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公開番号
2025096454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2025063880,2023218318
出願日
2025-04-08,2019-07-18
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
個人
主分類
H01L
23/29 20060101AFI20250619BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】 熱負荷による封止樹脂の剥離を抑制することで、動作不良の抑制を図った半導体装置を提供すること。
【解決手段】 半導体装置は、素子主面および素子裏面と、素子側面とを有する半導体素子と、前記半導体素子が搭載されたリードフレームと、前記半導体素子と前記リードフレームとを導通させる導通部材と、前記リードフレームの一部および前記半導体素子を覆う封止樹脂と、を備えており、前記リードフレームは、ダイパッド、および、前記ダイパッドと離間したリードを備えており、前記半導体素子は、前記ダイパッドに搭載されており、且つ前記素子主面に形成された第1主面電極を有し、前記導通部材には、前記第1主面電極および前記リードにボンディングされて、前記第1主面電極および前記リードを導通させる第1ワイヤが含まれており、前記第1ワイヤと前記リードとの接合部分を覆うリード側被覆部を備える。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
第1方向において互いに離間する素子主面および素子裏面と、前記素子主面および前記素子裏面に繋がる素子側面とを有する半導体素子と、
前記半導体素子が搭載されたリードフレームと、
前記リードフレームに接合され、前記半導体素子と前記リードフレームとを導通させる導通部材と、
前記リードフレームの一部および前記半導体素子を覆う封止樹脂と、を備えており、
前記リードフレームは、ダイパッド、および、前記ダイパッドと離間したリードを備えており、
前記半導体素子は、前記ダイパッドに搭載されており、且つ前記素子主面に形成された第1主面電極を有し、
前記導通部材には、前記第1主面電極および前記リードにボンディングされて、前記第1主面電極および前記リードを導通させる第1ワイヤが含まれており、
前記第1ワイヤと前記リードとの接合部分を覆うリード側被覆部を備える、
半導体装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記ダイパッドは、前記素子主面と同じ方向を向くパッド主面および前記素子裏面と同じ方向を向くパッド裏面を有しており、
前記パッド主面と前記素子裏面とが対向している、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記半導体素子は、前記素子裏面に形成された裏面電極を含んでおり、
前記導通部材には、前記半導体素子と前記ダイパッドとを接合し、かつ、導通させる導電性接合材が含まれており、
前記導電性接合材は、前記裏面電極と前記ダイパッドとを接合し、かつ、導通させる、請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記導電性接合材は、前記裏面電極に当接する素子当接面、前記ダイパッドに当接するダイパッド当接面、および、前記素子当接面と前記ダイパッド当接面とに繋がる連絡面を有しており、
前記導電性接合材と前記ダイパッドとの接合部分を覆うダイパッド側被覆部をさらに備え、
前記ダイパッド側被覆部は、前記連絡面と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第1部を含んでいる、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記ダイパッド側被覆部は、前記ダイパッド側第1部に繋がり、かつ、前記パッド主面と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第2部をさらに含んでいる、
請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ダイパッド側被覆部は、前記ダイパッド側第1部に繋がり、かつ、前記素子側面の少なくとも一部と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第3部をさらに含んでいる、
請求項4または請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記ダイパッド側被覆部は、前記素子主面の少なくとも一部と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第4部をさらに含んでいる、請求項6に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記導電性接合材は、はんだである、
請求項3ないし請求項7のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記パッド裏面は、前記封止樹脂から露出している、
請求項3ないし請求項8のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1ワイヤは、前記第1主面電極に接合された第1接合部と前記リードに接合された第2接合部とを含んでいる、
請求項1に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の半導体装置が開示されている。特許文献1に記載の半導体装置は、半導体素子、リードフレーム、はんだ、ワイヤおよび封止樹脂を備えている。この半導体装置において、半導体素子は、たとえばダイオードチップやMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)チップである。リードフレームは、半導体素子を搭載するとともに、はんだやワイヤを介して半導体素子に導通する。はんだおよびワイヤは、リードフレームと半導体素子とを導通させるための導通部材である。はんだは、半導体素子とリードフレームとの間に介在し、これらを導通させている。ワイヤは、半導体素子とリードフレームとに接合され、これらを導通させている。封止樹脂は、リードフレームの一部、半導体素子、はんだおよびワイヤを覆っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-5165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
半導体装置は、たとえば、電子機器などの回路基板に実装するときのリフローや、稼働中の半導体素子からの発熱などにより、熱負荷がかかる。この熱負荷により、はんだやワイヤといった導通部材とリードフレームとの接合部分に熱応力が集中する。この熱応力の集中により、当該接合部分と封止樹脂との界面で、封止樹脂の剥離が生じる場合がある。そして、封止樹脂が剥離している状況において、再度熱負荷がかかると、たとえば、導通部材としてのはんだにおいて、クラックが発生しうる。また、導通部材としてのワイヤにおいて、はがれや断線が発生しうる。これらは、半導体装置の動作不良の原因である。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みて考え出されたものであり、その目的は、熱負荷による封止樹脂の剥離を抑制することで、動作不良の抑制を図った半導体装置および当該半導体装置の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の側面によって提供される半導体装置は、第1方向において互いに離間する素子主面および素子裏面を有する半導体素子と、前記半導体素子が搭載されたリードフレームと、前記リードフレームに接合され、前記半導体素子と前記リードフレームとを導通させる導通部材と、前記導通部材と前記リードフレームとの接合部分を覆い、かつ、前記素子主面の一部を露出させる樹脂組成物と、前記リードフレームの一部、前記半導体素子および前記樹脂組成物を覆う封止樹脂と、を備えており、前記樹脂組成物は、前記リードフレームとの接合強度が、前記封止樹脂と前記リードフレームとの接合強度よりも良好であり、かつ、前記導通部材との接合強度が、前記封止樹脂と前記導通部材との接合強度よりも良好である。
【0007】
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記リードフレームは、前記素子主面と同じ方向を向くパッド主面および前記素子裏面と同じ方向を向くパッド裏面を有するダイパッド、および、前記ダイパッドと離間したリードを備えており、前記半導体素子は、前記パッド主面と前記素子裏面とが対向して、前記ダイパッドに搭載されている。
【0008】
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記半導体素子は、前記素子裏面に形成された裏面電極を含んでおり、前記導通部材には、前記半導体素子と前記ダイパッドとを接合し、かつ、前記裏面電極と前記ダイパッドとを導通させる導電性接合材が含まれており、前記樹脂組成物は、前記導電性接合材と前記ダイパッドとの接合部分を覆うダイパッド側被覆部を含んでいる。
【0009】
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記導電性接合材は、前記裏面電極に当接する素子当接面、前記ダイパッドに当接するダイパッド当接面、および、前記素子当接面と前記ダイパッド当接面とに繋がる連絡面を有しており、前記ダイパッド側被覆部は、前記連絡面と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第1部を含んでいる。
【0010】
前記半導体装置の好ましい実施の形態においては、前記ダイパッド側被覆部は、前記ダイパッド側第1部に繋がり、かつ、前記パッド主面と前記封止樹脂との間に介在するダイパッド側第2部をさらに含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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