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公開番号
2025057553
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023167261
出願日
2023-09-28
発明の名称
振動素子
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/24 20060101AFI20250402BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】消費電力の低減を図ることのできる振動素子を提供すること。
【解決手段】振動素子は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、基部と、前記基部から延出している振動腕と、が形成されている振動基板と、前記振動腕の前記第1面に配置されている圧電素子と、を有し、前記圧電素子は、前記振動腕の第1面に配置されている第1電極と、前記第1電極の前記振動腕と反対側の面に配置されている圧電体層と、前記圧電体層の前記第1電極と反対側の面に配置されている第2電極と、を有し、前記振動基板の平面視において、前記振動腕が延出する第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、前記振動腕の前記基部から前記第2電極の先端までの間の領域における前記第2方向の長さは、前記振動腕の基端における前記第2方向の長さ以上であり、前記第2電極の先端部において、前記第2電極の前記第2方向の長さが先端側に向かって減少している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
表裏関係にある第1面および第2面を有し、基部と、前記基部から延出している振動腕と、が形成されている振動基板と、
前記振動腕の前記第1面に配置されている圧電素子と、を有し、
前記圧電素子は、
前記振動腕の第1面に配置されている第1電極と、
前記第1電極の前記振動腕と反対側の面に配置されている圧電体層と、
前記圧電体層の前記第1電極と反対側の面に配置されている第2電極と、を有し、
前記振動基板の平面視において、前記振動腕が延出する第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記振動腕の前記基部から前記第2電極の先端までの間の領域における前記第2方向の長さは、前記振動腕の基端における前記第2方向の長さ以上であり、
前記第2電極の先端部において、前記第2電極の前記第2方向の長さが先端側に向かって減少していることを特徴とする振動素子。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2電極の先端部は、丸み付けされている請求項1に記載の振動素子。
【請求項3】
前記第2電極の前記第2方向の長さが先端側に向けて連続的に減少している請求項1または2に記載の振動素子。
【請求項4】
前記第2電極の前記第2方向の長さが先端側に向けて段階的に減少している請求項1または2に記載の振動素子。
【請求項5】
前記第2電極の先端部は、複数に分岐している請求項1または2に記載の振動素子。
【請求項6】
表裏関係にある第1面および第2面を有し、基部と、前記基部から延出している振動腕と、が形成されている振動基板と、
前記振動腕の前記第1面に配置されている圧電素子と、を有し、
前記圧電素子は、
前記振動腕の第1面に配置されている第1電極と、
前記第1電極の前記振動腕と反対側の面に配置されている圧電体層と、
前記圧電体層の前記第1電極と反対側の面に配置されている第2電極と、を有し、
前記振動基板の平面視において、前記振動腕が延出する第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記振動腕の前記基部から前記第2電極の先端までの間の領域における前記第2方向の長さは、前記振動腕の基端における前記第2方向の長さ以上であり、
前記振動腕は、前記第1面に第1領域と、前記第1領域よりも基端側に位置する第2領域と、を有し、
前記第1領域の前記第2方向の長さは、前記第2領域の第2方向の長さ以下であり、
前記第1領域の面積に対する前記第1領域に配置されている前記第2電極の面積の割合は、前記第2領域の面積に対する前記第2領域に配置されている前記第2電極の面積の割合よりも小さいことを特徴とする振動素子。
【請求項7】
前記振動腕は、前記第2領域よりも基端側に位置する第3領域を有し、
前記第2領域の前記第2方向の長さは、前記第3領域の前記第2方向の長さ以下であり、
前記第2領域の面積に対する前記第2領域に配置されている前記第2電極の面積の割合は、前記第3領域の面積に対する前記第3領域に配置されている前記第2電極の面積の割合よりも小さい請求項6に記載の振動素子。
【請求項8】
前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域には、それぞれ、孔が形成されている請求項7に記載の振動素子。
【請求項9】
前記孔は、前記第2電極の外縁に開口する切り欠きである請求項8に記載の振動素子。
【請求項10】
前記振動基板は、シリコン基板から形成されている請求項1または6に記載の振動素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動素子に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された振動片は、基部と、基部から延出した3本の腕と、各腕の上面に配置された圧電素子と、を有する。また、各圧電素子は、腕の上面に配置された下部電極と、下部電極の上面に配置された圧電体層と、圧電体層の上面に配置された上部電極と、を有する。このような振動片は、両端の腕と中央部の腕とが逆相でZ軸方向に屈曲振動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-164130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1のような振動片では、腕の屈曲振動の振幅を大きくして振動片の等価直列抵抗R1を小さくするために圧電体層上に設ける上部電極を広く形成すると、振動片の等価並列静電容量C0が大きくなってしまう。等価並列静電容量C0が大きくなると、振動片の実効抵抗Reが増大してしまうため、振動片を発振させる際の消費電力が増大する。なお、負荷容量をCLとしたとき、実効抵抗Reは、Re=R1×(1+C0/CL)
2
で表される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る振動素子は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、基部と、前記基部から延出している振動腕と、が形成されている振動基板と、
前記振動腕の前記第1面に配置されている圧電素子と、を有し、
前記圧電素子は、
前記振動腕の第1面に配置されている第1電極と、
前記第1電極の前記振動腕と反対側の面に配置されている圧電体層と、
前記圧電体層の前記第1電極と反対側の面に配置されている第2電極と、を有し、
前記振動基板の平面視において、前記振動腕が延出する第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記振動腕の前記基部から前記第2電極の先端までの間の領域における前記第2方向の長さは、前記振動腕の基端における前記第2方向の長さ以上であり、
前記第2電極の先端部において、前記第2電極の前記第2方向の長さが先端側に向かって減少している。
【0006】
本発明に係る振動素子は、表裏関係にある第1面および第2面を有し、基部と、前記基部から延出している振動腕と、が形成されている振動基板と、
前記振動腕の前記第1面に配置されている圧電素子と、を有し、
前記圧電素子は、
前記振動腕の第1面に配置されている第1電極と、
前記第1電極の前記振動腕と反対側の面に配置されている圧電体層と、
前記圧電体層の前記第1電極と反対側の面に配置されている第2電極と、を有し、
前記振動基板の平面視において、前記振動腕が延出する第1方向に直交する方向を第2方向としたとき、
前記振動腕の前記基部から前記第2電極の先端までの間の領域における前記第2方向の長さは、前記振動腕の基端における前記第2方向の長さ以上であり、
前記振動腕は、前記第1面に第1領域と、前記第1領域よりも基端側に位置する第2領域と、を有し、
前記第1領域の前記第2方向の長さは、前記第2領域の第2方向の長さ以下であり、
前記第1領域の面積に対する前記第1領域に配置されている前記第2電極の面積の割合は、前記第2領域の面積に対する前記第2領域に配置されている前記第2電極の面積の割合よりも小さい。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態に係るMEMS素子の平面図である。
図1中のA-A線断面図である。
MEMS素子が有する振動素子の平面図である。
振動素子が有する振動腕の断面図である。
振動素子の変形例を示す平面図である。
振動腕が屈曲変形したときの応力分布を示す図である。
第2実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
第3実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
第4実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
第5実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
第6実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
第7実施形態に係る振動素子を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の振動素子を添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0009】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係るMEMS素子の平面図である。図2は、図1中のA-A線断面図である。図3は、MEMS素子が有する振動素子の平面図である。図4は、振動素子が有する振動腕の断面図である。図5は、振動素子の変形例を示す平面図である。図6は、振動腕が屈曲変形したときの応力分布を示す図である。
【0010】
なお、説明の便宜上、図1ないし図5の各図には、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、X軸に沿う方向をX軸方向、Y軸に沿う方向をY軸方向およびZ軸に沿う方向をZ軸方向とも言う。そして、X軸方向が「第2方向」に相当し、Y軸方向が「第1方向」に相当する。また、各軸の矢印側を「プラス側」、反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z軸方向のプラス側を「上」、マイナス側を「下」とも言う。
(【0011】以降は省略されています)
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