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公開番号2025026339
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2024110959
出願日2024-07-10
発明の名称定電圧生成回路
出願人ローム株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類G05F 3/24 20060101AFI20250214BHJP(制御;調整)
要約【課題】出力電圧の温度特性を向上させることができる定電圧生成回路を提供する。
【解決手段】定電圧生成回路(11)は、複数個の第1トランジスタ部(1A)と複数個の第2トランジスタ部(2A)の少なくとも一方において有効とするトランジスタ部を選択するように構成される選択部(3)を備える。
【選択図】図3A
特許請求の範囲【請求項1】
デプレッション型のNチャネル型MOSFETとして構成される1つまたは直列に接続される複数個の第1トランジスタ部を有する第1トランジスタ段と、
Nチャネル型MOSFETとして構成される1つまたは直列に接続される複数個の第2トランジスタ部を有し、かつ前記第1トランジスタ段の低電位側に接続される第2トランジスタ段と、
複数個の前記第1トランジスタ部と複数個の前記第2トランジスタ部の少なくとも一方において有効とするトランジスタ部を選択するように構成される選択部と、
前記第2トランジスタ部のゲートに接続され、出力電圧が出力されるように構成される出力端と、
を備え、
前記第1トランジスタ段におけるすべての前記第1トランジスタ部のゲートは、最も低電位側の前記第1トランジスタ部のソースに接続される、定電圧生成回路。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記選択部は、前記トランジスタ部をバイパスさせるかを切り替えるように構成されるスイッチを有する、請求項1に記載の定電圧生成回路。
【請求項3】
前記スイッチの制御端に対して出力する第1選択信号を生成するように構成される選択信号生成部をさらに備える、請求項2に記載の定電圧生成回路。
【請求項4】
前記選択信号生成部は、
電源電圧と接地端との間に直列に接続されるヒューズおよび抵抗と、
前記ヒューズと前記抵抗とが接続されるノードから出力される第2選択信号が入力されるように構成されるインバータと、
前記インバータの出力が入力される第1入力端と、第3選択信号が入力される第2入力端と、を含むOR回路と、
を有し、
前記OR回路から前記第1選択信号が出力される、請求項3に記載の定電圧生成回路。
【請求項5】
前記選択部は、前記トランジスタ部をバイパスさせるかを切り替えるように構成される単位回路を有し、
前記単位回路は、前記トランジスタ部の主電極間において直列に接続されたヒューズおよびスイッチを有する、請求項1に記載の定電圧生成回路。
【請求項6】
前記選択部により選択可能な前記トランジスタ部のそれぞれのゲート長は、2

μmである、請求項1に記載の定電圧生成回路。ただし、nは0~mの整数である。
【請求項7】
前記選択部により選択可能な前記トランジスタ部の少なくともいずれかは、並列に接続されたトランジスタから構成される、請求項1に記載の定電圧生成回路。
【請求項8】
最も高電位側の前記第1トランジスタ部のドレインに接続されるソースと、前記第1トランジスタ部のゲートに接続されるゲートと、入力電圧の印加端に接続されるドレインと、を有するデプレッション型のNチャネルMOSFETとして構成される第3トランジスタ部を備える、請求項1に記載の定電圧生成回路。
【請求項9】
最も高電位側の前記第1トランジスタ部のドレインに接続されるドレインと、最も低電位側の前記第1トランジスタ部のソースに接続されるゲートと、前記出力端に接続されるソースと、を有するNチャネルMOSFETとして構成されるMOSトランジスタをさらに備える、請求項1に記載の定電圧生成回路。
【請求項10】
前記MOSトランジスタは、デプレッション型である、請求項9に記載の定電圧生成回路。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、定電圧生成回路に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、定電圧生成回路の一種として、デプレッション型のNチャネルMOSFET[metal oxide semiconductor field effect transistor]とエンハンスメント型のNチャネルMOSFETを組み合わせたED型定電圧源が広く一般に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/172001号
【0004】
[概要]
ここで、定電圧生成回路において、出力電圧の温度特性には改善の余地があった。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、出力電圧の温度特性を向上させることができる定電圧生成回路を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係る定電圧生成回路は、
デプレッション型のNチャネル型MOSFETとして構成される1つまたは直列に接続される複数個の第1トランジスタ部を有する第1トランジスタ段と、
Nチャネル型MOSFETとして構成される1つまたは直列に接続される複数個の第2トランジスタ部を有し、かつ前記第1トランジスタ段の低電位側に接続される第2トランジスタ段と、
複数個の前記第1トランジスタ部と複数個の前記第2トランジスタ部の少なくとも一方において有効とするトランジスタ部を選択するように構成される選択部と、
前記第2トランジスタ部のゲートに接続され、出力電圧が出力されるように構成される出力端と、
を備え、
前記第1トランジスタ段におけるすべての前記第1トランジスタ部のゲートは、最も低電位側の前記第1トランジスタ部のソースに接続される構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、比較例に係る定電圧生成回路の構成を示す図である。
図2は、本開示の例示的な実施形態に係る定電圧生成回路の構成を示す図である。
図3Aは、定電圧生成回路の具体的な第1構成例を示す図である。
図3Bは、上記第1構成例の変形例を示す図である。
図4は、テーブルマップの一例を示す図である。
図5は、温度特性を模式的に示す図である。
図6は、出力電圧の温度特性の一例を示す図である。
図7は、定電圧生成回路の具体的な第2構成例を示す図である。
図8は、テーブルマップの別の一例を示す図である。
図9は、変形例に係る定電圧生成回路の構成を示す図である。
図10は、変形例に係る定電圧生成回路の構成を示す図である。
図11は、ソフトスタート動作の一例を示すフローチャートである。
図12は、起動時の出力電圧の挙動例を示す波形図である。
図13は、変形例に係る定電圧生成回路の構成を示す図である。
図14は、ソフトスタート動作の一例を示すフローチャートである。
【0008】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0009】
<比較例>
図1は、定電圧生成回路の比較例(後出の実施形態と対比される基本構成)を示す図である。本比較例の定電圧生成回路1は、いわゆるED型基準電圧源である。本図に即して述べると、定電圧生成回路1は、トランジスタM1と、トランジスタM2と、を備える。トランジスタM1は、デプレッション型のNチャネルMOSFETにより構成される。トランジスタM2は、エンハンスメント型のNチャネルMOSFETにより構成される。
【0010】
なお、デプレッション型とは、ゲート・ソース間電圧が0Vであってもドレイン電流が流れるものを指す。一方、エンハンスメント型とは、ゲート・ソース間電圧が0Vであるときにはドレイン電流が流れないものを指す。
(【0011】以降は省略されています)

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