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公開番号2025101865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-08
出願番号2023218937
出願日2023-12-26
発明の名称増幅回路
出願人株式会社フジクラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H03H 11/28 20060101AFI20250701BHJP(基本電子回路)
要約【課題】開閉スイッチを用いることなくインピーダンス整合を確立することが可能な増幅回路を提供する。
【解決手段】基本回路の入力及び出力のいずれか一方又は両方にインピーダンス整合回路を備える増幅回路であって、インピーダンス整合回路は、静電容量が制御電圧によって可変自在な可変容量回路を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基本回路の入力及び出力のいずれか一方又は両方にインピーダンス整合回路を備える増幅回路であって、
前記インピーダンス整合回路は、静電容量が制御電圧によって可変自在な可変容量回路を備えることを特徴とする増幅回路。
続きを表示(約 550 文字)【請求項2】
前記可変容量回路は、可変容量素子としてソース端子とドレイン端子とが接続されたMOS型トランジスタを備えることを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
【請求項3】
前記インピーダンス整合回路は、前記基本回路の出力に並列接続された第1のインピーダンス整合回路と、前記基本回路の出力に直列接続された第2のインピーダンス整合回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の増幅回路。
【請求項4】
前記第2のインピーダンス整合回路は、前記可変容量回路に加えてインダクタを備えることを特徴とする請求項3に記載の増幅回路。
【請求項5】
前記第2のインピーダンス整合回路は、一対設けられ、一対の前記制御電圧が温度特性が逆転する電圧領域に各々設定されることを特徴とする請求項4に記載の増幅回路。
【請求項6】
一対の前記第2のインピーダンス整合回路は、1つの前記インダクタを共用することを特徴とする請求項5に記載の増幅回路。
【請求項7】
前記第1のインピーダンス整合回路は、一対設けられ、一対の前記制御電圧が温度特性が逆転する電圧領域に各々設定されることを特徴とする請求項3~6のいずれか一項に記載の増幅回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、増幅回路に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、インピーダンス整合回路を入力と出力とに備えた高周波信号用のローノイズアンプ(LNA)が開示されている。このローノイズアンプは、インピーダンス整合回路としてインダクタとキャパシタとが直接接続された直列共振回路を採用し、この直列共振回路に開閉スイッチを直列接続することにより、ソース接地回路の入力と出力とに対するインピーダンス整合回路の接続/非接続を可能としている。このようなローノイズアンプは、インピーダンス整合回路の接続/非接続によって、周波数帯域の調節を可能とするとともに入力インピーダンス及び出力インピーダンスの整合を実現する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第11611319号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記ローノイズアンプ(増幅回路)では、ソース接地回路の入力及び/又は出力とに開閉スイッチが直列接続された直列共振回路が設けられるので、開閉スイッチがON状態に設定され、直列共振回路がソース接地回路の入力及び/又は出力とに接続された場合に、開閉スイッチのON抵抗に起因して入力信号及び/又は出力信号にパワーロス(電力ロス)が発生する。
【0005】
また、上記ローノイズアンプでは、開閉スイッチがON抵抗を有するので、開閉スイッチが入力信号及び/又は出力信号に対してノイズ発生源として作用する。例えば、ミリ波帯の周波数帯域では、開閉スイッチのON抵抗に起因して、利得の低下及びノイズ特性の劣化が著しくなる。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、開閉スイッチを用いることなくインピーダンス整合を確立することが可能な増幅回路の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明では、増幅回路に係る第1の解決手段として、基本回路の入力及び出力のいずれか一方又は両方にインピーダンス整合回路を備える増幅回路であって、インピーダンス整合回路は、静電容量が制御電圧によって可変自在な可変容量回路を備える、という手段を採用する。
【0008】
本発明では、増幅回路に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記可変容量回路は、可変容量素子としてソース端子とドレイン端子とが接続されたMOS型トランジスタを備える、という手段を採用する。
【0009】
本発明では、増幅回路に係る第3の解決手段として、上記第1又は第2の解決手段において、前記インピーダンス整合回路は、前記基本回路の出力に並列接続された第1のインピーダンス整合回路と、前記基本回路の出力に直列接続された第2のインピーダンス整合回路とを有する、という手段を採用する。
【0010】
本発明では、増幅回路に係る第4の解決手段として、上記第3の解決手段において、前記第2のインピーダンス整合回路は、前記可変容量回路に加えてインダクタを備える、という手段を採用する。
(【0011】以降は省略されています)

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