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公開番号
2025069575
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-01
出願番号
2023179380
出願日
2023-10-18
発明の名称
半導体装置及び水晶発振装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H03B
5/32 20060101AFI20250423BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】製造条件のずれに影響されず、安定した発振周波数を出力する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置1は、第1、第2外部端子T1、T2と、第1外部端子T1に接続されて、第1印加電圧V203により第1容量が変わる第1キャパシタMC203と、第2外部端子T2に接続されて、第2印加電圧V204により第2容量が変わる第2キャパシタMC204と、第1、第2外部端子T1、T2に接続される水晶発振回路10と、調整電圧Vadjを生成する電圧生成素子206と、前記調整電圧Vadjに応じて、第1印加電圧V203及び第2印加電圧V204を生成し、第1キャパシタMC203に第1印加電圧V203を出力し、第2キャパシタMC204に第2印加電圧V204を出力する制御電圧出力部205と、を備え、前記調整電圧Vadjの典型値からのずれによって前記第1容量及び前記第2容量それぞれの典型値からのずれを抑制する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
第1外部端子と、
第2外部端子と、
前記第1外部端子に接続されて、第1印加電圧により第1容量が変わるように構成された第1キャパシタと、
前記第2外部端子に接続されて、第2印加電圧により第2容量が変わるように構成された第2キャパシタと、
前記第1外部端子と前記第2外部端子に接続されるように構成された水晶発振回路と、
調整電圧を生成するように構成された電圧生成素子と、
前記調整電圧に応じて、前記第1印加電圧及び前記第2印加電圧を生成し、前記第1キャパシタに前記第1印加電圧を出力し、前記第2キャパシタに前記第2印加電圧を出力するように構成された制御電圧出力部と、
を備え、
前記調整電圧の典型値からのずれによって前記第1容量及び前記第2容量それぞれの典型値からのずれを抑制する半導体装置。
続きを表示(約 410 文字)
【請求項2】
前記第1キャパシタと前記第2キャパシタは、MOSキャパシタで構成される請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記電圧生成素子は、ダイオード接続されたMOSトランジスタを含む請求項1又は請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
温度センサをさらに備え、
前記制御電圧出力部は、前記温度センサの出力を使用して、前記第1印加電圧と前記第2印加電圧を出力するように構成されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項5】
温度センサからの出力を受ける入力端子を備え、
前記制御電圧出力部は、前記入力端子の入力を使用して、前記第1印加電圧と前記第2印加電圧を出力するように構成されている請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
請求項3に記載の半導体装置と、
水晶振動子と、
を備える水晶発振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書中に開示されている発明は、半導体装置及び水晶発振装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1で開示されている半導体装置は、水晶振動子を用いて発振信号を生成する発振回路を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-141223号公報
【0004】
[概要]
しかしながら、発振信号の発振周波数については、更なる検討の余地があった。
【0005】
本明細書中に開示されている半導体装置は、第1外部端子と、第2外部端子と、前記第1外部端子に接続されて、第1印加電圧により第1容量が変わるように構成された第1キャパシタと、前記第2外部端子に接続されて、第2印加電圧により第2容量が変わるように構成された第2キャパシタと、前記第1外部端子と前記第2外部端子に接続されるように構成された水晶発振回路と、調整電圧を生成するように構成された電圧生成素子と、前記調整電圧に応じて、前記第1印加電圧及び前記第2印加電圧を生成し、前記第1キャパシタに前記第1印加電圧を出力し、前記第2キャパシタに前記第2印加電圧を出力するように構成された制御電圧出力部と、を備え、前記調整電圧の典型値からのずれによって前記第1容量及び前記第2容量それぞれの典型値からのずれを抑制する。
【0006】
本明細書において、MOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタとは、ゲートの構造が、「導電体または抵抗値が小さいポリシリコン等の半導体からなる層」、「絶縁層」、及び「P型、N型、又は真性の半導体層」の少なくとも3層からなるトランジスタをいう。つまり、MOSトランジスタのゲートの構造は、金属、酸化物、及び半導体の3層構造に限定されない。以下、Nチャネル型MOS電界効果トランジスタをNMOSトランジスタと称し、Pチャネル型MOS電界効果トランジスタをPMOSトランジスタと称す。
【0007】
本明細書において、MOSキャパシタとは、ゲートの構造が、「導電体または抵抗値が小さいポリシリコン等の半導体からなる層」、「絶縁層」、及び「P型、N型、又は真性の半導体層」の少なくとも3層からなるキャパシタをいう。つまり、MOSキャパシタのゲートの構造は、金属、酸化物、及び半導体の3層構造に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の第1実施形態に係る水晶発振装置を示す図である。
図2は、水晶発振装置の温度-発振周波数変化量を示す図である。
図3は、水晶発振装置の負荷容量-発振周波数変化量特性を示す図である。
図4は、MOSキャパシタのゲート電圧VG-静電容量特性を示す図である。
図5は、本開示の第2実施形態に係る水晶発振装置を示す図である。
図6は、温度特性の補正後における水晶発振装置の温度-発振周波数変化量特性を示す図である。
図7は、本開示の第3実施形態に係る水晶発振装置を示す図である。
図8は、製造条件等のずれによるMOSキャパシタのゲート電圧VG-静電容量特性としきい値電圧の変化との関係を示す図である。
図9は、図8のVth1<ゲート電圧VG<VB3の範囲を拡大した、細実線と太実線を示した図である。
図10は、第3実施形態の第1具体例を示す図である。
図11は、ダイオード接続されたMOSトランジスタのVDS-ID特性を示す図である。
図12は、ダイオード接続されたMOSトランジスタのVDS-ID特性としきい値電圧の変化との関係を示す図である。
図13は、第3実施形態の第2具体例を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る水晶発振装置を示す図である。本実施形態の水晶発振装置は、半導体装置1と、水晶振動子Xと、負荷容量C11及びC12と、を備える。半導体装置1は、水晶振動子接続端子T1とT2、水晶発振回路10、インバータ102を備える。水晶振動子Xは、水晶振動子接続端子T1とT2に接続される。負荷容量C11とC12も水晶振動子接続端子T1とT2に接続される。OSC_OUTは、発振出力信号である。
【0010】
水晶発振回路10は、インバータ101、帰還抵抗Rf、振幅制限抵抗Rdを備える。帰還抵抗Rf、振幅制限抵抗Rd、負荷容量C11、C12の値を適切に設定することで、発振出力信号OSC_OUTの発振周波数は、所望の値となり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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