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公開番号
2025092832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208194
出願日
2023-12-11
発明の名称
フェーズドアレイアンテナ及びフェーズドアレイアンテナモジュール
出願人
株式会社フジクラ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01Q
21/30 20060101AFI20250616BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】複数の周波数帯に対応した小型のフェーズドアレイアンテナ及びフェーズドアレイアンテナモジュールを提供する。
【解決手段】フェーズドアレイアンテナ15は、第1周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数のアンテナ素子E1と、第2周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数のアンテナ素子E2と、を備え、アンテナ素子E1及びアンテナ素子E2は、同一の平面PL上に配列されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
第1周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第1アンテナ素子と、
第2周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第2アンテナ素子と、
を備え、
前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子は、同一平面上に配列されている、
フェーズドアレイアンテナ。
続きを表示(約 930 文字)
【請求項2】
前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子は、前記フェーズドアレイアンテナの中心に対して点対称、又は前記フェーズドアレイアンテナの中心を通る直線に対して線対称に配列されている、請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
【請求項3】
前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子は、前記同一平面上において均等に配列されている、請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
【請求項4】
前記第1周波数帯を代表する周波数をf
1
、前記第2周波数帯を代表する周波数をf
2
とすると、前記第1アンテナ素子の数N
1
及び前記第2アンテナ素子の数N
2
は、以下の式で表される請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
N
1
:N
2
=f
1
2
:f
2
2
【請求項5】
前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子は、パッチアンテナである、請求項1記載のフェーズドアレイアンテナ。
【請求項6】
請求項1から請求項5の何れか一項に記載のフェーズドアレイアンテナと、
前記第1アンテナ素子に供給される信号又は前記第1アンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方を制御する第1ビームフォーマ集積回路と、
前記第2アンテナ素子に供給される信号又は前記第2アンテナ素子から供給される信号の位相及び強度の少なくとも一方を制御する第2ビームフォーマ集積回路と、
を備えるフェーズドアレイアンテナモジュール。
【請求項7】
前記第1ビームフォーマ集積回路に供給される信号又は前記第1ビームフォーマ集積回路から供給される信号の周波数変換を行う第1周波数変換集積回路と、
前記第2ビームフォーマ集積回路に供給される信号又は前記第2ビームフォーマ集積回路から供給される信号の周波数変換を行う第2周波数変換集積回路と、
を備える請求項6記載のフェーズドアレイアンテナモジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェーズドアレイアンテナ及びフェーズドアレイアンテナモジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
フェーズドアレイアンテナは、複数のアンテナ素子に供給する信号(送信信号)又は複数のアンテナ素子から供給される信号(受信信号)の強度及び位相の少なくとも一方を調整することによって、ビームパターン(アンテナ指向性)を自在に変化させることができるアンテナである。このようなフェーズドアレイアンテナは、近年では、自動車分野、通信分野、その他の様々な分野で用いられている。
【0003】
フェーズドアレイアンテナモジュールは、複数のアンテナ素子とビームフォーマ集積回路とを備えるモジュールである。ビームフォーマ集積回路は、複数のアンテナ素子に対応する複数の位相制御器と、複数の位相制御器に対して位相の設定値を設定するための回路とを備えている。これに加えて、複数のアンテナ素子に対応する強度制御器を有する場合もある。適切な設定値を位相制御器及び強度制御器に設定し、複数のアンテナ素子から(又は、複数のアンテナ素子へ)供給される複数の信号の位相及び強度を調整することにより、必要なビームパターンを形成するようにしている。
【0004】
近年、フェーズドアレイアンテナモジュールには、複数の周波数帯に対応していること(マルチバンド化、或いは、広帯域化)が要求されている。以下の特許文献1には、アンテナ開口を変化させることによって、周波数帯を変更するアクティブフェーズドアレイアンテナが開示されている。また、以下の特許文献2には、アンテナ素子に共振構造を持たせることによって、マルチバンドに対応可能なアレイアンテナが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-247922号公報
特開2008-199588号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、上述した特許文献1に開示されたアクティブフェーズドアレイアンテナは、アンテナ開口を可変にする構造が必要になるため、構造が複雑になり小型化に適さないという問題がある。また、上述した特許文献2に開示されたアレイアンテナは、アンテナの帯域に合わせて半導体チップの広帯域化が必要となり、モジュール全体の特性が劣化する虞があるという問題がある。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の周波数帯に対応した小型のフェーズドアレイアンテナ及びフェーズドアレイアンテナモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様によるフェーズドアレイアンテナ(15)は、第1周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第1アンテナ素子(E1)と、第2周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第2アンテナ素子(E2)と、を備え、前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子は、同一平面(PL)上に配列されている。
【0009】
本発明のフェーズドアレイアンテナでは、第1周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第1アンテナ素子と、第2周波数帯における高周波信号の送受信を行う複数の第2アンテナ素子とが同一平面上に配列されているため、複数の周波数帯に対応した小型のフェーズドアレイアンテナを提供することができる。
【0010】
本発明の第2の態様によるフェーズドアレイアンテナは、本発明の第1の態様によるフェーズドアレイアンテナにおいて、前記第1アンテナ素子及び前記第2アンテナ素子が、前記フェーズドアレイアンテナの中心に対して点対称、又は前記フェーズドアレイアンテナの中心を通る直線に対して線対称に配列されている。
(【0011】以降は省略されています)
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