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公開番号
2025096092
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024011319
出願日
2024-01-29
発明の名称
半導体スイッチ
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03K
17/042 20060101AFI20250619BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】消費電力の増加を抑えつつ、起動時間を短縮できる半導体スイッチを提供する。
【解決手段】パワートランジスタ110は、入力ピンINと出力ピンOUTの間に接続される。電流検出回路120は、パワートランジスタ110に流れる電流I
OUT
を示す電流検出信号V
CS
を生成する。コントローラ回路130は、制御信号S
CNT
に応じて、パワートランジスタ110のオン、オフを切り替える。コントローラ回路130は、パワートランジスタ110がオンの状態において、電流検出信号V
CS
が電流制限信号V
ILIM
を超えないように、パワートランジスタ110のゲート電圧V
G
を調節する。コントローラ回路130は、パワートランジスタ110の両端間電圧ΔVを検出し、両端間電圧ΔVに対して負の相関を有するように電流制限信号V
ILIM
を変化させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力端子と、
出力端子と、
入力端子と出力端子の間に接続されたパワートランジスタと、
前記パワートランジスタに流れる電流を示す電流検出信号を生成する電流検出回路と、
制御信号に応じて、前記パワートランジスタのオン、オフを切り替えるとともに、前記パワートランジスタがオンの状態において、前記電流検出信号が電流制限信号を超えないように、前記パワートランジスタのゲート電圧を調節するコントローラ回路と、
を備え、
前記コントローラ回路は、前記パワートランジスタの両端間電圧を検出し、前記両端間電圧に対して負の相関を有するように前記電流制限信号を変化させる、半導体スイッチ。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記電流制限信号は、前記パワートランジスタの両端間電圧に対して実質的に反比例する、請求項1に記載の半導体スイッチ。
【請求項3】
前記コントローラ回路は、
前記入力端子の電圧および前記出力端子の電圧にもとづいて、前記電流制限信号を生成する電流制限値設定回路と、
前記制御信号に応じて、ハイレベルまたはローレベルの前記ゲート電圧を前記パワートランジスタのゲートに印加するゲート電圧発生回路と、
前記電流検出信号が前記電流制限信号を超えないように、前記ハイレベルの前記ゲート電圧を調節する電流制限回路と、
を含む、請求項1または2に記載の半導体スイッチ。
【請求項4】
前記ゲート電圧発生回路は、
電圧源と、
前記電圧源の出力電圧に応じた前記ゲート電圧を前記パワートランジスタのゲートに印加するドライバと、
を含み、
前記電流制限回路は、前記電流検出信号が前記電流制限信号を超えないように、前記電圧源の前記出力電圧を調節する、請求項3に記載の半導体スイッチ。
【請求項5】
前記電流制限値設定回路は、
前記入力端子の電圧および前記出力端子の電圧それぞれをデジタルの電圧検出信号に変換するA/Dコンバータと、
前記電圧検出信号にもとづいて、前記パワートランジスタの両端間電圧を検出し、前記両端間電圧に対して負の相関を有する電流制限値を生成するデジタル処理回路と、
前記電流制限値をアナログの前記電流制限信号に変換するD/Aコンバータと、
を含む、請求項3に記載の半導体スイッチ。
【請求項6】
前記デジタル処理回路は、前記電圧検出信号と前記電流制限値の関係を示すルックアップテーブルを含む、請求項5に記載の半導体スイッチ。
【請求項7】
前記デジタル処理回路は、前記電圧検出信号と前記電流制限値の関係を規定した演算式にもとづいて前記電流制限値を生成する、請求項5に記載の半導体スイッチ。
【請求項8】
前記デジタル処理回路は、所定の定数を前記電圧検出信号で除算し、除算結果に応じた前記電流制限値を生成する、請求項7に記載の半導体スイッチ。
【請求項9】
前記パワートランジスタはN型であり、
前記電流制限回路は、前記電流検出信号と前記電流制限信号の誤差に応じた電流を前記電圧源の出力から引き抜くシャントレギュレータである、請求項4に記載の半導体スイッチ。
【請求項10】
前記パワートランジスタはN型であり、
前記電圧源はチャージポンプ回路である、請求項4に記載の半導体スイッチ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体スイッチに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
ある経路の電気的導通、遮断を切り替えるために、半導体スイッチが利用される。半導体スイッチは、入力ピンと出力ピンの間に接続されたパワートランジスタと、パワートランジスタのオン、オフを制御するコントローラと、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-107651号公報
【0004】
[概要]
本発明者は、回路保護のために電流制限機能を有する半導体スイッチを設計するにあたり、以下の課題を認識するに至った。半導体スイッチの入力ピンには、入力電圧V
IN
が入力され、出力ピンには負荷が接続される。半導体スイッチがオフの状態では、半導体スイッチの出力ピンには、入力電圧V
IN
とは無関係の電圧が発生しており、たとえばゼロである。
【0005】
半導体スイッチをオンに切り替えると、出力ピンの電圧(出力電圧)V
OUT
が時間とともに上昇し、入力電圧V
IN
に近づいていく。半導体スイッチのリミット電流I
LIM
は、半導体スイッチの定格電力を考慮して設計する必要がある。半導体スイッチの消費電力Pは、入力ピンと出力ピンの電位差ΔV(=V
IN
-V
OUT
)と、半導体スイッチに流れる電流Iの積である。
P=(V
IN
-V
OUT
)×I
【0006】
半導体スイッチの消費電力が最大となるのは、半導体スイッチがオンした直後であり、このときの出力電圧V
OUT
は最小で0Vである。したがって、最大消費電力は、
P
MAX
=V
IN
×I
LIM
で表される。したがって、リミット電流I
LIM
を大きくすると、消費電力が増大してしまう。
【0007】
反対にリミット電流I
LIM
を低くしすぎると、出力電圧V
OUT
が入力電圧V
IN
付近まで上昇するまでの起動時間が長くなってしまう。
【0008】
本開示は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、消費電力の増加を抑えつつ、起動時間を短縮できる半導体スイッチの提供にある。
【0009】
本開示のある態様の半導体スイッチは、入力端子と、出力端子と、入力端子と出力端子の間に接続されたパワートランジスタと、パワートランジスタに流れる電流を示す電流検出信号を生成する電流検出回路と、制御信号に応じて、パワートランジスタのオン、オフを切り替えるとともに、パワートランジスタがオンの状態において、電流検出信号が電流制限信号を超えないように、パワートランジスタのゲート電圧を調節するコントローラ回路と、を備える。コントローラ回路は、パワートランジスタの両端間電圧を検出し、両端間電圧に対して負の相関を有するように電流制限信号を変化させる。
【0010】
なお、以上の構成要素を任意に組み合わせたもの、構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明あるいは本開示の態様として有効である。さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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