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公開番号
2025087478
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2023202166
出願日
2023-11-29
発明の名称
弾性波デバイス
出願人
太陽誘電株式会社
代理人
個人
主分類
H03H
9/145 20060101AFI20250603BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】スプリアスを抑制すること。
【解決手段】弾性波デバイス100は、圧電基板12と、圧電基板12上に設けられ、複数の電極指22と、複数の電極指22のうち複数の電極指22の短手方向(X方向)において隣接する電極指22の間に設けられ、長手方向(Y方向)における長さが複数の電極指22より短い複数のダミー電極指23(金属部)と、を各々含み、互いの複数の電極指22が少なくとも一部において交互に配置され、複数のダミー電極指23が位置するダミー領域34を伝搬する弾性波の音速は、互いの複数の電極指22が交差する交差領域30のうちの中央領域31を伝搬する弾性波の音速より速くかつ1.10倍以下である一対の櫛型電極21とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧電基板と、
前記圧電基板上に設けられ、複数の電極指と、前記複数の電極指のうち前記複数の電極指の短手方向において隣接する電極指の間に設けられ、長手方向における長さが前記複数の電極指より短い複数の金属部と、を各々含み、互いの前記複数の電極指が少なくとも一部において交互に配置され、前記複数の金属部が位置する領域を伝搬する弾性波の音速は、互いの前記複数の電極指が交差する交差領域のうちの中央領域を伝搬する弾性波の音速より速くかつ1.10倍以下である一対の櫛型電極と、を備える弾性波デバイス。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記複数の金属部が位置する前記領域を伝搬する弾性波の音速は前記中央領域を伝搬する弾性波の音速の1.03倍以上である、請求項1に記載の弾性波デバイス。
【請求項3】
前記一対の櫛型電極のうち一方の櫛型電極の前記複数の金属部は他方の櫛型電極の前記複数の電極指に向かい合い、
前記短手方向における幅は、前記複数の金属部の方が前記複数の電極指より小さい、請求項1または2に記載の弾性波デバイス。
【請求項4】
前記中央領域において前記複数の電極指を覆って前記圧電基板上に設けられた第1絶縁膜と、
前記複数の金属部が位置する前記領域において前記複数の金属部を覆って前記圧電基板上に設けられ、前記第1絶縁膜より弾性波の音速が速い材料を主成分とする第2絶縁膜と、を備える、請求項1または2に記載の弾性波デバイス。
【請求項5】
前記複数の電極指の長手方向における端部に設けられた付加膜を備える、請求項1または2に記載の弾性波デバイス。
【請求項6】
圧電基板と、
前記圧電基板上に設けられ、複数の電極指と、前記複数の電極指のうち前記複数の電極指の短手方向において隣接する電極指の間に2つ以上設けられ、前記短手方向における幅が前記複数の電極指より小さい複数の金属部と、を各々含み、互いの前記複数の電極指が少なくとも一部において交互に配置された一対の櫛型電極と、を備える弾性波デバイス。
【請求項7】
前記複数の金属部は、前記隣接する電極指の間に2つ設けられ、
前記短手方向における前記複数の金属部の幅は、前記短手方向における前記複数の電極指の幅の0.56倍以上0.64倍以下である、請求項6に記載の弾性波デバイス。
【請求項8】
前記複数の金属部は、前記隣接する電極指の間に3つ設けられ、
前記短手方向における前記複数の金属部の幅は、前記短手方向における前記複数の電極指の幅の0.39倍以上0.45倍以下である、請求項6に記載の弾性波デバイス。
【請求項9】
前記短手方向における前記複数の電極指の幅はバスバーに接続する一端から反対側の他端にかけて等しく、
前記短手方向における前記複数の金属部の幅は互いに等しい、請求項7または8に記載の弾性波デバイス。
【請求項10】
圧電基板と、
前記圧電基板上に設けられ、複数の電極指と、前記複数の電極指のうち前記複数の電極指の短手方向において隣接する電極指の間に設けられ、前記複数の電極指より弾性波の音速が速い材料を主成分とする複数の金属部と、を各々含み、互いの前記複数の電極指が少なくとも一部において交互に配置された一対の櫛型電極と、を備える弾性波デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、弾性波デバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯電話を代表とする高周波通信用システムにおいて弾性波デバイスが用いられる。弾性波デバイスとして、複数の電極指と、複数のダミー電極指と、複数の電極指及び複数のダミー電極指が接続するバスバーと、を含む一対の櫛型電極を備える弾性波デバイスが知られている(例えば特許文献1-3)。また、Q値を損なうことなくスプリアスを減少させる方法として、ピストンモードを利用した弾性波デバイスが知られている(例えば特許文献4、5)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-68107号公報
特開2003-218665号公報
特表2013-518455号公報
特開2022-11770号公報
特開2022-126852号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ピストンモードを利用することでスプリアスを抑制することができる。しかしながら、スプリアスの抑制の点において未だ改善の余地が残されている。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、スプリアスを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、圧電基板と、前記圧電基板上に設けられ、複数の電極指と、前記複数の電極指のうち前記複数の電極指の短手方向において隣接する電極指の間に設けられ、長手方向における長さが前記複数の電極指より短い複数の金属部と、を各々含み、互いの前記複数の電極指が少なくとも一部において交互に配置され、前記複数の金属部が位置する領域を伝搬する弾性波の音速は、互いの前記複数の電極指が交差する交差領域のうちの中央領域を伝搬する弾性波の音速より速くかつ1.10倍以下である一対の櫛型電極と、を備える弾性波デバイスである。
【0007】
上記構成において、前記複数の金属部が位置する前記領域を伝搬する弾性波の音速は前記中央領域を伝搬する弾性波の音速の1.03倍以上である構成とすることができる。
【0008】
上記構成において、前記一対の櫛型電極のうち一方の櫛型電極の前記複数の金属部は他方の櫛型電極の前記複数の電極指に向かい合い、前記短手方向における幅は、前記複数の金属部の方が前記複数の電極指より小さい構成とすることができる。
【0009】
上記構成において、前記中央領域において前記複数の電極指を覆って前記圧電基板上に設けられた第1絶縁膜と、前記複数の金属部が位置する前記領域において前記複数の金属部を覆って前記圧電基板上に設けられ、前記第1絶縁膜より弾性波の音速が速い材料を主成分とする第2絶縁膜と、を備える構成とすることができる。
【0010】
上記構成において、前記複数の電極指の長手方向における端部に設けられた付加膜を備える構成とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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