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公開番号2025127373
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-01
出願番号2024024081
出願日2024-02-20
発明の名称マルチコアファイバの接続方法、及びマルチコアファイバ接続装置
出願人株式会社フジクラ
代理人個人
主分類G02B 6/255 20060101AFI20250825BHJP(光学)
要約【課題】 接続損失のコア間におけるばらつきを抑制し得るマルチコアファイバの接続方法及びマルチコアファイバ接続装置を提供する。
【解決手段】 マルチコアファイバの接続方法は、一対のマルチコアファイバ2a,2bを接続するマルチコアファイバ2の接続方法であって、一対の高圧放電電極61a,61bにより放電を行い、それぞれのマルチコアファイバ2a,2b同士を融着する融着ステップS2を備え、融着ステップS2において、放電が開始されてから、放電が終了されるまでに、一対のマルチコアファイバ2a,2bをクラッド22の中心軸C周りに回転させる。
【選択図】 図3




特許請求の範囲【請求項1】
一対のマルチコアファイバを接続するマルチコアファイバの接続方法であって、
一対の高圧放電電極により放電を行い、それぞれの前記マルチコアファイバ同士を融着する融着ステップ
を備え、
前記融着ステップにおいて、前記放電が開始されてから前記放電が終了されるまでに、前記一対のマルチコアファイバをクラッドの中心軸周りに回転させる
ことを特徴とするマルチコアファイバの接続方法。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記融着ステップにおいて、前記放電が複数のパルス放電で構成され、前記パルス放電と前記パルス放電との間に前記一対のマルチコアファイバを前記クラッドの中心軸周りに回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバの接続方法。
【請求項3】
前記マルチコアファイバにおいて、各コアの中心軸は、前記クラッドの中心軸を対称中心とするN回回転対称状に配置され、
Nの倍数または約数である数をMとするとき前記パルス放電はM回行われ、
前記パルス放電と前記パルス放電との間に、前記一対のマルチコアファイバをそれぞれ前記クラッドの中心軸周りに360°/M回転させる
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチコアファイバの接続方法。
【請求項4】
前記放電中に、前記一対のマルチコアファイバを前記クラッドの中心軸周りに回転させる
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバの接続方法。
【請求項5】
一対のマルチコアファイバを接続するマルチコアファイバ接続装置であって、
それぞれの前記マルチコアファイバの回転位置を調整可能なアラインメント装置と、
前記マルチコアファイバの突き合わせ位置を挟んで互いに対向する一対の高圧放電電極により放電を行い、前記マルチコアファイバ同士を融着可能な融着器と、
制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記融着器を制御して放電を行わせ、それぞれの前記マルチコアファイバ同士を融着させると共に、前記アラインメント装置を制御して前記放電が開始されてから前記放電が終了されるまでに前記一対のマルチコアファイバをクラッドの中心軸周りに回転させる
ことを特徴とするマルチコアファイバ接続装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバの接続方法、及びマルチコアファイバ接続装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
マルチコアファイバの接続装置は、一対のマルチコアファイバを接続するために使用される機器であり、主な構成要素として、接続したい部分を正確に位置合わせするためのアラインメント装置、マルチコアファイバの端部同士を融着する熱を発生させるヒーター部を含む。ヒーター部として、例えば一対の対向する高圧放電電極が用いられる。
【0003】
マルチコアファイバを接続する際には、それぞれのマルチコアファイバのコア同士を対向させる回転調心が行われる。下記特許文献1では、コア位置が回転対称性を有しない場合におけるマルチコアファイバの調心方法が開示されている。
【0004】
下記特許文献2では、回転調心されたマルチコアファイバを一対の対向する高圧放電電極間の放電により融着する技術が開示されている。この融着では、調心されたマルチコアファイバの端部同士を突き合せ、放電電極に高電圧をかけることでアーク放電を起こし、発生する熱で光ファイバのガラス部分を溶融して、融着する。放電による融着では物理的に強固な接合部が形成され、長期間にわたって安定した接続が保たれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018- 4685号公報
国際公開第2019/163150号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
放電による融着接続の場合、アーク放電時の温度分布にむらが生じる場合がある。その場合、マルチコアファイバを融着する際に、各コアのガラスの溶融にばらつきが生じ、コア間の接続状態のばらつきが大きくなり、コア間で接続損失のばらつきが大きくなる可能性がある。
【0007】
そこで、本発明は、コア間の接続損失のばらつきを抑制し得るマルチコアファイバの接続方法、及びマルチコアファイバ接続装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の態様1は、一対のマルチコアファイバを接続するマルチコアファイバの接続方法であって、一対の高圧放電電極により放電を行い、それぞれの前記マルチコアファイバ同士を融着する融着ステップを備え、前記融着ステップにおいて、前記放電が開始されてから前記放電が終了されるまでに、前記一対のマルチコアファイバをクラッドの中心軸周りに回転させることを特徴とするマルチコアファイバの接続方法である。
【0009】
態様1によれば、放電が開始されてから放電が終了されるまでにマルチコアファイバが回転するため、各コアに対する加熱が平均化され得、各コアの熱履歴の差を小さくし得る。したがって態様1によれば、それぞれのコアの接続状態のばらつきを小さくし得、コア間で接続損失のばらつきを小さくし得る。
【0010】
本発明の態様2は、前記融着ステップにおいて、前記放電が複数のパルス放電で構成され、前記パルス放電と前記パルス放電との間に前記一対のマルチコアファイバを回転させることを特徴とする態様1に記載のマルチコアファイバの接続方法である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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