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公開番号
2025112913
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007451
出願日
2024-01-22
発明の名称
乗員保護装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
個人
主分類
B60R
21/18 20060101AFI20250725BHJP(車両一般)
要約
【課題】車室内の部材の形状に拘わらず、シートに着座した乗員の膝を的確に拘束できて、シートに対する乗員の前方移動を規制可能な乗員保護装置の提供。
【解決手段】車両のシート1に着座した乗員MP1を保護するための乗員保護装置S1。乗員の腰部MWを拘束可能なラップベルト10を備えるシートベルト7と、インフレーター17と、ラップベルトの部位に折り畳まれて収納されて、インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて前方に突出しつつ、乗員の膝K1を拘束するように膨張可能なエアバッグ25と、を備える。エアバッグが、膨張完了時に乗員の左右の膝の前方において左右方向に沿って延びるように配設されてる膝拘束部28と、膝拘束部をラップベルト側に連結する連結部材と、を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
乗員の腰部を拘束可能なラップベルトを備えるシートベルトと、
インフレーターと、
前記ラップベルトの部位に折り畳まれて収納されるとともに、前記インフレーターの作動時に、前記インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて、前方に突出しつつ、前記乗員の膝を拘束するように膨張可能なエアバッグと、
を備え、
前記エアバッグが、
膨張完了時に、前記乗員の左右の膝の前方において左右方向に沿って延びるように配設されて、前記各膝を拘束可能とされる膝拘束部と、
前記膝拘束部を前記ラップベルト側に連結する連結部材と、
を備えていることを特徴とする乗員保護装置。
続きを表示(約 710 文字)
【請求項2】
前記エアバッグが、前記インフレーターから吐出される膨張用ガスを前記膝拘束部側に流出可能とされるガス流路部を、備え、
該ガス流路部が、
膨張完了時の前記エアバッグの後端側において左右方向に沿って配設される横流路部と、
膨張完了時の前記エアバッグの左端側と右端側とにおいて、それぞれ、前記横流路部と前記膝拘束部とを連結するように配設される2つの縦流路部と、
を、備える構成とされ、
前記連結部材が、可撓性を有したシート体から構成されるとともに、少なくとも前縁側と後縁側とを、それぞれ、前記膝拘束部と前記横流路部とに連結され、
前記横流路部が、前記エアバッグの膨張完了時における下面側の領域で、前記ラップベルトに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の乗員保護装置。
【請求項3】
前記膝拘束部が、それぞれ、前記膝を拘束可能とするように、前後で2つ並設される前側部位と後側部位と、を備える構成とされ、
前記エアバッグが、前記シートにおける座部の前端に前記膝を近接させるようにして着座している乗員の検知時に、前記後側部位を膨張させるように、膨張を制御されていることを特徴とする請求項2に記載の乗員保護装置。
【請求項4】
前記膝拘束部と前記横流路部との間に、両端側を前記各縦流路部に連結させて構成される補助膨張部が、配設され、
該補助膨張部が、前記エアバッグの膨張完了時に、前記連結部材と前記乗員の大腿部との間の間に介在されるように膨張することを特徴とする請求項2または3に記載の乗員保護装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両のシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、乗員保護装置としては、シートに着座した乗員の膝を保護するための膝保護用エアバッグ装置があった。膝保護用エアバッグ装置は、膨張させたエアバッグによって、シートに着座している乗員の膝の前方を覆うことにより、膝を拘束して、シートに対する乗員の前方移動を規制し、また、膝の前方に配置される車体側の部材から膝を保護するものであった。従来では、膝保護用エアバッグ装置として、乗員の膝の前方となる車体側の部材(例えば、運転席前方のインストルメントパネルの内部)に、搭載させている構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-84615公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のごとく、乗員保護装置としての膝保護用エアバッグ装置を、車体側のインストルメントパネル等に搭載させる場合、特に助手席に着座した乗員を保護する場合には、車室内のデザイン等によって、内装材であるインストルメントパネルに対して、シート(助手席)が離れて設置される場合がある。膝保護用エアバッグ装置の搭載位置がシートから離れている場合、膨張したエアバッグによって膝を迅速に拘束できず、シートに対する乗員の前方移動を規制できない虞れがあった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、車室内の部材の形状に拘わらず、シートに着座した乗員の膝を的確に拘束できて、シートに対する乗員の前方移動を規制可能な乗員保護装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る乗員保護装置は、車両のシートに着座した乗員を保護するための乗員保護装置であって、
乗員の腰部を拘束可能なラップベルトを備えるシートベルトと、
インフレーターと、
ラップベルトの部位に折り畳まれて収納されるとともに、インフレーターの作動時に、インフレーターから吐出される膨張用ガスを内部に流入させて、前方に突出しつつ、乗員の膝を拘束するように膨張可能なエアバッグと、
を備え、
エアバッグが、
膨張完了時に、乗員の左右の膝の前方において左右方向に沿って延びるように配設されて、各膝を拘束可能とされる膝拘束部と、
膝拘束部をラップベルト側に連結する連結部材と、
を備えていることを特徴とする。
【0007】
本発明の乗員保護装置は、乗員の着座しているシート側に、配設されるものであり、具体的には、シートへの着座時に乗員の装着しているシートベルトにおけるラップベルトの部位に折り畳んで収納させたエアバッグを、内部に膨張用ガスを流入させて前方に突出させるように膨張させて、膝を拘束する構成である。すなわち、本発明の乗員保護装置は、従来の膝保護用エアバッグ装置のごとく、車体側の部材に搭載させるものではないことから、車室内空間のデザイン(車室内の部材の形状)に拘わらず、エアバッグの膨張時に、膝拘束部を、乗員の膝の前方に近接して配置させることができて、近接して配置される膝拘束部により、乗員の膝を安定して拘束することができる。また、本発明の乗員保護装置では、膝拘束部は、連結部材によってラップベルト側に連結される構成である。そのため、エアバッグの展開膨張時に、内部に膨張用ガスを流入させつつ、前方に突出するようにして膨張する膝拘束部が、ラップベルトから大きく離れるように、過度に前方へ突出することを抑制できる。そのため、膝拘束部によって乗員の膝を迅速に拘束することが可能となり、腰部を拘束しているラップベルトと協働して、乗員がシートに対して前方に移動することを、的確に規制することができる。
【0008】
したがって、本発明の乗員保護装置では、車室内の部材の形状に拘わらず、シートに着座した乗員の膝を的確に拘束できて、シートに対する乗員の前方移動を規制することができる。
【0009】
また、本発明の乗員保護装置において、エアバッグを、インフレーターから吐出される膨張用ガスを膝拘束部側に流出可能とされるガス流路部を、備え、
ガス流路部を、
膨張完了時のエアバッグの後端側において左右方向に沿って配設される横流路部と、
膨張完了時のエアバッグの左端側と右端側とにおいて、それぞれ、横流路部と膝拘束部とを連結するように配設される2つの縦流路部と、
を、備える構成とし、
連結部材を、可撓性を有したシート体から構成するとともに、少なくとも前縁側と後縁側とを、それぞれ、膝拘束部と横流路部とに連結させ、
横流路部を、エアバッグの膨張完了時における下面側の領域で、ラップベルトに取り付けるような構成とすることが、好ましい。
【0010】
乗員保護装置をこのような構成とすれば、インフレーターから吐出される膨張用ガスが、横流路部と、左右の縦流路部と、を経て、膝拘束部内に流入することから、仮に、膨張用ガスを、エアバッグの後端側における左右の一方側のみ(すなわち、横流路部の左端側あるいは右端側)から内部に流入させる構成としても、内部に流入した膨張用ガスが、エアバッグを、左右にバランスよく、迅速に膨張させることができる。また、このような構成の乗員保護装置では、エアバッグが、膨張完了状態を上下方向側から見た状態において、内部に膨張用ガスを流入させて膨張する部位(横流路部と、2つの縦流路部と、膝拘束部)を、略四角環状に配置させるような構成とされることから、内部に膨張用ガスを流入させて、ラップベルトから前方に突出するように展開膨張する際に、エアバッグが、上方から見た状態で略四角環状となる形状を、迅速に賦形するように膨張することとなって、前後左右に大きくぶれることも抑制できる。そのため、膝拘束部を、乗員の膝の前方に迅速に配置させることができて、乗員がシートに対して前方移動することを、迅速に規制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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