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公開番号
2025091804
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207269
出願日
2023-12-07
発明の名称
熱輸送素子
出願人
株式会社フジクラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F28D
15/02 20060101AFI20250612BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】熱交換部内で凝縮した作動流体を、貯留室内のウィックでスムーズに回収することが可能な熱輸送素子を提供する。
【解決手段】熱輸送素子は、第1方向に延びる熱交換部と、前記熱交換部の一端部に接続され、発熱体に接触する接触面を有するベーパーチャンバーと、を備え、前記ベーパーチャンバーは、前記熱交換部の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を形成する第1コンテナと、前記貯留室内に配置され、前記作動流体を保持可能な第1ウィックと、を備え、前記熱交換部は、前記内部空間を形成する第2コンテナを有し、前記第2コンテナは、前記第2コンテナの中心軸回りの周方向の一部に、前記貯留室内で前記第1ウィックに向けて突出するコンテナ突出部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向に延びる熱交換部と、
前記熱交換部の一端部に接続され、発熱体に接触する接触面を有するベーパーチャンバーと、を備え、
前記ベーパーチャンバーは、
前記熱交換部の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を形成する第1コンテナと、
前記貯留室内に配置され、前記作動流体を保持可能な第1ウィックと、を備え、
前記熱交換部は、前記内部空間を形成する第2コンテナを有し、
前記第2コンテナは、前記第2コンテナの中心軸回りの周方向の一部に、前記貯留室内で前記第1ウィックに向けて突出するコンテナ突出部を備える、熱輸送素子。
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【請求項2】
前記コンテナ突出部の先端部が、前記第1ウィックに接触している、請求項1に記載の熱輸送素子。
【請求項3】
前記第2コンテナは、前記コンテナ突出部を含む複数のコンテナ突出部を有し、
前記複数のコンテナ突出部は、前記周方向に間隔をあけて設けられている、請求項1又は2に記載の熱輸送素子。
【請求項4】
第1方向に延びる熱交換部と、
前記熱交換部の一端部に接続され、発熱体に接触する接触面を有するベーパーチャンバーと、を備え、
前記ベーパーチャンバーは、
前記熱交換部の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を形成する第1コンテナと、
前記貯留室内に配置され、毛細管力によって前記作動流体を保持可能な第1ウィックと、を備え、
前記熱交換部は、
前記内部空間を形成する第2コンテナと、
前記内部空間に設けられ、前記作動流体を保持可能な第2ウィックと、を有し、
前記第2ウィックは、前記第2コンテナの中心軸回りの周方向の一部に、前記貯留室内で前記第1ウィックに向けて突出するウィック突出部を備える、熱輸送素子。
【請求項5】
前記ウィック突出部の先端部が、前記第1ウィックに接触している、請求項4に記載の熱輸送素子。
【請求項6】
前記第2ウィックは、前記第2コンテナの内周面における前記周方向の一部に、前記第1方向に延びるように設けられている、請求項4又は5に記載の熱輸送素子。
【請求項7】
前記熱交換部は、前記第2ウィックを含む複数の第2ウィックを有し、
前記複数の第2ウィックは、前記第2コンテナの内周面に、前記周方向に間隔をあけて設けられている、請求項6に記載の熱輸送素子。
【請求項8】
前記第2ウィックは、前記第2コンテナの内周面における前記周方向の全周にわたって、前記第1方向に延びるように設けられている、請求項4又は5に記載の熱輸送素子。
【請求項9】
前記第2ウィックは、前記ウィック突出部を含む複数のウィック突出部を有し、
前記複数のウィック突出部は、前記第2コンテナの内周面に、前記周方向に間隔をあけて設けられている、請求項4又は5に記載の熱輸送素子。
【請求項10】
前記熱交換部の外周面に接合された放熱フィンをさらに備える、請求項1又は4に記載の熱輸送素子。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱輸送素子に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、電子部品等の発熱体を冷却するため、発熱体が装着される受熱部と、受熱部に接合され、内部に作動流体が収容されたヒートパイプと、ヒートパイプの表面に設けられた放熱フィンと、を備えた冷却器が開示されている。この冷却器は、発熱体の熱が受熱部を介してヒートパイプに伝達され、ヒートパイプ内の作動流体が飽和温度以上に加熱されると、作動流体が気化する。気化した作動流体は、ヒートパイプ、及び放熱フィンを介して外部に放熱することで凝縮される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-44966号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、受熱部内に、熱交換部(ヒートパイプ等)の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を設けることがある。さらに、貯留室内に、毛細管力によって作動流体を捕捉、保持可能なウィックを備えた場合、熱交換部内で凝縮した作動流体を、貯留室内のウィックでスムーズに回収することが望まれる。
しかしながら、作動流体の表面張力等により、熱交換部の内周面から貯留室の内周面へと、作動流体が伝わってしまい、作動流体を貯留室内のウィックでスムーズに回収できないことがある。
【0005】
本発明はこのような事情を考慮してなされ、熱交換部内で凝縮した作動流体を、貯留室内のウィックでスムーズに回収することが可能な熱輸送素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の態様1に係る熱輸送素子は、第1方向に延びる熱交換部と、前記熱交換部の一端部に接続され、発熱体に接触する接触面を有するベーパーチャンバーと、を備え、前記ベーパーチャンバーは、前記熱交換部の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を形成する第1コンテナと、前記貯留室内に配置され、前記作動流体を保持可能な第1ウィックと、を備え、前記熱交換部は、前記内部空間を形成する第2コンテナを有し、前記第2コンテナは、前記第2コンテナの中心軸回りの周方向の一部に、前記貯留室内で前記第1ウィックに向けて突出するコンテナ突出部を備える。
【0007】
本発明の態様2は、態様1に係る熱輸送素子であって、前記コンテナ突出部の先端部が、前記第1ウィックに接触している。
【0008】
本発明の態様3は、態様1または2に係る熱輸送素子であって、前記第2コンテナは、前記コンテナ突出部を含む複数のコンテナ突出部を有し、前記複数のコンテナ突出部は、前記第2コンテナの周方向に間隔をあけて設けられている。
【0009】
本発明の態様4は、第1方向に延びる熱交換部と、前記熱交換部の一端部に接続され、発熱体に接触する接触面を有するベーパーチャンバーと、を備え、前記ベーパーチャンバーは、前記熱交換部の内部空間に連通し、作動流体が貯留される貯留室を形成する第1コンテナと、前記貯留室内に配置され、毛細管力によって前記作動流体を保持可能な第1ウィックと、を備え、前記熱交換部は、前記内部空間を形成する第2コンテナと、前記内部空間に設けられ、前記作動流体を保持可能な第2ウィックと、を有し、前記第2ウィックは、前記第2コンテナの中心軸回りの周方向の一部に、前記貯留室内で前記第1ウィックに向けて突出するウィック突出部を備える。
【0010】
本発明の態様5は、態様4に係る熱輸送素子であって、前記ウィック突出部の先端部が、前記第1ウィックに接触している。
(【0011】以降は省略されています)
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