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公開番号
2025066922
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176504
出願日
2023-10-12
発明の名称
半導体装置
出願人
ローム株式会社
代理人
弁理士法人あい特許事務所
主分類
H10D
84/80 20250101AFI20250417BHJP()
要約
【課題】主面に高低差を有する半導体装置であって、主面側の各コンタクト部においてコンタクト不良が発生することを防止できる半導体装置を提供する。
【解決手段】
チップ2の第1主面3に形成された第1素子20を含む第1領域6と、第1主面3に形成された第2領域7と、第1主面3を被覆する層間絶縁層12と、層間絶縁層12に埋設された第1コンタクト38,41および第2コンタクト126,223とを含み、第1主面3は、第1領域6において第2領域7よりも選択的に低く形成されており、第1コンタクト構造は、トレンチ61,71と、トレンチ61,71に埋設され、第1コンタクト38,41が接続された導電性の埋設体63,73とを有するトレンチコンタクト構造を含み、平面視において、第1コンタクト38,41は、第2コンタクト126,223よりも長い形状を有している、半導体装置1を提供する。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1主面およびその反対側の第2主面を有するチップと、
前記第1主面に形成された第1素子を含む第1領域であって、第1コンタクト構造を有する第1領域と、
前記第1主面に形成され、第2コンタクト構造を有する第2領域と、
前記第1主面を被覆する層間絶縁層と、
前記層間絶縁層に埋設された第1コンタクトおよび第2コンタクトであって、前記第1コンタクト構造に電気的に接続された第1コンタクト、および前記第2コンタクト構造に電気的に接続された第2コンタクトとを含み、
前記第1主面は、前記第1領域において前記第2領域よりも前記第2主面側に選択的に低く形成されており、
前記第1コンタクト構造は、トレンチと、前記トレンチに埋設され、前記第1コンタクトが接続された導電性の埋設体とを有するトレンチコンタクト構造を含み、
平面視において、前記第1コンタクトは、前記第2コンタクトよりも長い形状を有している、半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記トレンチコンタクト構造は、前記第1領域を外側から絶縁分離するトレンチ分離構造を含み、
前記トレンチ分離構造は、前記トレンチにより形成された分離トレンチと、前記分離トレンチに埋設された前記埋設体により形成された分離電極とを含み、
前記第1コンタクトは、前記分離電極に接続されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記トレンチコンタクト構造は、前記第1素子の一部を構成するトレンチゲート構造を含み、
前記トレンチゲート構造は、前記トレンチにより形成されたゲートトレンチと、前記ゲートトレンチに埋設された前記埋設体により形成されたゲート埋設体とを含み、
前記第1コンタクトは、前記ゲート埋設体に接続されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記トレンチゲート構造は、前記ゲート埋設体が前記ゲートトレンチにおいて上下方向に上電極および下電極に分離配置されて形成されたマルチ電極構造を有し、
前記第1コンタクトは、前記上電極に電気的に接続されている、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記上電極は、前記第1素子の電流のオンオフを制御するゲート電極を含む、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ゲートトレンチにおいて前記上電極の上方には、前記ゲートトレンチの壁面および前記上電極により区画されたリセス空間が形成されている、請求項4に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記トレンチゲート構造は、前記ゲート埋設体が前記ゲートトレンチにおいて上下方向に上電極および下電極に分離配置されて形成されたマルチ電極構造を有し、
前記第1コンタクトは、前記下電極に電気的に接続されている、請求項3に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記トレンチコンタクト構造は、前記トレンチゲート構造の長さ方向における端部に形成され、前記ゲートトレンチに連通する接続トレンチ、および前記接続トレンチに埋設され、前記第1主面から前記上電極の側方を通って延び、前記下電極に接続された接続電極を含むトレンチ接続構造を含み、
前記第1コンタクトは、前記接続電極に接続され、前記接続電極を介して前記下電極に電気的に接続されている、請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
複数の前記トレンチコンタクト構造が第1方向に隣り合って形成されており、
前記第1コンタクト構造は、隣り合う前記トレンチコンタクト構造で挟まれた前記チップの一部からなるメサコンタクト構造をさらに含み、
前記第1コンタクトは、前記メサコンタクト構造に接続されている、請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記複数のトレンチコンタクト構造は、
前記第1領域を外側から絶縁分離するトレンチ分離構造であって、前記トレンチにより形成された分離トレンチと、前記分離トレンチに埋設された前記埋設体により形成された分離電極とを含むトレンチ分離構造と、
前記第1素子の一部を構成するトレンチゲート構造であって、前記トレンチゲート構造は、前記トレンチにより形成されたゲートトレンチと、前記ゲートトレンチに埋設された前記埋設体により形成されたゲート埋設体とを含むトレンチゲート構造とを含み、
前記メサコンタクト構造は、前記トレンチ分離構造と前記トレンチゲート構造との間に挟まれた分離側メサコンタクト構造を含み、
前記分離電極、前記ゲート埋設体および前記分離側メサコンタクト構造のそれぞれに前記第1コンタクトが接続されている、請求項9に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特許文献1は、半導体層と、電気的に独立した複数の制御信号が個別的に入力されるように半導体層に電気的に独立して形成され、アクティブクランプ動作時のオン抵抗が通常動作時のオン抵抗とは異なるように個別的にオンオフ制御される絶縁ゲート型の複数のトランジスタとを含む、半導体装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-97649号公報 [概要] 本開示の一実施形態は、主面に高低差を有する半導体装置であって、主面側の各コンタクト部においてコンタクト不良が発生することを防止できる半導体装置を提供する。
【0004】
本開示の一実施形態に係る半導体装置は、第1主面およびその反対側の第2主面を有するチップと、前記第1主面に形成された第1素子を含む第1領域であって、第1コンタクト構造を有する第1領域と、前記第1主面に形成され、第2コンタクト構造を有する第2領域と、前記第1主面を被覆する層間絶縁層と、前記層間絶縁層に埋設された第1コンタクトおよび第2コンタクトであって、前記第1コンタクト構造に電気的に接続された第1コンタクト、および前記第2コンタクト構造に電気的に接続された第2コンタクトとを含み、前記第1主面は、前記第1領域において前記第2領域よりも前記第2主面側に選択的に低く形成されており、前記第1コンタクト構造は、トレンチと、前記トレンチに埋設され、前記第1コンタクトが接続された導電性の埋設体とを有するトレンチコンタクト構造を含み、平面視において、前記第1コンタクトは、前記第2コンタクトよりも長い形状を有している。
【図面の簡単な説明】
【0005】
図1は、本開示の一実施形態に係る半導体装置を示す模式的な平面図である。
図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。
図3は、図1に示す半導体装置の電気的構成を示す概略回路図である。
図4は、出力トランジスタの構成を示す概略回路図である。
図5は、図1に示す出力領域を示す平面図である。
図6は、図5に示す出力領域の要部を示す拡大平面図である。
図7は、図5に示す出力領域の要部を示す拡大平面図である。
図8は、図5に示す出力領域の要部を示す拡大平面図である。
図9は、図5に示す出力領域の更なる要部を示す拡大平面図である。
図10は、図6に示す出力領域の要部を示す拡大斜視図である。
図11は、図6に示すXI-XI線に沿う断面図である。
図12は、図6に示すXII-XII線に沿う断面図である。
図13は、図6に示すXIII-XIII線に沿う断面図である。
図14は、図6に示すXIV-XIV線に沿う断面図である。
図15は、図6に示すXV-XV線に沿う断面図である。
図16Aは、前記半導体装置の製造工程の一部を説明するための図である。
図16Bは、図16Aの後の工程を示す図である。
図16Cは、図16Bの後の工程を示す図である。
図16Dは、図16Cの後の工程を示す図である。
図16Eは、図16Dの後の工程を示す図である。
図16Fは、図16Eの後の工程を示す図である。
図16Gは、図16Fの後の工程を示す図である。
図16Hは、図16Gの後の工程を示す図である。
図16Iは、図16Hの後の工程を示す図である。
図17は、図1に示すロジック回路領域を示す平面図である。
図18は、図17のロジック回路領域の模式的な断面図である。
図19は、図18の領域XIXの拡大図である。
図20は、図1に示す増幅回路領域を示す平面図である。
図21は、図20に示すXXI-XXI線に沿う断面図である。
図22は、図20に示すXXII-XXII線に沿う断面図である。
図23は、図21の領域XXIIIの拡大図である。
図24は、図1の出力領域および制御領域の第1主面の高低差を説明するための図である。
図25は、エッチングレートとコンタクト深さとの関係をコンタクトの大きさごとに示す図である。
【0006】
[詳細な説明]
以下、添付図面を参照して、実施形態が詳細に説明される。添付図面は、模式図であり、厳密に図示されたものではなく、縮尺等は必ずしも一致しない。また、添付図面の間で対応する構造には同一の参照符号が付され、重複する説明は省略または簡略化される。説明が省略または簡略化された構造については、省略または簡略化される前になされた説明が適用される。
【0007】
比較対象(comparison target)が存する説明において「ほぼ(substantially)等しい」の文言が使用される場合、この文言は、比較対象の数値(形態)と等しい数値(形態)を含む他、比較対象の数値(形態)を基準とする±10%の範囲の数値誤差(形態誤差)も含む。実施形態では「第1」、「第2」、「第3」等の文言が使用されるが、これらは説明順序を明確にするために各構造の名称に付された記号であり、各構造の名称を限定する趣旨で付されていない。
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る半導体装置1を示す平面図である。図2は、図1に示すII-II線に沿う断面図である。図1および図2を参照して、半導体装置1は、直方体形状に形成されたチップ2を含む。チップ2は、この形態(this embodiment)では、Si単結晶を含むSiチップである。
【0009】
チップ2は、ワイドバンドギャップ半導体の単結晶を含むワイドバンドギャップ半導体チップからなっていてもよい。ワイドバンドギャップ半導体は、Siのバンドギャップよりも大きいバンドギャップを有する半導体である。GaN(窒化ガリウム)、SiC(炭化シリコン)、C(ダイアモンド)等が、ワイドバンドギャップ半導体として例示される。たとえば、チップ2は、SiC単結晶を含むSiCチップであってもよい。
【0010】
チップ2は、一方側の第1主面3、他方側の第2主面4、ならびに、第1主面3および第2主面4を接続する第1~第4側面5A~5Dを有している。第1主面3および第2主面4は、それらの法線方向Zから見た平面視(以下、単に「平面視」という。)において四角形状に形成されている。法線方向Zは、チップ2の厚さ方向でもある。
(【0011】以降は省略されています)
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