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公開番号
2025144802
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-03
出願番号
2024044651
出願日
2024-03-21
発明の名称
不揮発性メモリ装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
G11C
17/18 20060101AFI20250926BHJP(情報記憶)
要約
【課題】保証期間の保証のための効果的な構成を実現できる不揮発性メモリ装置を提供する。
【解決手段】不揮発性メモリ装置(1)において、第2メモリ素子(52)がプログラム済状態、かつ第2基準メモリ素子(51)が未プログラム状態の場合、第1メモリ素子(42)を未プログラム状態とし、かつ前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2メモリ素子を未プログラム状態とし、かつ前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする構成としている。
【選択図】図8A
特許請求の範囲
【請求項1】
第1入力電流が入力されるように構成される第1カレントミラーと、
第2入力電流が入力されるように構成される第2カレントミラーと、
を備え、
前記第1カレントミラーは、入力側の第1基準メモリ素子と、出力側の第1メモリ素子と、を有し、
前記第2カレントミラーは、入力側の第2基準メモリ素子と、出力側の第2メモリ素子と、を備え、
前記第1カレントミラーから出力される第1出力電流と、前記第2カレントミラーから出力される第2出力電流との大小関係に基づいてデータの読み出しが可能であり、
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1メモリ素子を未プログラム状態とし、かつ前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2メモリ素子を未プログラム状態とし、かつ前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする、不揮発性メモリ装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1基準メモリ素子をプログラム済状態とすることで前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2基準メモリ素子をプログラム済状態とすることで前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項3】
前記第1入力電流および前記第2入力電流は、それぞれ小さい状態と大きい状態とを切り替え可能であり、
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1入力電流を大きい状態、第2入力電流を小さい状態とすることで、前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2入力電流を大きい状態、前記第1入力電流を小さい状態とすることで、前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項4】
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1メモリ素子のゲートに電源電圧を印加させることで、前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2メモリ素子のゲートに電源電圧を印加させることで、前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項5】
前記第1基準メモリ素子と接地端との間に接続される第1抵抗と、
前記第2基準メモリ素子と接地端との間に接続される第2抵抗と、をさらに備え、
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1抵抗を有効、前記第2抵抗を無効とすることで、前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1抵抗を無効、前記第2抵抗を有効とすることで、前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする、請求項1に記載の不揮発性メモリ装置。
【請求項6】
前記第1メモリ素子および前記第2メモリ素子は、サイドウォールに電荷をトラップさせることでプログラムを実行するように構成される、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の不揮発性メモリ装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、不揮発性メモリ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トランジスタへのホットキャリア注入を利用した不揮発性メモリ装置がある。この種の不揮発性メモリ装置は、初期状態において特性が揃えられた第1および第2トランジスタをメモリ素子として備え、いずれか一方のトランジスタに対してのみホットキャリアを注入してトランジスタの特性を変化させる。その後のリード動作では、第1および第2トランジスタに共通のゲート電圧を供給したときのドレイン電流の大小関係に基づき、“0”のデータが記憶されているのか、“1”のデータが記憶されているのかを読み出す。例えば、第1トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第1トランジスタの特性が変化した状態)は“0”のデータが記憶されている状態に相当し、第2トランジスタのドレイン電流のほうが小さい状態(第2トランジスタの特性が変化した状態)は“1”のデータが記憶されている状態に相当する。
【0003】
なお、上記に関連する技術については、例えば特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-103158号公報
【0005】
[概要]
上記のような不揮発性メモリ装置においては、メモリ素子に流れる電流の大小関係に基づいてデータを読み出すため、メモリ素子に流れる電流の間に十分な差が存在することが必要であるが、経年劣化によって上記大小関係が逆転することが保証期間において生じない保証が必要である。
【0006】
上記状況に鑑み、本開示は、保証期間の保証のための効果的な構成を実現できる不揮発性メモリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
本開示の一態様に係る不揮発性メモリ装置は、
第1入力電流が入力されるように構成される第1カレントミラーと、
第2入力電流が入力されるように構成される第2カレントミラーと、
を備え、
前記第1カレントミラーは、入力側の第1基準メモリ素子と、出力側の第1メモリ素子と、を有し、
前記第2カレントミラーは、入力側の第2基準メモリ素子と、出力側の第2メモリ素子と、を備え、
前記第1カレントミラーから出力される第1出力電流と、前記第2カレントミラーから出力される第2出力電流との大小関係に基づいてデータの読み出しが可能であり、
前記第2メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第2基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第1メモリ素子を未プログラム状態とし、かつ前記第1メモリ素子のゲート電圧を前記第2メモリ素子のゲート電圧よりも高くし、
前記第1メモリ素子がプログラム済状態、かつ前記第1基準メモリ素子が未プログラム状態の場合、前記第2メモリ素子を未プログラム状態とし、かつ前記第2メモリ素子のゲート電圧を前記第1メモリ素子のゲート電圧よりも高くする構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、プログラム動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図2は、図1に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図3は、リード(読み出し)動作時におけるメモリ素子への電圧印加を示す図である。
図4は、図3に対応するメモリ素子の縦構造断面図である。
図5は、比較例に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図6は、メモリ素子の状態に応じたVgs(ゲート・ソース間電圧)とIds(ドレイン電流)との関係を示す模式図である。
図7は、ドレイン電流の正規分布によるばらつきの例を示す図である。
図8Aは、第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置におけるデータの記憶状態の一例を示す図である。
図8Bは、第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置におけるデータの記憶状態の別例を示す図である。
図9は、第1実施形態に係る不揮発性メモリ装置の具体的な構成を示す図である。
図10Aは、書込みモード、かつデータ“0”を書き込む場合を示す図である。
図10Bは、書込みモード、かつデータ“1”を書き込む場合を示す図である。
図10Cは、読出しモードの場合を示す図である。
図11は、第2実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図12Aは、書込みモード、かつデータ“0”を書き込む場合を示す図である。
図12Bは、読み出しモードの場合を示す図である。
図13は、第3実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
図14は、第4実施形態に係る不揮発性メモリ装置の構成を示す図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
<メモリ素子について>
メモリ素子は、プログラム動作を実行可能な素子であり、トランジスタにより構成される。メモリ素子は、OTP(One Time Programmable)素子とも呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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