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公開番号2025128450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-03
出願番号2024025074
出願日2024-02-22
発明の名称ノイズフィルタ
出願人株式会社トーキン
代理人個人
主分類H03H 7/09 20060101AFI20250827BHJP(基本電子回路)
要約【課題】基板上においてリード線の軸方向に広がるスペースを確保できるノイズフィルタを提供する。
【解決手段】本開示に係るノイズフィルタ100は、端子金具1と、基板2と、コイル31とを備える。端子金具1は、外部機器と電気的に接続可能な外部端子11と、第1のリード線41を介してコイル31と電気的に接続するコイル接続部12と、基板2と電気的に接続する基板接続部13とを備える。第1のリード線41の軸方向に直交し、かつ、基板2と平行な方向を、幅方向とするとき、コイル接続部12は、外部端子11の第1のリード線41の軸方向における端部11dからコイル31側へ延びる。基板接続部13は、コイル接続部12の第1のリード線41の軸方向における端部12dから基板2側へ曲がる。端子金具1は、コイル接続部12の幅方向における端部に設けられたかしめ片14を備える。かしめ片14が、第1のリード線41の一端をかしめる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
端子金具と、
基板と、
当該基板に搭載されたコイルと、を備え、
前記端子金具は、外部機器と電気的に接続可能な外部端子と、第1のリード線を介して前記コイルと電気的に接続するコイル接続部と、前記基板と電気的に接続する基板接続部と、を備え、
前記第1のリード線の軸方向に直交し、かつ、前記基板と平行な方向を、幅方向とするとき、
前記コイル接続部は、前記外部端子の前記第1のリード線の軸方向における端部から前記コイル側へ延び、
前記基板接続部は、前記コイル接続部の前記第1のリード線の軸方向における端部から前記基板側へ曲がり、
前記端子金具は、前記コイル接続部の前記幅方向における端部に設けられたかしめ片を備え、
前記かしめ片が、前記第1のリード線の一端をかしめた、
ノイズフィルタ。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記基板接続部は、前記基板に電気的に接続された複数の基板側端子を備え、
前記複数の基板側端子は、前記幅方向に並び、
前記基板接続部の前記幅方向における長さは、前記コイル接続部の前記幅方向における長さと比較して短い、
請求項1に記載のノイズフィルタ。
【請求項3】
前記かしめ片が、本体と、先端部と、を備え、
前記本体は、前記コイル接続部の前記幅方向における端部から前記コイル接続部の前記第1のリード線の軸方向に延び出て、前記基板から離隔する方向に曲がり、
前記先端部は、前記本体から前記基板から離隔する方向に延び出て、前記幅方向における前記第1のリード線側へ曲がる、
請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
【請求項4】
前記端子金具の展開形状は、略長方形に包含され、
前記外部端子と、前記コイル接続部と、前記基板接続部とは、前記端子金具の展開形状において、前記略長方形の長手方向に沿って延びる、
請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
【請求項5】
前記ノイズフィルタは、中継端子をさらに備え、
前記中継端子は、前記第1のリード線と第2のリード線との電気的接続を中継するリード線中継部と、前記基板と電気的にそれぞれ接続する第1及び第2の中継基板接続部と、を備え、
前記第1の中継基板接続部は、前記リード線中継部の前記第1のリード線の軸方向における一端部から延び出て前記基板側へ曲がり、
前記第2の中継基板接続部は、前記リード線中継部の前記第1のリード線の軸方向における他端部から延び出て前記基板側へ曲がり、
前記基板は、前記第1の中継基板接続部と前記第2の中継基板接続部との間のスペースを横断する配線パターンを備えた、
請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
【請求項6】
前記配線パターンは、前記第1の中継基板接続部と前記第2の中継基板接続部との間のスペースを横断するニュートラルラインを含む、
請求項5に記載のノイズフィルタ。
【請求項7】
前記中継端子は、前記第1及び前記第2のリード線の他端をかしめた第1の中継かしめ片を備え、
前記第1の中継かしめ片は、第1の基部と、中央部と、先端部とを備え、
前記第1の基部は、前記リード線中継部の前記幅方向における一端部に設けられ、
前記中央部は、前記第1の基部から前記第1のリード線の軸方向へ延び出て、前記基板から離隔する方向に曲がり、
前記先端部は、前記中央部から前記基板から離隔する方向に延び出て、前記幅方向における前記第1及び前記第2のリード線側へ曲がる、
請求項5に記載のノイズフィルタ。
【請求項8】
前記中継端子は、前記第1及び前記第2のリード線の他端をかしめた第2の中継かしめ片をさらに備え、
前記第2の中継かしめ片は、前記リード線中継部の前記幅方向における他端部に設けられた第2の基部を備え、
前記第1の基部は、前記リード線中継部の前記幅方向における一端部から延び出て、前記第1及び前記第2のリード線側に立ち上がり、
前記第2の基部は、前記リード線中継部の前記幅方向における他端部から延び出て、前記第1及び前記第2のリード線側に立ち上がり、
前記第1及び前記第2の基部は、前記第1のリード線と前記第2のリード線との間のスペースを挟んで対向し、
前記第1及び前記第2の基部は、前記第1のリード線の軸方向において、前記第1のリード線と前記第2のリード線との間の距離よりも長い、
請求項7に記載のノイズフィルタ。
【請求項9】
4本の前記第1のリード線を備え、
前記コイルは、1つのリングコアを備え、
前記基板におけるリングコア側の主面を視ると、前記4本の前記第1のリード線が前記1つのリングコアの中心から十字状にそれぞれ延びるように、前記4本の前記第1のリード線はそれぞれ前記1つのリングコアに巻き回された、
請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ノイズフィルタに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示のノイズフィルタは、端子金具を備える。端子金具は、コイル接続部と、基板接続部とを備える。基板接続部が基板と電気的に接続する。コイル接続部は、リード線を介してコイルと電気的に接続しつつ、リード線をかしめる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-097601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願発明者等は、以下の課題を発見した。
このようなノイズフィルタでは、コイル接続部及び基板接続部は、一枚の板状体を折り曲げ加工することによって一体成形される。基板接続部は、コイル接続部の幅方向における一端部及び他端部から延びて、基板側に曲がる。基板接続部は、基板から立ち上がり、コイル接続部を支持する。また、基板接続部は、基板上においてリード線の軸方向に沿って延びる。そのため、基板上においてリード線の軸方向に広がるスペースを確保し難い。
【0005】
本発明は、上述した課題を鑑み、基板上においてリード線の軸方向に広がるスペースを確保できるノイズフィルタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るノイズフィルタは、
端子金具と、
基板と、
当該基板に搭載されたコイルと、を備え、
前記端子金具は、外部機器と電気的に接続可能な外部端子と、第1のリード線を介して前記コイルと電気的に接続するコイル接続部と、前記基板と電気的に接続する基板接続部と、を備え、
前記第1のリード線の軸方向に直交し、かつ、前記基板と平行な方向を、幅方向とするとき、
前記コイル接続部は、前記外部端子の前記第1のリード線の軸方向における端部から前記コイル側へ延び、
前記基板接続部は、前記コイル接続部の前記第1のリード線の軸方向における端部から前記基板側へ曲がり、
前記端子金具は、前記コイル接続部の前記幅方向における端部に設けられたかしめ片を備え、
前記かしめ片が、前記第1のリード線の一端をかしめた。
【0007】
また、上述したノイズフィルタにおいて、前記基板接続部は、前記基板に電気的に接続された複数の基板側端子を備え、
前記複数の基板側端子は、前記幅方向に並び、
前記基板接続部の前記幅方向における長さは、前記コイル接続部の前記幅方向における長さと比較して短いとよい。
【0008】
また、上述したノイズフィルタにおいて、前記かしめ片が、本体と、先端部と、を備え、
前記本体は、前記コイル接続部の前記幅方向における端部から前記コイル接続部の前記第1のリード線の軸方向に延び出て、前記基板から離隔する方向に曲がり、
前記先端部は、前記本体から前記基板から離隔する方向に延び出て、前記幅方向における前記第1のリード線側へ曲がるとよい。
【0009】
また、上述したノイズフィルタにおいて、前記端子金具の展開形状は、略長方形に包含され、
前記外部端子と、前記コイル接続部と、前記基板接続部とは、前記端子金具の展開形状において、前記略長方形の長手方向に沿って延びるとよい。
【0010】
また、上述したノイズフィルタは、中継端子をさらに備え、
前記中継端子は、前記第1のリード線と第2のリード線との電気的接続を中継するリード線中継部と、前記基板と電気的にそれぞれ接続する第1及び第2の中継基板接続部と、を備え、
前記第1の中継基板接続部は、前記リード線中継部の前記第1のリード線の軸方向における一端部から延び出て前記基板側へ曲がり、
前記第2の中継基板接続部は、前記リード線中継部の前記第1のリード線の軸方向における他端部から延び出て前記基板側へ曲がり、
前記基板は、前記第1の中継基板接続部と前記第2の中継基板接続部との間のスペースを横断する配線パターンを備えるとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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