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公開番号2025112168
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-31
出願番号2024006308
出願日2024-01-18
発明の名称画像処理方法、画像処理装置、画像処理プログラム、及び内視鏡システム
出願人株式会社フジクラ,ファイバーテック株式会社,アポロ精工株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61B 1/045 20060101AFI20250724BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】得られる画像の解像度又は視認性を向上した画像処理技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置(10)は、複数のコアを有し、一端が対象物(O)に対向するイメージガイド(13q)の他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得し、これら複数の対象画像において対象物(O)の同一の点に対応する画素の画素値を単純平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のコアを有し、一端が対象物に対向するイメージガイドの他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得処理と、
前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を単純平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する超解像処理と、を含む、
画像処理方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記超解像処理の前処理として、前記複数の対象画像の各々において前記イメージガイドのコアに対応する領域以外の領域を透明化又は半透明化する透明化処理を更に含み、
前記超解像処理は、前記前処理後の前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を、不透明度を加重として加重平均することによって、前記超解像画像を生成する処理である、
請求項1に記載の画像処理方法。
【請求項3】
前記前処理として、前記複数の対象画像の各々において前記イメージガイドのコアに対応する領域に含まれる各画素の画素値を、該領域の中心に位置する画素の画素値に設定するコア描画処理を更に含む、
請求項2に記載の画像処理方法。
【請求項4】
前記前処理として、前記複数の対象画像の各々において前記イメージガイドのコアに対応する領域に含まれる各画素の画素値を、該領域に含まれる各の画素値の平均値に設定するコア描画処理を更に含む、
請求項2に記載の画像処理方法。
【請求項5】
前記コア描画処理においては、更に、前記複数の対象画像の各々において前記領域の中心からの距離が閾値以下である各画素の不透明度を、該距離が大きくなるにつれてガウス分布に従って小さくなるように設定する、
請求項3又は4に記載の画像処理方法。
【請求項6】
前記超解像処理の後処理として、前記複数の対象画像の何れかを平滑化することによって、下地画像を生成する下地画像生成処理と、前記下地画像に前記超解像画像を重畳することによって、出力画像を生成する重畳処理と、を更に含む、
請求項2~4の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項7】
前記超解像処理は、前記複数の対象画像のうち、位置ずれが小さいと判定された対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を加重平均することによって、前記超解像画像を生成する処理である、
請求項2~4の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項8】
前記超解像処理は、前記複数の対象画像のうち、ボケ又はブレが発生していないと判定された対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を加重平均することによって、前記超解像画像を生成する処理である、
請求項2~4の何れか一項に記載の画像処理方法。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサを備えた画像処理装置であって、
前記プロセッサは、
複数のコアを有し、一端が対象物に対向するイメージガイドの他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得処理と、
前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する超解像処理と、を実行する、
画像処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記超解像処理の前処理として、前記複数の対象画像の各々において前記イメージガイドのコアに対応する領域以外の領域を透明化又は半透明化する透明化処理を更に実行し、
前記超解像処理は、前記前処理後の前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を、不透明度を加重として加重平均することによって、前記超解像画像を生成する処理である、
請求項9に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、イメージガイドを用いて撮像した画像を処理する画像処理方法、画像処理装置、及び画像処理プログラムに関する。また、そのような画像処理装置を備えた内視鏡システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
一端が体内に挿入されたイメージガイドの他端を撮像することによって、体内の対象物を被写体として含む画像を得る内視鏡システムが広く用いられている。例えば、特許文献1には、イメージガイドの細径化及び柔軟化によって、細径血管内膜への損傷の危険性を改善した血管内視鏡システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-191439号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
イメージガイドを用いた内視鏡システムでは、イメージガイドのコア密度によって解像度が決まる。例えば、コア間距離の100倍程度のサイズの構造は、イメージガイドの端面に形成される像から視認することができるが、コア間距離の10倍程度のサイズの構造は、イメージガイドの端面に形成される像から視認することが困難になり、コア間距離と同程度のサイズの構造は、イメージガイドの端面に形成される像から視認することができない。
【0005】
特許文献1に記載の血管内視鏡システムにおいては、イメージガイドの各コアの伝送特性の違いに起因する画素毎の明度及び色調の違いを補正することによって、得られる画像の画質を向上させている。しかしながら、このような補正では、イメージガイドのコア密度によって決まる解像度を超えることはできない。
【0006】
本発明の一態様は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、得られる画像の解像度又は視認性を向上した画像処理技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る画像処理方法は、複数のコアを有し、一端が対象物に対向するイメージガイドの他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得処理と、前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を単純平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する超解像処理と、を含む。
【0008】
本発明の一態様に係る画像処理装置は、少なくとも1つのプロセッサを備えた画像処理装置であって、前記プロセッサは、複数のコアを有し、一端が対象物に対向するイメージガイドの他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得処理と、前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する超解像処理と、を実行する。
【0009】
本発明の一態様に係る画像処理プログラムは、少なくとも1つのプロセッサを動作させるための画像処理プログラムであって、前記プロセッサに、複数のコアを有し、一端が対象物に対向するイメージガイドの他端を撮像することにより得られた複数の対象画像を取得する取得処理と、前記複数の対象画像において前記対象物の同一の点に対応する画素の画素値を平均又は加重平均することによって、超解像画像を生成する超解像処理と、を実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、得られる画像の解像度又は視認性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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