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公開番号
2025077408
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-19
出願番号
2023189587
出願日
2023-11-06
発明の名称
ESD保護回路、およびトランシーバ
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人 佐野特許事務所
主分類
H10D
84/80 20250101AFI20250512BHJP()
要約
【課題】保護能力の低下を抑制できるESD保護回路を提供する。
【解決手段】第1保護素子(2)において、第1方向一方側端部に配置される第1PMOS形成部(21)、および第1方向他方側端部に配置される第2PMOS形成部(22)のそれぞれにおけるドレインは、それぞれフローティング状態である。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
第1端子に接続されるドレインと、ゲートと、前記ゲートと短絡されるソースおよびバックゲートと、を有するPチャネルMOSFETとして構成される第1保護素子と、
グランド電位を印加可能な第2端子に接続されるドレインと、ゲートと、前記ゲートと短絡されるソースおよびバックゲートと、を有するPチャネルMOSFETとして構成される第2保護素子と、
前記第2端子に電気的接続されるp型半導体基板と、
を備え、
前記第2保護素子は、前記第1保護素子の第1方向一方側に配置され、
前記第1保護素子と前記第2保護素子の前記ソース同士が接続され、
前記第1保護素子および前記第2保護素子は、前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成され、
前記第1保護素子は、
第1方向一方側端部に配置される第1PMOS形成部と、
第1方向他方側端部に配置される第2PMOS形成部と、
第1方向において前記第1PMOS形成部と前記第2PMOS形成部との間に配置される第3PMOS形成部と、
を有し、
前記第1PMOS形成部、前記第2PMOS形成部、および前記第3PMOS形成部はそれぞれ、
前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成される第1n型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側にソースとして形成される第1p型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側にドレインとして形成される第2p型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側に形成されるゲートと、
を有し、
前記第1PMOS形成部および前記第2PMOS形成部のそれぞれにおける前記ドレインは、それぞれフローティング状態である、ESD保護回路。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記第1PMOS形成部および前記第2PMOS形成部のそれぞれにおける前記ソース、前記ゲート、および前記バックゲートは、それぞれフローティング状態である、請求項1に記載のESD保護回路。
【請求項3】
前記第1n型拡散領域は、
前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成される第1n
+
型領域と、
前記第1n
+
型領域の第2方向一方側に形成される第1n
-
型領域と、
前記第1n
-
型領域の第2方向一方側に形成される第1n型領域と、
を有し、
前記第1p型拡散領域としての第1p
+
型領域およびバックゲートとして形成される第2n
+
型領域は、前記第1n型領域の第2方向一方側に形成され、
前記第2p型拡散領域は、
前記第1n
-
型領域の第2方向一方側に形成される第1p
-
型領域と、
前記第1p
-
型領域の内部に形成される第1p型領域と、
前記第1p型領域の第2方向一方側に前記ドレインとして形成される第2p
+
型領域と、
を有し、
前記ゲートは、前記第1n型領域の第2方向一方側に形成される、請求項1に記載のESD保護回路。
【請求項4】
前記第1n型拡散領域は、
前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成される第1n
+
型領域と、
前記第1n
+
型領域の第2方向一方側に形成される第1n
-
型領域と、
前記第1n
-
型領域の第2方向一方側に形成される第1n型領域と、
を有し、
前記ソースとして形成される第1p
+
型領域および前記ドレインとして形成される第2p
+
型領域は、前記第1n
-
型領域の第2方向一方側に形成され、
バックゲートとして形成される第2n
+
型領域は、前記第1n型領域の第2方向一方側に形成され、
前記ゲートは、前記第1n
-
型領域の第2方向一方側に形成される、請求項1に記載のESD保護回路。
【請求項5】
前記ドレインは、メタル配線との接続部であるコンタクトを有さないことで前記フローティング状態とされている、請求項1に記載のESD保護回路。
【請求項6】
前記ドレインは、ダミー配線との接続部であるコンタクトを有することでフローティング状態とされている、請求項1に記載のESD保護回路。
【請求項7】
第1端子に接続されるコレクタと、ベースと、前記ベースと短絡されるエミッタと、を有するPNPトランジスタとして構成される第1保護素子と、
グランド電位を印加可能な第2端子に接続されるコレクタと、ベースと、前記ベースと短絡されるエミッタと、を有するPNPトランジスタとして構成される第2保護素子と、
前記第2端子に電気的接続されるp型半導体基板と、
を備え、
前記第2保護素子は、前記第1保護素子の第1方向一方側に配置され、
前記第1保護素子と前記第2保護素子の前記エミッタ同士が接続され、
前記第1保護素子および前記第2保護素子は、前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成され、
前記第1保護素子は、
第1方向一方側端部に配置される第1素子形成部と、
第1方向他方側端部に配置される第2素子形成部と、
第1方向において前記第1素子形成部と前記第2素子形成部との間に配置される第3素子形成部と、
を有し、
前記第1素子形成部および前記第2素子形成部はそれぞれ、ベースとコレクタを有し、
前記第3素子形成部は、コレクタとエミッタを有し、
前記第1素子形成部および前記第2素子形成部のそれぞれにおける前記コレクタは、それぞれフローティング状態である、ESD保護回路。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のESD保護回路と、
通信信号を印加可能に構成される前記第1端子と、
前記第2端子と、
を備える、トランシーバ。
【請求項9】
前記第1端子は、LINバスラインに接続可能に構成される、請求項8に記載のトランシーバ。
【請求項10】
車載用である請求項8に記載のトランシーバ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ESD保護回路に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、半導体装置において、ESD(Electro Static Discharge)から内部回路を保護するESD保護回路が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-154870号公報
【0004】
[概要]
ESD保護回路においては、寄生のバイポーラトランジスタの動作が保護能力に悪影響を及ぼす場合があった。
【0005】
上記状況に鑑み、本開示は、保護能力の低下を抑制できるESD保護回路を提供することを目的とする。
【0006】
本開示の一態様に係るESD保護回路は、
第1端子に接続されるドレインと、ゲートと、前記ゲートと短絡されるソースおよびバックゲートと、を有するPチャネルMOSFETとして構成される第1保護素子と、
グランド電位を印加可能な第2端子に接続されるドレインと、ゲートと、前記ゲートと短絡されるソースおよびバックゲートと、を有するPチャネルMOSFETとして構成される第2保護素子と、
前記第2端子に電気的接続されるp型半導体基板と、
を備え、
前記第2保護素子は、前記第1保護素子の第1方向一方側に配置され、
前記第1保護素子と前記第2保護素子の前記ソース同士が接続され、
前記第1保護素子および前記第2保護素子は、前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成され、
前記第1保護素子は、
第1方向一方側端部に配置される第1PMOS形成部と、
第1方向他方側端部に配置される第2PMOS形成部と、
第1方向において前記第1PMOS形成部と前記第2PMOS形成部との間に配置される第3PMOS形成部と、
を有し、
前記第1PMOS形成部、前記第2PMOS形成部、および前記第3PMOS形成部はそれぞれ、
前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成される第1n型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側にソースとして形成される第1p型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側にドレインとして形成される第2p型拡散領域と、
前記第1n型拡散領域の第2方向一方側に形成されるゲートと、
を有し、
前記第1PMOS形成部および前記第2PMOS形成部のそれぞれにおける前記ドレインは、それぞれフローティング状態である構成としている。
【0007】
また、本開示の一態様に係るESD保護回路は、
第1端子に接続されるコレクタと、ベースと、前記ベースと短絡されるエミッタと、を有するPNPトランジスタとして構成される第1保護素子と、
グランド電位を印加可能な第2端子に接続されるコレクタと、ベースと、前記ベースと短絡されるエミッタと、を有するPNPトランジスタとして構成される第2保護素子と、
前記第2端子に電気的接続されるp型半導体基板と、
を備え、
前記第2保護素子は、前記第1保護素子の第1方向一方側に配置され、
前記第1保護素子と前記第2保護素子の前記エミッタ同士が接続され、
前記第1保護素子および前記第2保護素子は、前記p型半導体基板の第2方向一方側に形成され、
前記第1保護素子は、
第1方向一方側端部に配置される第1素子形成部と、
第1方向他方側端部に配置される第2素子形成部と、
第1方向において前記第1素子形成部と前記第2素子形成部との間に配置される第3素子形成部と、
を有し、
前記第1素子形成部および前記第2素子形成部はそれぞれ、ベースとコレクタを有し、
前記第3素子形成部は、コレクタとエミッタを有し、
前記第1素子形成部および前記第2素子形成部のそれぞれにおける前記コレクタは、それぞれフローティング状態である構成としている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、LINトランシーバにおける一部回路構成を示す図である。
図2Aは、ESD保護回路の構成例を示す図である。
図2Bは、ESD保護回路の構成例を示す図である。
図3は、ESD保護回路のTLP特性を説明するための模式図である。
図4は、測定回路の構成を示す図である。
図5は、ラッチアップを説明するための模式図である。
図6は、保護素子の種類によるTLP特性の違いを示す模式図である。
図7は、比較例に係るESD保護回路の構成を示す縦構造図である。
図8は、図7に対応する回路図である。
図9は、本開示の第1実施形態に係るESD保護回路の構成を示す縦構造図である。
図10は、図9に対応する回路図である。
図11は、比較例に係るESD保護回路の平面視におけるレイアウト例を示す図である。
図12は、第1実施形態に係るESD保護回路の平面視におけるレイアウト例を示す図である。
図13は、第1実施形態の変形例に係るESD保護回路の構成を示す縦構造図である。
図14は、第1実施形態の変形例に係るESD保護回路の平面視におけるレイアウト例を示す図である。
図15は、本開示の第2実施形態に係るESD保護回路の構成を示す縦構造図である。
図16は、本開示の第3実施形態に係るESD保護回路の構成を示す縦構造図である。
図17は、図16に対応する回路図である。
【0009】
[詳細な説明]
以下、本開示の例示的な実施形態について、図面を参照して説明する。
【0010】
<LINトランシーバ>
ここで、ESD保護回路の適用対象の一例としてのLINトランシーバについて述べる。LINトランシーバは、LIN(Local Interconnect Network)通信機能を有する半導体装置である。LINトランシーバは、各種の車載ネットワークに用いられる。なお、ESD保護回路は、LINトランシーバの他にも、例えばCAN(Controller Area Network)トランシーバあるいはCXPI(Clock Extension Peripheral Interface)トランシーバなどに適用できる。
(【0011】以降は省略されています)
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