構造において適切な絶縁性確保が求められていた。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みなされたものであって、回転電機に用いられるロータを効果的に冷却するとともに、適切に絶縁性を確保する技術を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、以下の技術が提供される。
(1)
複数の電磁鋼板を積層してなるロータ本体(「ロータコア」ともいう)と、
前記ロータ本体を冷却する冷却媒体が流れる冷却流路と、
を有し、
前記冷却流路は、前記ロータ本体の一方の端部である第1端部から他方の端部である第2端部に連通しているロータ内冷却流路を有し、
前記ロータ内冷却流路は前記第1端部から前記第2端部の間の流路において閉鎖流路を構成している、ロータ。
(2)
前記ロータ内冷却流路は、外周面に前記冷却媒体の出入口を有さない、(1)に記載のロータ。
(3)
前記ロータ本体は、外径が50mm以上500mm以下である、(1)または(2)に記載のロータ。
(4)
前記ロータ内冷却流路の流路壁面は樹脂からなる、(1)から(3)までのいずれか1に記載のロータ。
(5)
前記ロータ内冷却流路は、前記ロータコアの前記第1端部と前記第2端部とを貫通するパイプ部材を有してなる、(1)から(4)までのいずれか1に記載のロータ2。
(6)
前記ロータ内冷却流路は、前記ロータ本体の前記第1端部と前記第2端部とを貫通する複数のサブ流路を備えてなり、
前記サブ流路のそれぞれが閉鎖流路を構成している、(1)から(5)までのいずれか1に記載のロータ。
(7)
前記ロータ(ロータ本体)の回転軸方向の一方の端部(第1端部)に設けられた第1サイドプレートと、
前記ロータの回転軸方向の他方の端部(第2端部)に設けられた第2サイドプレートと、
を有し、
前記冷却流路(ロータ冷却流路)は、
前記第1サイドプレートに設けられ、前記ロータ内冷却流路の一端に連結される第1サイドプレート冷却流路と、
前記第2サイドプレートに設けられ、前記ロータ内冷却流路の他端に連結される第2サイドプレート冷却流路と、
を有する、(1)から(6)までのいずれか1に記載のロータ2。
(8)
前記ロータ本体に回転軸に取り付けられたシャフトを有し、
前記シャフトは、
前記ロータ本体の前記第1端部から外に延出した第1シャフト延出部と、
前記第2端部から外に延出した第2シャフト延出部と、
前記第1シャフト延出部に設けられ、前記第1サイドプレート冷却流路へ連結される第1シャフト内冷却流路と、
前記第2シャフト延出部に設けられ、前記第2サイドプレート冷却流路へ連結される第2シャフト内冷却流路と、
を有する、(7)に記載のロータ2。
(9)
前記第1シャフト内冷却流路は、
回転軸中心に設けられた第1シャフト中心部流路と、
前記第1シャフト中心部流路から放射状に延在する第1シャフト放射状流路と、
を有し、
前記第1サイドプレート冷却流路は、
前記第1シャフト放射状流路と前記ロータ内冷却流路とを連結する放射状に延在する第1サイドプレート放射状流路を有する、(8)に記載のロータ。
(10)
前記第1シャフト内冷却流路は、
回転軸中心に設けられた第1シャフト中心部流路と、
前記第1シャフト中心部流路から放射状に延在する第1シャフト放射状流路と、
を有し、
前記第1サイドプレート冷却流路は、
外周側に環状に設けられ、かつ前記ロータ内冷却流路と連結する第1環状流路と、
前記第1シャフト放射状流路と前記第1環状流路とを連結する、放射状に延在する第1サイドプレート放射状流路を有する、(8)に記載のロータ。
(11)
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、回転電機に用いられるロータを効果的に冷却するとともに、適切に絶縁性を確保する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係るモータの回転軸に垂直に切断した断面図である。
実施形態に係るモータの回転軸に沿って切断した断面図である。
実施形態に係るロータの回転軸に垂直に切断した断面図である。
実施形態に係るロータの回転軸に沿って切断した断面図である。
実施形態に係るロータコアの第1端部において冷媒を導入しロータ内冷却流路に分配する部分の流路を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路の変形例1を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路の変形例2を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路の変形例3を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路の変形例4を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路のシーリング構造を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路のシーリング構造の変形例1を説明する図である。
実施形態のロータ冷却流路のシーリング構造の変形例2を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<概要>
<モータ1>
本実施形態では、回転電機としてモータに適用した例を説明する。
図1はモータ100のシャフト3(回転軸)に垂直に切断した断面図である。図2はモータ100のシャフト3(回転軸)に沿って切断した断面図である。
図3はロータ2の回転軸に垂直に切断した断面図であって、図1からロータ2を抽出して示した図でもある。図4はロータ2の回転軸に沿って切断した断面図であって、図2からロータ2を抽出して示した図でもある。
【0010】
本実施形態では、回転電機としてモータ100を例示する。モータ100は、例えば、自動車の駆動用モータとして使用される。
(【0011】以降は省略されています)
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