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公開番号2025032859
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-12
出願番号2023138354
出願日2023-08-28
発明の名称弾性波フィルタ
出願人ミツミ電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H03H 9/64 20060101AFI20250305BHJP(基本電子回路)
要約【課題】通過帯域よりも高域側の帯域における減衰特性を確保すること。
【解決手段】入力端と出力端との間に接続された直列腕と、前記直列腕に設けられた複数の直列腕共振子と、前記直列腕と基準電位との間に接続された複数の並列腕と、前記複数の並列腕のそれぞれに設けられた複数の並列腕共振子と、を備え、前記複数の並列腕共振子は、同じ静電容量を有し、前記複数の並列腕共振子と前記基準電位との間の各々のインダクタンスは、1nH以下であり、前記各々のインダクタンスのうち最大のインダクタンスを除く残りのインダクタンスは、前記最大のインダクタンスの2/3以下でばらつく、弾性波フィルタ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
入力端と出力端との間に接続された直列腕と、
前記直列腕に設けられた複数の直列腕共振子と、
前記直列腕と基準電位との間に接続された複数の並列腕と、
前記複数の並列腕のそれぞれに設けられた複数の並列腕共振子と、を備え、
前記複数の並列腕共振子は、同じ静電容量を有し、
前記複数の並列腕共振子と前記基準電位との間の各々のインダクタンスは、1nH以下であり、
前記各々のインダクタンスのうち最大のインダクタンスを除く残りのインダクタンスは、前記最大のインダクタンスの2/3以下でばらつく、弾性波フィルタ。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記複数の並列腕共振子の各々の静電容量は、前記複数の直列腕共振子の各々の静電容量よりも大きい、請求項1に記載の弾性波フィルタ。
【請求項3】
前記複数の並列腕共振子の各々の静電容量をCp、前記複数の直列腕共振子の各々の静電容量をCsとするとき、
Cp/Csは、2以上である、請求項2に記載の弾性波フィルタ。
【請求項4】
前記複数の直列腕共振子は、同じ静電容量を有する、請求項3に記載の弾性波フィルタ。
【請求項5】
前記複数の並列腕共振子は、
前記入力端または前記出力端に接続された第1並列腕共振子と、
前記複数の直列腕共振子のうち隣り合う直列腕共振子の間に接続された第2並列腕共振子と、を含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の弾性波フィルタ。
【請求項6】
前記第2並列腕共振子は、相互に並列に接続された複数の並列腕共振子を含む、請求項5に記載の弾性波フィルタ。
【請求項7】
前記複数の直列腕共振子は、前記複数の並列腕のうち隣り合う並列腕の間において直列に接続される複数の直列腕共振子を含む、請求項6に記載の弾性波フィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、弾性波フィルタに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、入力端と出力端との間の直列腕に弾性表面共振子からなる直列腕共振子を挿入し、直列腕とアース電位との間に構成される並列腕に弾性表面共振子からなる並列腕共振子を有する弾性表面波フィルタが種々提案されている。梯子型回路構成を有する弾性表面波フィルタは、低損失かつ広帯域であるため、バンドパスフィルタとして利用するのに適しており、携帯電話機用帯域フィルタとして幅広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-314372号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の弾性波フィルタでは、通過帯域よりも高域側の帯域における減衰特性が低下する場合がある。
【0005】
本開示は、通過帯域よりも高域側の帯域における減衰特性を確保可能な弾性波フィルタを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様は、
入力端と出力端との間に接続された直列腕と、
前記直列腕に設けられた複数の直列腕共振子と、
前記直列腕と基準電位との間に接続された複数の並列腕と、
前記複数の並列腕のそれぞれに設けられた複数の並列腕共振子と、を備え、
前記複数の並列腕共振子は、同じ静電容量を有し、
前記複数の並列腕共振子と前記基準電位との間の各々のインダクタンスは、1nH以下であり、
前記各々のインダクタンスのうち最大のインダクタンスを除く残りのインダクタンスは、前記最大のインダクタンスの2/3以下でばらつく、弾性波フィルタである。
【0007】
第2態様は、第1態様の弾性波フィルタであって、
前記複数の並列腕共振子の各々の静電容量は、前記複数の直列腕共振子の各々の静電容量よりも大きくてもよい。
【0008】
第3態様は、第1または第2態様の弾性波フィルタであって、
前記複数の並列腕共振子の各々の静電容量をCp、前記複数の直列腕共振子の各々の静電容量をCsとするとき、
Cp/Csは、2以上であってもよい。
【0009】
第4態様は、第1から第3のいずれか一の態様の弾性波フィルタであって、
前記複数の直列腕共振子は、同じ静電容量を有してもよい。
【0010】
第5態様は、第1から第4態様のいずれか一の態様の弾性波フィルタであって、
前記複数の並列腕共振子は、
前記入力端または前記出力端に接続された第1並列腕共振子と、
前記複数の直列腕共振子のうち隣り合う直列腕共振子の間に接続された第2並列腕共振子と、を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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