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公開番号
2025070719
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-02
出願番号
2023181228
出願日
2023-10-20
発明の名称
発光装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
H10H
20/854 20250101AFI20250424BHJP()
要約
【課題】発光素子の素子主面と透光部材との主対向領域に、常温常圧で液体の不活性化合物を保持し、かつ、素子側面に面する領域に気体層を形成する構成とすることができる発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置1は、実装基板10と、実装面10aと反対側に面する素子主面23および素子側面24を有する紫外発光の発光素子20と、実装基板10の実装面10aとの対向領域に発光素子20を収容する収容空間80を形成する透光部材40と、収容空間80において少なくとも発光素子20の素子主面23と透光部材40との主対向領域81に充填され、常温常圧で液体である不活性化合物60と、収容空間80において素子側面24に面する領域に形成された気体層70とを備え、温度25℃における素子主面23に対する不活性化合物60の接触角θ1は、10°~30°である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
実装面を有する実装基板と、
前記実装基板の前記実装面上に配置され、前記実装面と反対側に面する素子主面および前記素子主面に隣接する素子側面を有する紫外発光の発光素子と、
前記実装基板の前記実装面上に配置され、前記実装基板の前記実装面との対向領域に前記発光素子を収容する収容空間を形成する透光部材と、
前記収容空間において少なくとも前記発光素子の前記素子主面と前記透光部材との主対向領域に充填され、常温常圧で液体である不活性化合物と、
前記収容空間において前記素子側面に面する領域に形成された気体層と、を備え、
温度25℃における前記素子主面に対する前記不活性化合物の接触角は、10°~30°である、発光装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
温度25℃における前記不活性化合物の粘度は、0.01~50Ps・sである、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記素子主面の算術平均粗さRaは、0.1~100000nmである、請求項1に記載の発光装置。
【請求項4】
前記不活性化合物は、前記収容空間において前記発光素子の前記素子側面の少なくとも一部に接して配置され、
温度25℃における前記素子側面に対する前記不活性化合物の接触角は、10°~30°である、請求項1に記載の発光装置。
【請求項5】
前記素子側面の算術平均粗さRaは、0.1~100000nmである、請求項4に記載の発光装置。
【請求項6】
前記不活性化合物の沸点は、150℃以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項7】
動作時における前記発光素子のジャンクション温度は、150℃以下となるように構成されている、請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記不活性化合物は、発光波長の紫外光の透過率が50%以上である、請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項9】
前記不活性化合物は、フッ化化合物である、請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項10】
前記発光素子は、前記発光素子に含まれた素子基板の裏面側から光を取り出すフリップチップ型であり、
前記素子主面は、前記素子基板における半導体層が形成される面に対して裏面側に位置する、請求項1~5のいずれか1項に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外発光の発光素子を用いた発光装置が種々の用途で使用されている。このような発光装置として、例えば、特許文献1、2には、紫外発光の発光素子を実装基板に実装するとともに、ドーム状の透光部材によって発光素子の紫外光の放射側を紫外光を透過する封止材料で覆う構成が開示されている。
【0003】
特許文献1に開示の一つの構成では、発光素子の表面において実装基板と反対側の主面と側面の全域と透光部材の内側面との間に、紫外光を透過する硬化封止材料で満たしている。また、特許文献1に開示の他の構成では、発光素子の表面において実装基板と反対側の主面と側面の全域と透光部材の内側面との間に、紫外光を透過する液状封止材料で満たしている。
【0004】
特許文献2に開示の構成では、発光素子の主面となる上面とこれに対向する透光部材の内側面との間に常温常圧で液体のフッ化炭素化合物が充填されており、発光素子の側面全域と透光部材の内側面との間には空気層が存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016-127156号公報
特開2022-108692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に開示の一の構成において、硬化された封止材料を用いる場合においては、封止材料の硬化に伴って発光素子に応力が生じるおそれがある。特許文献1に開示の他の構成において、液状の封止材料で満たす場合においては、液状の封止材料が、実装基板と透光部材との間の接合材料に触れることにより、接合材料による接合力に影響を及ぼすおそれがある。
【0007】
そこで、特許文献2に開示の構成のように、発光素子の素子主面と透光部材との主対向領域に、常温常圧で液体の不活性化合物を配置し、かつ、素子側面に面する領域に気体層を形成する構成とすることが望まれる。当該構成は、実装基板、発光素子および透光部材により形成される空間に、液体の不活性化合物と気体層とが存在する構成であるため、液体の不活性化合物の位置を保持させる工夫が必要となる。そこで、特に、常温常圧で液体の不活性化合物を工夫することが必要となる。
【0008】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、発光素子の素子主面と透光部材との主対向領域に、常温常圧で液体の不活性化合物を保持し、かつ、素子側面に面する領域に気体層を形成する構成とすることができる発光装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、実装面を有する実装基板と、
前記実装基板の前記実装面上に配置され、前記実装面と反対側に面する素子主面および前記素子主面に隣接する素子側面を有する紫外発光の発光素子と、
前記実装基板の前記実装面上に配置され、前記実装基板の前記実装面との対向領域に前記発光素子を収容する収容空間を形成する透光部材と、
前記収容空間において少なくとも前記発光素子の前記素子主面と前記透光部材との主対向領域に充填され、常温常圧で液体である不活性化合物と、
前記収容空間において前記素子側面に面する領域に形成された気体層と、を備え、
温度25℃における前記素子主面に対する前記不活性化合物の接触角は、10°~30°である、発光装置にある。
【発明の効果】
【0010】
上記態様によれば、温度25℃における発光素子の素子主面に対する不活性化合物の接触角が10°~30°であることにより、発光素子の素子主面と透光部材との主対向領域に常温常圧で液体の不活性化合物を保持し、かつ、素子側面に面する領域に気体層を形成する構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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