TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025112684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007074
出願日
2024-01-19
発明の名称
A/Dコンバータ回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03M
1/10 20060101AFI20250725BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】より精度よくアナログ信号をデジタルデータに変換できるADC回路を提供する。
【解決手段】A/Dコンバータ回路1は、クロック信号に基づいて所定の位相差を有する複数の第1トリガー信号を生成するトリガー信号生成回路20と、第1トリガー信号を遅延させた第2トリガー信号をそれぞれ生成する複数の調整回路26_1~26_mと、同一のアナログ信号がそれぞれ入力され、第2トリガー信号に応じて、アナログ信号をデジタル信号にそれぞれ変換する複数のA/Dコンバータ10_1~10_mと、複数の第1トリガー信号から1つの第1トリガー信号を選択する選択部22と、を備える。選択部によって選択された第1トリガー信号に対応する調整回路は、選択された第1トリガー信号を所定時間遅延させた基準信号に基づいて、入力された第1トリガー信号に対する生成した第2トリガー信号の遅延量が所定時間に近づくように第2トリガー信号を生成する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
クロック信号に基づいて所定の位相差を有する複数の第1トリガー信号を生成するトリガー信号生成回路と、
前記複数の第1トリガー信号のうちの対応する第1トリガー信号を遅延させた第2トリガー信号をそれぞれ生成する複数の調整回路と、
同一のアナログ信号がそれぞれ入力され、複数の前記第2トリガー信号のうちの対応する第2トリガー信号に応じて、前記アナログ信号をデジタル信号にそれぞれ変換する複数のA/Dコンバータと、
前記複数の第1トリガー信号から1つの第1トリガー信号を選択する選択部と、を備え、
前記選択部によって選択された第1トリガー信号に対応する調整回路は、前記選択された第1トリガー信号を所定時間遅延させた基準信号に基づいて、入力された第1トリガー信号に対する生成した第2トリガー信号の遅延量が前記所定時間に近づくように前記第2トリガー信号を生成する、
A/Dコンバータ回路。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
前記調整回路における第2トリガー信号の遅延量を制御する遅延制御回路をさらに備え、
前記遅延制御回路は、前記基準信号の立ち上がりまたは立ち下がりにおける、前記選択された第1トリガー信号に対応する調整回路が生成した第2トリガー信号の読み取り値に基づいて、前記選択された第1トリガーに対応する調整回路における第2トリガー信号の遅延量を制御する、
請求項1に記載のA/Dコンバータ回路。
【請求項3】
前記複数のA/Dコンバータの数は、mを2以上の整数とするとき、m個であり、
前記m個の第1トリガー信号は、前記クロック信号の1周期分ずつ位相が異なり、
前記遅延制御回路は、前記クロック信号のmサイクル毎に、前記読み取り値に基づいて、前記選択された第1トリガーに対応するA/Dコンバータにおける第2トリガー信号の遅延量を制御する、
請求項2に記載のA/Dコンバータ回路。
【請求項4】
前記制御回路は、前記読み取り値が前回の読み取り値から変化していない場合には、前記選択された第1トリガーに対応するA/Dコンバータにおける第2トリガー信号の遅延量を増加させ、第2トリガー信号の読み取り値が前回の読み取り値から変化した場合には、前記選択された第1トリガーに対応するA/Dコンバータにおける第2トリガー信号の遅延量を維持する、
請求項3に記載のA/Dコンバータ回路。
【請求項5】
前記調整回路は、前記第1トリガー信号が入力される入力ノードと、前記第2トリガー信号が出力される出力ノードと、直列に接続された複数の遅延回路と、複数のスイッチとを有し、
前記複数の遅延回路のうちの前端の遅延回路の入力端子は、前記入力ノードと接続され、
前記複数のスイッチは、前記複数の遅延回路のうちの隣合う2つの遅延回路の間と前記出力ノードとの間にそれぞれ設けられ、
前記複数のスイッチのうちのいずれか1つがオンとなり、残りのスイッチがオフとなることにより、前記遅延回路における前記第2トリガー信号の遅延量が決定される、
請求項1から4のいずれか一項に記載のA/Dコンバータ回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、A/Dコンバータ回路に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、複数のA/Dコンバータ(以下、「ADC」とも称する。)を所定の位相差で駆動することにより、アナログ信号をデジタル信号に変換するインターリーブ方式のADC回路が提案されている(非特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
松野隼也、古田雅則、板倉哲朗.タイムインターリーブADCの高速化と小面積化を両立させるデジタル補正技術.東芝レビュー.2014,vol.69,no.7,p.28-31
【0004】
[概要]
しかしながら、複数のADCにおいてアナログ信号を処理するタイミングの間隔が適切でないと、出力されるデジタル信号に歪みが生じる。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その例示的な目的の一つは、より精度よくアナログ信号をデジタルデータに変換できるADC回路を提供することにある。
【0006】
本開示のある態様のA/Dコンバータ回路は、クロック信号に基づいて所定の位相差を有する複数の第1トリガー信号を生成するトリガー信号生成回路と、複数の第1トリガー信号のうちの対応する第1トリガー信号を遅延させた第2トリガー信号をそれぞれ生成する複数の調整回路と、同一のアナログ信号がそれぞれ入力され、複数の第2トリガー信号のうちの対応する第2トリガー信号に応じて、アナログ信号をデジタル信号にそれぞれ変換する複数のA/Dコンバータと、複数の第1トリガー信号から1つの第1トリガー信号を選択する選択部と、を備える。選択部によって選択された第1トリガー信号に対応する調整回路は、選択された第1トリガー信号を所定時間遅延させた基準信号に基づいて、入力された第1トリガー信号に対する生成した第2トリガー信号の遅延量が所定時間に近づくように第2トリガー信号を生成する。
【0007】
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本開示の表現を方法、装置、システムなどの間で変換したものもまた、本開示の態様として有効である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、参考技術に係るインターリーブ方式のADC回路を示す図である。
図2は、参考技術に係るADC回路の動作を説明するための図である。
図3は、スプリアスが現れるデジタルデータの一例を示す図である。
図4は、本開示の一実施形態に係るADC回路のブロック図である。
図5は、同実施形態に係るトリガー信号生成回路が生成するトリガー信号を示す図である。
図6は、2つのトリガー信号が同じ遅延量で伝達される場合の伝送経路を説明するための図である。
図7は、2つのトリガー信号が同じ遅延量で伝達される場合のタイミングチャートである。
図8は、2つのトリガー信号が異なる遅延量で伝達される場合の伝送経路を説明するための図である。
図9は、2つのトリガー信号が異なる遅延量で伝達される場合のタイミングチャートである。
図10は、本開示の一実施形態に係る調整回路のブロック図である。
図11は、調整回路の制御信号を生成するための制御回路を示すブロック図である。
図12は、制御回路の動作を示すタイミングチャートである。
図13は、遅延制御回路の動作の一例を示すタイミングチャートである。
図14は、本実施形態に係る制御信号のコードの変化を説明するための図である。
図15は、第1変形例に係るDLYSKEWの値と遅延量との関係を示す図である。
図16は、第2変形例に係るDLYSKEWの値と遅延量との関係を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
(概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
【0010】
一実施形態に係るA/Dコンバータ回路は、クロック信号に基づいて所定の位相差を有する複数の第1トリガー信号を生成するトリガー信号生成回路と、複数の第1トリガー信号のうちの対応する第1トリガー信号を遅延させた第2トリガー信号をそれぞれ生成する複数の調整回路と、同一のアナログ信号がそれぞれ入力され、複数の第2トリガー信号のうちの対応する第2トリガー信号に応じて、アナログ信号をデジタル信号にそれぞれ変換する複数のA/Dコンバータと、複数の第1トリガー信号から1つの第1トリガー信号を選択する選択部と、を備える。選択部によって選択された第1トリガー信号に対応する調整回路は、選択された第1トリガー信号を所定時間遅延させた基準信号に基づいて、入力された第1トリガー信号に対する生成した第2トリガー信号の遅延量が所定時間に近づくように第2トリガー信号を生成する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
電子式音響装置
2か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
7日前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
2か月前
台灣晶技股ふん有限公司
共振器
2か月前
太陽誘電株式会社
弾性波デバイス
1か月前
太陽誘電株式会社
マルチプレクサ
2か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動デバイス
2か月前
コーデンシ株式会社
複数アンプ回路
3か月前
株式会社コルグ
電源装置
2か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
8日前
ローム株式会社
半導体集積回路
1日前
ローム株式会社
半導体スイッチ
1か月前
ローム株式会社
半導体スイッチ
1か月前
矢崎総業株式会社
故障検出装置
3か月前
ローム株式会社
半導体集積回路
2か月前
ローム株式会社
オシレータ回路
28日前
台灣晶技股ふん有限公司
パッケージ構造
1か月前
株式会社ダイフク
搬送設備
2か月前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
株式会社村田製作所
弾性波フィルタ
1か月前
京セラ株式会社
弾性波装置、分波器及び通信装置
5日前
ローム株式会社
A/Dコンバータ回路
4日前
三菱電機株式会社
半導体素子駆動装置
2か月前
キヤノン株式会社
ADコンバータの補正手段
1か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
26日前
株式会社フジクラ
増幅回路
28日前
セイコーエプソン株式会社
振動素子
今日
セイコーエプソン株式会社
回路装置
1か月前
オムロン株式会社
ソリッドステートリレー
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
27日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
1か月前
続きを見る
他の特許を見る