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公開番号
2025077819
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023190302
出願日
2023-11-07
発明の名称
加速度センサ
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
15/125 20060101AFI20250512BHJP(測定;試験)
要約
【課題】信頼性を向上させるとともに加速度を精度良く検出する加速度センサを提供する。
【解決手段】加速度センサ1は、基板10と、基板10に設けられた支持部13と、支持部13に移動可能に支持された質量部16であって、第1錘部61と第1錘部61より質量が小さい第2錘部62とを有する質量部16とを備える。加速度センサ1は、支持部13に支持されたセンサ素子2の第1固定電極31及び第2固定電極32と、第1錘部61及び第2錘部62にそれぞれ設けられて第1固定電極31及び第2固定電極32に対してそれぞれ基板10の厚さ方向に相対的に移動可能であるセンサ素子2の第1可動電極51及び第2可動電極52とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基板と、
前記基板に設けられた支持部と、
前記支持部に移動可能に支持された質量部であって、第1錘部と前記第1錘部より質量が小さい第2錘部とを有する質量部と、
前記支持部に支持されたセンサ素子の第1固定電極及び第2固定電極と、
前記第1錘部及び前記第2錘部にそれぞれ設けられて前記第1固定電極及び前記第2固定電極に対してそれぞれ基板の厚さ方向に相対的に移動可能であるセンサ素子の第1可動電極及び第2可動電極と、を備える
加速度センサ。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記支持部は、前記基板に設けられた単一の支持部であり、
前記質量部は、支持部に移動可能に支持された単一の質量部である、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項3】
前記第1錘部及び前記第2錘部は、バネ部を介して前記支持部に支持されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項4】
前記第1固定電極及び前記第2固定電極は、櫛歯状に形成され、
前記第1可動電極及び前記第2可動電極は、櫛歯状に形成されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項5】
前記基板は、表面に空洞の一部が露出する空洞を有し、
前記第1固定電極、前記第2固定電極、前記第1可動電極、前記第2可動電極、前記第1錘部及び前記第2錘部は、空洞内に配置されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項6】
前記第1固定電極及び前記第1可動電極は、平面視において前記支持部を挟んで前記第2固定電極及び前記第2可動電極にそれぞれ対称に形成されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項7】
前記第2錘部は、前記第1錘部より平面視における面積が小さく形成されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項8】
前記第1固定電極及び前記第2固定電極はそれぞれ、前記支持部に支持された第1ビームに形成され、
前記第1錘部及び前記第2錘部はそれぞれ、前記支持部に支持された第2ビームに形成され、
前記第2ビームに、バネ部が形成されている、
請求項1に記載の加速度センサ。
【請求項9】
前記第1ビームに、前記第1固定電極及び前記第2固定電極と前記支持部とをそれぞれ電気的に分離する分離部が形成され、
前記第2ビームに、前記第1可動電極及び前記第2可動電極と前記支持部とをそれぞれ電気的に分離する分離部が形成されている、
請求項8に記載の加速度センサ。
【請求項10】
前記基板は、シリコン基板であり、
前記分離部は、酸化シリコンを有している、
請求項9に記載の加速度センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、加速度センサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、静電容量型MEMS(Micro Electro Mechanical System)加速度センサが開示されている。前記加速度センサは、表面上に電極が形成された第1半導体基板と、電極に対向して配置されるウェート部を有して第1半導体基板に接合された第2半導体基板とを備え、第1及び第2半導体基板の厚さ方向に対向する電極とウェート部との間の静電容量を検出して前記厚さ方向の加速度を検出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-285884号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1に記載の加速度センサでは、第1半導体基板上に電極が形成されることから、基板がモールドパーケージされる場合にパーケージに応力が生じると、電極とウェート部との間の静電容量が基板による影響を受けて、センサの信頼性を低下させるおそれがある。
【0005】
これに対し、静電容量型MEMS加速度センサとして、基板に移動可能に支持された慣性質量部と、慣性質量部に形成された櫛歯状の可動電極と、可動電極に噛み合うように基板に支持された櫛歯状の固定電極とを備え、慣性質量部の変位に応じて基板の厚さ方向に変位する可動電極と固定電極との間の静電容量を検出して基板の厚さ方向の加速度を検出するものが考えられている。このような加速度センサにおいて、加速度を精度良く検出することが望まれる。
【0006】
本開示は、基板の厚さ方向の加速度を検出する加速度センサにおいて、センサの信頼性を向上させるとともに加速度を精度良く検出することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、基板と、基板に設けられた支持部と、支持部に移動可能に支持された質量部であって、第1錘部と前記第1錘部より質量が小さい第2錘部とを有する質量部と、支持部に支持されたセンサ素子の第1固定電極及び第2固定電極と、第1錘部及び第2錘部にそれぞれ設けられて第1固定電極及び第2固定電極に対してそれぞれ基板の厚さ方向に相対的に移動可能であるセンサ素子の第1可動電極及び第2可動電極と、を備える、加速度センサを提供する。
【0008】
本開示によれば、支持部に支持された第1及び第2固定電極と、支持部に移動可能に支持された質量部の第1及び第2錘部に設けられた第1及び第2可動電極とが備えられる。1つの支持部に支持された第1及び第2固定電極と第1及び第2可動電極とによって2つのキャパシタを形成できるので、基板による影響を抑制することができ、センサの信頼性を向上させることができる。また、1つの質量部に第1及び第2可動電極を形成することができ、第1及び第2可動電極が別体で形成される場合に比して、別体である第1及び第2可動電極間によるノイズの発生を抑制することができ、加速度を精度良く検出することができる。また、2つのキャパシタの静電容量の差分を検出することで、1つのキャパシタの静電容量を検出する場合に比して、感度を大きくするとともにノイズを削減してS/N比(信号対雑音比)を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施形態に係る加速度センサの平面図である。
図2は、図1のII-II線に沿う加速度センサの断面図である。
図3は、図1のIII-III線に沿う加速度センサの断面図である。
図4は、静止時及び加速度作用時の加速度センサを示す図である。
図5は、図4のV-V線に沿う加速度センサの断面図である。
図6は、図4のVI-VI線に沿う加速度センサの断面図である。
図7は、加速度センサの接続回路を示す図である。
図8は、加速度センサの変形例を示す図である。
図9は、加速度センサの変形例を示す別の図である。
図10は、第1及び第2可動電極が別体で形成された加速度センサの平面図である。
図11は、図10のXI-XI線に沿う加速度センサの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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