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公開番号
2025088077
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202527
出願日
2023-11-30
発明の名称
回路装置
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03K
19/0175 20060101AFI20250604BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】差動信号バスから発生するノイズを低減できる回路装置等の提供。
【解決手段】差動信号バスを駆動する回路装置20は、電源のノードと、差動信号バスに接続される第1出力端子TQ1との間に設けられるハイサイド側のトランジスターTA1と、グランドのノードと、差動信号バスに接続される第2出力端子TQ2との間に設けられるローサイド側のトランジスターTA2と、ハイサイド側のトランジスターTA1及びローサイド側のトランジスターTA2のゲートの一方に第1駆動信号を出力し、ハイサイド側のトランジスターTA1及びローサイド側のトランジスターTA2のゲートの他方に第2駆動信号を出力する駆動回路30を含む。駆動回路30は、第2駆動信号の立ち上がりの遅延時間である第1遅延時間を設定する第1遅延回路40と、第2駆動信号の立ち下がりの遅延時間である第2遅延時間を設定する第2遅延回路50を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
差動信号バスを駆動する回路装置であって、
電源のノードと、前記差動信号バスに接続される第1出力端子との間に設けられるハイサイド側のトランジスターと、
グランドのノードと、前記差動信号バスに接続される第2出力端子との間に設けられるローサイド側のトランジスターと、
前記ハイサイド側のトランジスターのゲート及び前記ローサイド側のトランジスターのゲートの一方に第1駆動信号を出力し、前記ハイサイド側のトランジスターのゲート及び前記ローサイド側のトランジスターのゲートの他方に第2駆動信号を出力する駆動回路と、
を含み、
前記駆動回路は、
前記第2駆動信号の立ち上がりの遅延時間である第1遅延時間を設定する第1遅延回路と、
前記第2駆動信号の立ち下がりの遅延時間である第2遅延時間を設定する第2遅延回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回路装置において、
前記第1遅延回路は、
第1遅延設定情報に基づいて前記第1遅延時間を設定し、
前記第2遅延回路は、
第2遅延設定情報に基づいて前記第2遅延時間を設定することを特徴とする回路装置。
【請求項3】
請求項2に記載の回路装置において、
前記第1遅延設定情報及び前記第2遅延設定情報を記憶する記憶部を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
前記ローサイド側のトランジスターはN型のトランジスターであり、
前記駆動回路は、
前記第2駆動信号を前記N型のトランジスターのゲートに出力することを特徴とする回路装置。
【請求項5】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
前記第1遅延時間の長さと前記第2遅延時間の長さは異なることを特徴とする回路装置。
【請求項6】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
前記第1遅延回路は、
前記第1遅延回路の入力信号を遅延させる第1遅延ユニットと、
前記入力信号と前記第1遅延ユニットの出力信号との論理和を出力する論理和回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項7】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
前記第2遅延回路は、
前記第2遅延回路の入力信号を遅延させる第2遅延ユニットと、
前記入力信号と前記第2遅延ユニットの出力信号との論理積を出力する論理積回路と、
を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項8】
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の回路装置において、
前記駆動回路は、
前記第2駆動信号の立ち上がり及び立ち下がりの両方の遅延時間である第3遅延時間を設定する第3遅延回路を含むことを特徴とする回路装置。
【請求項9】
請求項8に記載の回路装置において、
前記第3遅延回路は、
前記第1遅延回路により前記第1遅延時間が設定されると共に前記第2遅延回路により前記第2遅延時間が設定された信号に対して、前記第3遅延時間を設定することを特徴とする回路装置。
【請求項10】
請求項8に記載の回路装置において、
前記第3遅延回路は、
前記第2駆動信号を遅延させる容量回路を含むことを特徴とする回路装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回路装置等に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば車載ネットワークやFAネットワークなどにおいては、CAN(Controller Area Network)、LVDS(Low voltage differential signaling)、FlexRayなどで規定される差動信号バスが用いられる。差動信号バスは2線式差動信号方式又は差動伝送方式などと呼ばれる方式のバスである。CANについては例えば特許文献1に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-19219号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車載機器やFA機器などにおいては、機器がノイズから受ける影響を抑制することが望まれ、差動信号バスから発生するノイズを低減する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、差動信号バスを駆動する回路装置であって、電源のノードと、前記差動信号バスに接続される第1出力端子との間に設けられるハイサイド側のトランジスターと、グランドのノードと、前記差動信号バスに接続される第2出力端子との間に設けられるローサイド側のトランジスターと、前記ハイサイド側のトランジスターのゲート及び前記ローサイド側のトランジスターのゲートの一方に第1駆動信号を出力し、前記ハイサイド側のトランジスターのゲート及び前記ローサイド側のトランジスターのゲートの他方に第2駆動信号を出力する駆動回路と、を含み、前記駆動回路は、前記第2駆動信号の立ち上がりの遅延時間である第1遅延時間を設定する第1遅延回路と、前記第2駆動信号の立ち下がりの遅延時間である第2遅延時間を設定する第2遅延回路とを含む回路装置に関係する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施形態の回路装置の構成例。
本実施形態の動作を説明する信号波形例。
CANのバス方式の説明図。
CANのバス方式の説明図。
本実施形態の回路装置の具体的な構成例。
本実施形態の動作を説明する信号波形例。
比較例の信号波形例。
本実施形態の信号波形例。
遅延ユニットの構成例。
測定システムの説明図。
比較例における測定時の信号波形例。
本実施形態における測定時の信号波形例。
比較例と本実施形態におけるノイズ特性のシミュレーション結果。
本実施形態の他の構成例。
他の構成例の動作を説明する信号波形例。
第3遅延回路の構成例。
第3遅延回路の動作説明図。
第3遅延回路の構成例。
本実施形態の他の構成例。
EMIのノイズの温度依存性の説明図。
モニター回路の構成例。
モニター回路の動作を説明する信号波形例。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本実施形態について説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲の記載内容を不当に限定するものではない。また本実施形態で説明される構成の全てが必須構成要件であるとは限らない。
【0008】
1.回路装置
図1に本実施形態の回路装置20の構成例を示す。回路装置20により、差動信号バスBSを駆動する差動信号のトランシーバーが実現される。差動信号バスBSは、ハイサイド側の出力信号DHの第1バス線と、ローサイド側の出力信号DLの第2バス線を有する。
【0009】
図1に示すように、差動信号バスBSを駆動する本実施形態の回路装置20は、ハイサイド側のトランジスターTA1と、ローサイド側のトランジスターTA2と、駆動回路30を含む。ハイサイド側のトランジスターTA1は、電源のノードNVと、第1出力端子TQ1との間に設けられる。ローサイド側のトランジスターTA2は、グランドのノードNGと、第2出力端子TQ2との間に設けられる。第1出力端子TQ1、第2出力端子TQ2は差動信号バスBSに接続される。具体的には、トランジスターTA1は、例えばソースが電源のノードNVに接続され、ドレインが第1出力端子TQ1に接続される。トランジスターTA2は、例えばソースがグランドのノードNGに接続され、ドレインが第2出力端子TQ2に接続される。ノードNVは、高電位側の電源であるVDDが供給されるノードであり、ノードNGは、低電位側の電源であるグランドが供給されるノードである。本実施形態ではグランドを、適宜、GNDと記載する。GNDはVSSと言うこともできる。
【0010】
なお本実施形態の回路装置20は図1の構成に限定されず、これらの一部の構成要素を省略したり、他の構成要素を追加したり、一部の構成要素を他の構成要素に置き換えるなどの種々の変形実施が可能である。例えばノードNVとトランジスターTA1の間や、ノードNGとトランジスターTA2の間に、電圧レベルの設定用の抵抗などの回路素子を設けたり、トランジスターTA1と第1出力端子TQ1の間や、トランジスターTA2と第2出力端子TQ2の間に、逆流防止用のダイオードなどの回路素子を設けたりする構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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