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公開番号
2025040711
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147677
出願日
2023-09-12
発明の名称
リニア電源回路
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03F
3/30 20060101AFI20250317BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】入出力特性のリニアリティが良好でゲイン誤差の小さいリニア電源回路を提供する。
【解決手段】リニア電源回路100は、入力信号Vinが入力され、第1電流信号I11,I12を出力する入力部1と、第1電流信号I11,I12を第1電圧信号V1に変換する電流電圧変換部2と、第1電圧信号V1を第2電流信号I31,I32に変換する電圧電流変換部3と、第1カレントミラー部41、第2カレントミラー部42、および第3カレントミラー部43により第2電流信号I31,I32から出力電圧信号Voを生成し、出力電圧信号Voを出力端子OUTに出力する出力部4とを備え、入力部1と電流電圧変換部2が電流帰還型オペアンプ5を構成している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力信号が入力され、第1電流信号を出力する入力部と、
前記第1電流信号を第1電圧信号に変換する電流電圧変換部と、
前記第1電圧信号を第2電流信号に変換する電圧電流変換部と、
第1カレントミラー部、第2カレントミラー部、および第3カレントミラー部により前記第2電流信号から出力電圧信号を生成し、前記出力電圧信号を出力端子に出力する出力部と
を備え、
前記入力部と前記電流電圧変換部が電流帰還型オペアンプを構成している
リニア電源回路。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記第2電流信号は、前記電圧電流変換部に流れ込む正側第2電流信号と、前記電圧電流変換部から流れ出す負側第2電流信号とを含み、
前記出力部は、
前記正側第2電流信号が流れる第1トランジスタおよび前記正側第2電流信号のミラー電流である第3電流信号が流れる第2トランジスタを有する前記第1カレントミラー部と、
前記第3電流信号が流れる第3トランジスタおよび前記第3電流信号のミラー電流が流れる第4トランジスタを有する前記第2カレントミラー部と、
前記負側第2電流信号が流れる第5トランジスタおよび前記負側第2電流信号のミラー電流が流れる第6トランジスタを有する前記第3カレントミラー部と、
前記第4トランジスタと前記第6トランジスタが直列接続された直列回路と、
を備える、
請求項1に記載のリニア電源回路。
【請求項3】
前記直列回路の第1端が第1直流電源に接続され、前記直列回路の第2端が接地電位に接続され、
前記第3トランジスタ、前記第4トランジスタ、前記第5トランジスタ、および前記第6トランジスタが、Nチャネル型MOSトランジスタであり、
前記第4トランジスタと前記第6トランジスタの接続点に接続された前記出力端子に前記出力電圧信号が出力される、
請求項2に記載のリニア電源回路。
【請求項4】
前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタが、Pチャネル型MOSトランジスタである、請求項3に記載のリニア電源回路。
【請求項5】
前記第1カレントミラー部を駆動する第2直流電源は、前記第1直流電源よりも電圧値が大きい、請求項3に記載のリニア電源回路。
【請求項6】
前記入力部、前記電流電圧変換部、および前記電圧電流変換部を駆動する第3直流電源は、前記第1直流電源および前記第2直流電源よりも電圧値が小さい、請求項5に記載のリニア電源回路。
【請求項7】
前記出力部は、前記第2カレントミラー部に並列接続された第1抵抗と、前記第3カレントミラー部に並列接続された第2抵抗とを更に備える、請求項2に記載のリニア電源回路。
【請求項8】
前記入力部は、前記入力信号が入力される入力端子、および前記入力端子に接続されたバッファ回路を備え、前記バッファ回路から前記第1電流信号を前記電流電圧変換部に出力する、請求項1に記載のリニア電源回路。
【請求項9】
前記バッファ回路は、SEPP(Single Ended Push-Pull)回路で構成されている、請求項8に記載のリニア電源回路。
【請求項10】
前記電圧電流変換部と前記出力部とが、AB級アンプを構成している、請求項1に記載のリニア電源回路。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リニア電源回路に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ボイスコイルモータ(VCM:Voice Coil Motor)を駆動するためのVCMドライバが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-004128号公報
【0004】
[概要]
VCMドライバに用いるパワーアンプでは、入出力特性のリニアリティが良好でゲイン誤差の小さいことが望ましい。これまで一般的に用いられてきたパワーアンプでは、電圧帰還型オペアンプを用いて構成されている。しかしながら、電圧帰還型オペアンプを用いたパワーアンプでは入出力特性のリニアリティを良好にし、ゲイン誤差を小さくすることに限界があった。
【0005】
本開示の目的は、パワーアンプに適用可能なリニア電源回路において、入出力特性のリニアリティが良好でゲイン誤差の小さいリニア電源回路を提供することにある。
【0006】
上述した課題を解決するために、本開示の一態様に係るリニア電源回路は、入力信号が入力され、第1電流信号を出力する入力部と、第1電流信号を第1電圧信号に変換する電流電圧変換部と、第1電圧信号を第2電流信号に変換する電圧電流変換部と、第1カレントミラー部、第2カレントミラー部、および第3カレントミラー部により第2電流信号から出力電圧信号を生成し、出力電圧信号を出力端に出力する出力部とを備え、入力部と電流電圧変換部が電流帰還型オペアンプを構成している。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係るリニア電源回路のブロック図である。
図2Aは、実施形態で用いられる第1カレントミラー回路の構成例を示す図である。
図2Bは、実施形態で用いられる第2カレントミラー回路の構成例を示す図である。
図3は、実施形態に係るリニア電源回路を用いたVCMドライバの回路図である。
図4は、実施形態に係るリニア電源回路を用いたVCMドライバの入力電圧Viと出力電圧VA,VBの関係を示す図である。
図5は、図4の領域Vを拡大した図である。
図6は、実施形態に係るリニア電源回路を用いたVCMドライバの第1出力電圧VAの増幅率G(VA)を示す図である。
図7は、実施形態に係るリニア電源回路を用いたVCMドライバの入力電圧Viに対する各部の動作波形を示すである。
図8は、比較例のリニア電源回路を用いたVCMドライバの回路図である。
図9は、比較例のリニア電源回路を用いたVCMドライバの入力電圧Viと出力電圧VA,VBの関係を示す図である。
図10は、図9の領域Xを拡大した図である。
図11は、比較例のリニア電源回路を用いたVCMドライバの第1出力電圧VAの増幅率G(VA)を示す図である。
図12は、比較例のリニア電源回路を用いたVCMドライバの入力電圧Viに対する各部の動作波形である。
図13は、比較例のリニア電源回路に貫通電流防止回路を設けたものを用いたVCMドライバの入力電圧Viに対する各部の動作波形である。
【0008】
[詳細な説明]
以下、図面を参照して、実施形態を説明する。なお、以下で説明する実施形態は、包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の設置位置及び接続形態は、一例であり、本開示に限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。さらに、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
【0009】
図1は、実施形態に係るリニア電源回路100のブロック図である。リニア電源回路100は、VCMドライバのパワーアンプに適用可能に構成されている。リニア電源回路100は、入力端子としての正入力端子INPおよび負入力端子INNと、入力部1と、電流電圧変換部2と、電圧電流変換部3と、出力部4と、出力端子OUTとを備える。
【0010】
入力部1は、例えば正入力端子INPと負入力端子INNの間に入力された入力電圧Vinと負入力端子INNに入力された帰還電流Ierrが入力信号として入力され、入力信号に応じた第1電流信号I11,I12を生成する。電流電圧変換部2は、第1電流信号I11,I12のミラー電流として第1カレントミラー回路11と第2カレントミラー回路12により生成されたミラー電流I21,I22を第1電圧信号V1に変換する。第1電圧信号V1の値は、ミラー電流I21とミラー電流I22のバランスによって変化する。電圧電流変換部3は、第1電圧信号V1を第2電流信号I31,I32に変換して出力する。出力部4は、第1カレントミラー部41、第2カレントミラー部42、および第3カレントミラー部43により第2電流信号I31,I32から出力電圧信号Voを生成し、出力電圧信号Voを出力端子OUTに出力する。出力部4には、第1直流電源VCC1と第2直流電源VCC2が接続されている。入力部1と電流電圧変換部2と電圧電流変換部3には、第3直流電源VCC3が接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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