TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102438
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219886
出願日
2023-12-26
発明の名称
オシレータ回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H03K
3/354 20060101AFI20250701BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】小さな回路面積でデューティサイクル50%のパルス信号を生成可能なオシレータ回路を提供する。
【解決手段】第1電流源CS1、第2電流源CS2はそれぞれ、第1電流Ir、第2電流Icを生成する。第1トランジスタM1は、そのドレインが第1電流源CS1と接続されそのソースには基準電圧V
r
が印加される。第2トランジスタM2は、キャパシタC1の第1端Aと第1ノードN1の間に接続され、第3トランジスタM3は、キャパシタC2の第2端Bと第2ノードN2の間に接続される。第1スイッチSW1は、第1ノードN1と第2電流源CS2の間に接続され、第2スイッチSW2は、第2ノードN2と第2電流源CS2の間に接続される。充放電回路120は、キャパシタC1の第1端Aと接地の間に接続された第3スイッチSW3およびキャパシタC1の第2端Bと接地の間に接続された第4スイッチSW4を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1電流を生成する第1電流源と、
第2電流を生成する第2電流源と、
第1ノードおよび第2ノードと、
ドレインが前記第1電流源と接続された第1トランジスタと、
前記第1トランジスタのソースに、基準電圧を発生する基準電圧回路と、
キャパシタと、
ソースが前記キャパシタの第1端と接続され、ドレインが前記第1ノードと接続され、ゲートが前記第1トランジスタのゲートと接続された第2トランジスタと、
ソースが前記キャパシタの第2端と接続され、ドレインが前記第2ノードと接続され、ゲートが前記第1トランジスタのゲートと接続された第3トランジスタと、
前記第1ノードと前記第2電流源の間に接続された第1スイッチと、
前記第2ノードと前記第2電流源の間に接続された第2スイッチと、
前記キャパシタの前記第1端と接地の間に接続された第3スイッチおよび前記キャパシタの前記第2端と接地の間に接続された第4スイッチを含む充放電回路と、
前記第2トランジスタの前記ドレインに発生する第1電圧と、前記第3トランジスタの前記ドレインに発生する第2電圧と、にもとづいて、(i)前記第2スイッチおよび前記第3スイッチがオン、前記第1スイッチおよび前記第4スイッチがオフである第1状態と、(ii)前記第2スイッチおよび前記第3スイッチがオフ、前記第1スイッチおよび前記第4スイッチがオンである第2状態と、を切替えるとともに、前記第1状態の先頭の放電期間および前記第2状態の先頭の放電期間において、前記キャパシタが放電するように前記充放電回路を制御する制御回路と、
を備える、オシレータ回路。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記充放電回路は、前記キャパシタと並列に接続され、前記放電期間においてオンとなる第5スイッチをさらに含む、請求項1に記載のオシレータ回路。
【請求項3】
前記制御回路は、前記放電期間において、前記第3スイッチと前記第4スイッチをオンする、請求項1に記載のオシレータ回路。
【請求項4】
前記充放電回路は、
前記第1ノードと前記接地の間に接続された第6スイッチと、
前記第2ノードと前記接地の間に接続された第7スイッチと、
をさらに含み、
前記制御回路は、前記第1状態において、前記第6スイッチをオン、前記第7スイッチをオフし、前記第2状態において、前記第6スイッチをオフ、前記第7スイッチをオンする、請求項1から3のいずれかに記載のオシレータ回路。
【請求項5】
基準電流を生成する基準電流源をさらに備え、
前記第1電流源は、前記基準電流に応じた前記第1電流を生成し、
前記第2電流源は、前記基準電流に応じた前記第2電流を生成する、請求項1から3のいずれかに記載のオシレータ回路。
【請求項6】
前記基準電流源は、β乗算型自己バイアス回路を含む、請求項5に記載のオシレータ回路。
【請求項7】
前記第1トランジスタ、前記基準電圧回路、前記第1電流源は、前記β乗算型自己バイアス回路の一部を兼ねている、請求項6に記載のオシレータ回路。
【請求項8】
前記基準電圧回路は、抵抗を含む、請求項1から3のいずれかに記載のオシレータ回路。
【請求項9】
前記基準電圧回路は、基準電圧源を含む、請求項1から3のいずれかに記載のオシレータ回路。
【請求項10】
前記基準電圧回路は、ゲートにバイアス電圧が供給されたNMOSトランジスタを含む、請求項1から3のいずれかに記載のオシレータ回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オシレータ回路に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
デジタル回路や周波数シンセサイザは、その動作に基準クロックを必要とする。基準クロックの発生には、発振器が用いられる。発振器には、水晶やセラミック、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いた振動子、LC発振器、CR発振器、リングオシレータ、マルチバイブレータ、弛張型発振器などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-167527号公報
【0004】
[概要]
本開示は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、小さな回路面積でデューティサイクル50%のパルス信号を生成可能なオシレータ回路の提供にある。
【0005】
本開示のある態様のオシレータ回路は、第1電流を生成する第1電流源と、第2電流を生成する第2電流源と、第1ノードおよび第2ノードと、ドレインが第1電流源と接続された第1トランジスタと、第1トランジスタのソースに、基準電圧を発生する基準電圧回路と、キャパシタと、ソースがキャパシタの第1端と接続され、ドレインが第1ノードと接続され、ゲートが第1トランジスタのゲートと接続された第2トランジスタと、ソースがキャパシタの第2端と接続され、ドレインが第2ノードと接続され、ゲートが第1トランジスタのゲートと接続された第3トランジスタと、第1ノードと第2電流源の間に接続された第1スイッチと、第2ノードと第2電流源の間に接続された第2スイッチと、キャパシタの第1端と接地の間に接続された第3スイッチおよびキャパシタの第2端と接地の間に接続された第4スイッチを含む充放電回路と、第1ノードに発生する第1電圧と、第2ノードに発生する第2電圧と、にもとづいて、(i)第2スイッチおよび第3スイッチがオン、第1スイッチおよび第4スイッチがオフである第1状態と、(ii)第2スイッチおよび第3スイッチがオフ、第1スイッチおよび第4スイッチがオンである第2状態と、を切替えるとともに、第1状態の先頭の放電期間および第2状態の先頭の放電期間において、キャパシタが放電するように充放電回路を制御する制御回路と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、実施形態に係るオシレータ回路の回路図である。
図2は、第1状態のオシレータ回路の回路図である。
図3は、図1のオシレータ回路の動作を示す波形図である。
図4は、比較技術に係るオシレータ回路の回路図である。
図5は、図4のオシレータ回路の動作を示す波形図である。
図6は、実施例1に係るオシレータ回路の回路図である。
図7は、パルス発生器の構成例を示す回路図である。
図8は、実施例2に係るオシレータ回路の回路図である。
図9は、図8のオシレータ回路のさらに具体的な回路図である。
図10は、実施例3に係るオシレータ回路の回路図である。
図11は、図10のオシレータ回路のさらに具体的な回路図である。
図12は、図10のオシレータ回路の動作を示す波形図である。
図13は、実施例4に係るオシレータ回路の回路図である。
図14は、実施例5に係るオシレータ回路の回路図である。
図15は、実施例6に係るパルス発生器の回路図である。
図16は、実施例7に係るオシレータ回路の回路図である。
【0007】
[詳細な説明]
(実施の形態の概要)
本開示のいくつかの例示的な実施形態の概要を説明する。この概要は、後述する詳細な説明の前置きとして、実施形態の基本的な理解を目的として、1つまたは複数の実施形態のいくつかの概念を簡略化して説明するものであり、発明あるいは開示の広さを限定するものではない。この概要は、考えられるすべての実施形態の包括的な概要ではなく、すべての実施形態の重要な要素を特定することも、一部またはすべての態様の範囲を線引きすることも意図していない。便宜上、「一実施形態」は、本明細書に開示するひとつの実施形態(実施例や変形例)または複数の実施形態(実施例や変形例)を指すものとして用いる場合がある。
【0008】
一実施形態に係るオシレータ回路は、第1電流を生成する第1電流源と、第2電流を生成する第2電流源と、第1ノードおよび第2ノードと、ドレインが第1電流源と接続された第1トランジスタと、第1トランジスタのソースに、基準電圧を発生する基準電圧回路と、キャパシタと、ソースがキャパシタの第1端と接続され、ドレインが第1ノードと接続され、ゲートが第1トランジスタのゲートと接続された第2トランジスタと、ソースがキャパシタの第2端と接続され、ドレインが第2ノードと接続され、ゲートが第1トランジスタのゲートと接続された第3トランジスタと、第1ノードと第2電流源の間に接続された第1スイッチと、第2ノードと第2電流源の間に接続された第2スイッチと、キャパシタの第1端と接地の間に接続された第3スイッチおよびキャパシタの第2端と接地の間に接続された第4スイッチを含む充放電回路と、第1ノードに発生する第1電圧と、第2ノードに発生する第2電圧と、にもとづいて、(i)第2スイッチおよび第3スイッチがオン、第1スイッチおよび第4スイッチがオフである第1状態と、(ii)第2スイッチおよび第3スイッチがオフ、第1スイッチおよび第4スイッチがオンである第2状態と、を切替えるとともに、第1状態の先頭の放電期間および第2状態の先頭の放電期間において、キャパシタが放電するように充放電回路を制御する制御回路と、を備える。
【0009】
この構成によると、1個のキャパシタで、デューティサイクル50%のパルス信号を生成することができ、キャパシタが2個の場合に比べて回路面積を削減できる。
【0010】
一実施形態において、充放電回路は、キャパシタと並列に接続され、放電期間においてオンとなる第5スイッチをさらに含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
ローム株式会社
発振回路
10日前
ローム株式会社
基準電圧源
7日前
ローム株式会社
入出力回路
7日前
ローム株式会社
半導体装置
6日前
ローム株式会社
圧電共振器
7日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ローム株式会社
半導体装置
5日前
ローム株式会社
MEMSセンサ
6日前
ローム株式会社
電圧制御発振器
6日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
10日前
ローム株式会社
窒化物半導体装置
4日前
ローム株式会社
半導体集積回路装置
4日前
ローム株式会社
アナログデジタル変換装置
4日前
ローム株式会社
ソースドライバ及び表示装置
5日前
ローム株式会社
バッテリマネージメントシステム
4日前
ローム株式会社
半導体装置及びデータ読み書き方法
7日前
ローム株式会社
超音波システムおよびこれを備えた車両
6日前
ローム株式会社
信号処理装置、超音波センサ、および車両
5日前
ローム株式会社
周波数監視回路及び周波数監視プログラム
5日前
ローム株式会社
ワイドギャップ半導体複合基板及びその製造方法
6日前
ローム株式会社
トランスデューサ及びトランスデューサの製造方法
7日前
ローム株式会社
半導体装置
4日前
ローム株式会社
アクチュエータドライバおよびこれを用いたカメラモジュール、電子機器
5日前
ローム株式会社
半導体装置、この半導体装置を備えた電子機器、情報付与装置、および情報付与方法
5日前
ローム株式会社
半導体装置、および半導体装置の製造方法
6日前
ローム株式会社
電源制御回路、電源制御回路を備えるスイッチング電源、およびスイッチング電源を備える電子機器
6日前
個人
電子式音響装置
3か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
3か月前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
1か月前
株式会社大真空
音叉型圧電振動片
3か月前
エイブリック株式会社
電圧検出器
21日前
日本電波工業株式会社
ウェハ
3か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
3か月前
日本電波工業株式会社
ウェハ
3か月前
日本電波工業株式会社
圧電デバイス
1か月前
続きを見る
他の特許を見る