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公開番号
2025059941
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2023170358
出願日
2023-09-29
発明の名称
物体検知装置
出願人
オプテックス株式会社
代理人
弁理士法人R&C
主分類
H03K
17/78 20060101AFI20250403BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】受光部の状態切替タイミングを適切に補正することが可能な物体検知装置を提供する。
【解決手段】投光部から受光部への赤外線の投光の遮断に基づいて物体の通過を検知する物体検知装置であって、受光部を制御する受光制御部を備え、受光部は、投光部の投光を検出できる状態である第1状態と、投光部の投光を検出できない状態である第2状態と、の間で切り替え可能であり、受光制御部は、投光部の投光タイミングに同期して受光部の状態を第1状態と第2状態との間で交互に切り替えるように構成されており、受光部における受光の強度の推移を示す波形を取得する取得部を備え、受光制御部は、波形に基づいて、第1状態と第2状態との間での切り替えのタイミングである状態切替タイミングを補正する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
赤外線を投光する投光部と、
前記投光部から投光された赤外線を受光する受光部と、を備え、
前記投光部から前記受光部への赤外線の投光の遮断に基づいて物体の通過を検知する物体検知装置であって、
前記受光部を制御する受光制御部を備え、
前記受光部は、前記投光部の投光を検出できる状態である第1状態と、前記投光部の投光を検出できない状態である第2状態と、の間で切り替え可能であり、
前記受光制御部は、前記投光部の投光タイミングに同期して前記受光部の状態を前記第1状態と前記第2状態との間で交互に切り替えるように構成されており、
前記受光部における受光の強度の推移を示す波形を取得する取得部を備え、
前記受光制御部は、前記波形に基づいて、前記第1状態と前記第2状態との間での切り替えのタイミングである状態切替タイミングを補正する物体検知装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記受光制御部は、前記波形における極大値の大きさ及びタイミングのうち少なくとも何れか一方を示す情報である極大値情報に基づいて、前記状態切替タイミングを補正する請求項1に記載の物体検知装置。
【請求項3】
前記受光部が前記第1状態である期間である第1状態期間中に複数の前記極大値が存在する場合、前記受光制御部は、当該複数の極大値のうち、大きさ及びタイミングのうち少なくとも何れか一方に関して、前回の前記第1状態期間における前記極大値とのずれが最も小さい前記極大値に対応する前記極大値情報に基づいて、前記状態切替タイミングを補正する請求項2に記載の物体検知装置。
【請求項4】
前記波形が所定の第1条件を満たしているか否かを判定する第1判定部を備え、
前記第1条件は、前記受光部が前記第1状態である期間である第1状態期間における前記極大値のタイミングが、前回以前の前記第1状態期間における前記極大値のタイミングに対して早いことであり、
前記受光制御部は、所定の第2条件が満たされた場合、前記状態切替タイミングを早めるように補正し、
前記第2条件は、所定回数の前記第1状態期間に亘って連続して前記第1条件が満たされることであり、
前記受光制御部は、前記第1条件が満たされた場合において、前記第2条件が満たされなかった場合、前記状態切替タイミングを補正しない請求項2または3に記載の物体検知装置。
【請求項5】
前記波形が所定の第3条件を満たしているか否かを判定する第2判定部を備え、
前記第3条件は、前記受光部が前記第1状態である期間である第1状態期間における前記極大値のタイミングが、前回以前の前記第1状態期間における前記極大値のタイミングに対して遅いことであり、
前記受光制御部は、所定の第4条件が満たされた場合、前記状態切替タイミングを遅らせるように補正し、
前記第4条件は、所定回数の前記第1状態期間に亘って連続して前記第3条件が満たされることであり、
前記受光制御部は、前記第3条件が満たされた場合において、前記第4条件が満たされなかった場合、前記状態切替タイミングを補正しない請求項2または3に記載の物体検知装置。
【請求項6】
前記状態切替タイミングの補正が行われた場合に、当該補正に関する情報である補正情報を記憶する補正記憶部と、
前記補正情報に基づいて、次に前記状態切替タイミングの補正が行われる時期を予測する予測部と、を備える請求項1から3の何れか一項に記載の物体検知装置。
【請求項7】
前記受光制御部は、前記受光部が前記第1状態である期間である第1状態期間における前記極大値に対応する前記極大値情報に基づいて、且つ、前記第1状態期間以外における前記極大値に対応する前記極大値情報に基づくことなく、前記状態切替タイミングを補正する請求項2または3に記載の物体検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、物体検知装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
物体検知装置として、例えば、特許文献1に記載のものが既に知られている。この物体検知装置(特許文献1では「光電スイッチ」)においては、投光部と受光部とが備えられている。この物体検知装置は、投光部から受光部への赤外線の投光の遮断に基づいて物体の通過(物体の存在)を検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5865669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のような物体検知装置において、受光部が、投光部の投光を検出できる状態である第1状態と、投光部の投光を検出できない状態である第2状態と、の間で切り替え可能であり、且つ、受光部を制御する受光制御部が、投光部の投光タイミングに同期して受光部の状態を第1状態と第2状態との間で交互に切り替えるように構成することが考えられる。
【0005】
この構成においては、投光側の計時部(例えば、水晶発振器等)と受光側の計時部との間で計時にずれが生じた場合、受光部が第2状態であるタイミングで投光が行われてしまう可能性がある。その場合、実際には赤外線の投光の遮断が起こっていないにもかかわらず、赤外線の投光の遮断が起こったものと判定されることとなる。
【0006】
ここで、受光部が受光した赤外線の受光タイミングに基づいて、第1状態と第2状態との間での切り替えのタイミングである状態切替タイミングを補正するように構成することが考えられる。しかしながら、そのような構成においては、受光部が外部からの赤外線(例えば、他の物体検知装置からの赤外線)を受光した場合、誤った補正が行われてしまう事態が想定される。
【0007】
本発明の目的は、受光部の状態切替タイミングを適切に補正することが可能な物体検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の特徴は、赤外線を投光する投光部と、前記投光部から投光された赤外線を受光する受光部と、を備え、前記投光部から前記受光部への赤外線の投光の遮断に基づいて物体の通過を検知する物体検知装置であって、前記受光部を制御する受光制御部を備え、前記受光部は、前記投光部の投光を検出できる状態である第1状態と、前記投光部の投光を検出できない状態である第2状態と、の間で切り替え可能であり、前記受光制御部は、前記投光部の投光タイミングに同期して前記受光部の状態を前記第1状態と前記第2状態との間で交互に切り替えるように構成されており、前記受光部における受光の強度の推移を示す波形を取得する取得部を備え、前記受光制御部は、前記波形に基づいて、前記第1状態と前記第2状態との間での切り替えのタイミングである状態切替タイミングを補正することにある。
【0009】
本構成によれば、受光部における受光の強度の推移を示す波形に基づいて、受光部の状態切替タイミングが補正される。これにより、受光部が外部からの赤外線(例えば、他の物体検知装置からの赤外線)を受光した場合、外部からの赤外線に対応するピーク(極大値を含む山型の部分)だけでなく、投光部から投光された赤外線に対応するピークも当該波形に現れる。そして、投光部から投光された赤外線に対応するピークに基づいて受光部の状態切替タイミングを補正することにより、補正を適切に行うことができる。
【0010】
即ち、本構成によれば、受光部の状態切替タイミングを適切に補正することが可能な物体検知装置を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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